【FGO】第七の聖杯 絶対魔獣戦線 バビロニア【第2節 人類最古の城塞都市 2-3】
七度目の聖杯探索の舞台は紀元前2655年。
それは人間が神と袂を分かった最初の時代。
人類を滅ぼさんと結託した「三女神同盟」の魔の手。
ウルクを飲み込もうとする滅びの予言。
絶対的な終焉を前に、今、最大の戦いが幕を開ける-------!
・前回まで
最後の特異点修復のため、最古の人類史メソポタミアへとレイシフトをしたカルデアマスターとマシュ。
エルキドゥと名乗る少年に案内された森の中で、あの伝説の魔術師マーリンとアナという女性サーヴァントに出会った。
そして、マーリンの一言から、エルキドゥは既に死んでいて、いま目の前にいるエルキドゥを名乗る男はソロモンの協力者であることが判明。マーリンの幻影魔術によってエルキドゥから逃れた一行は、そのままウルクへと足を伸ばした。
マーリンの話はエルキドゥの話と一致する。
どうやらエルキドゥの説明には嘘はなかったようだ。
現状得られた情報を組み合わせて、ロマンが今のメソポタミアの状況をまとめて説明した。
三女神同盟の詳細は?もしかして落っこちてきたあのツインテ?
マーリンと話していてわかったことがある。
自分が解決したいことは要件を端的に、かつ具体的にいうのに、時々それを意図的にはぐらかしてしゃべっている。
恐らく、彼は三女神の詳細を知っているのだろうが、今言う気はないようだ。
聞こうか聞くまいか、そんな躊躇い混じりにロマンが聞いた。
嫌でもその顔が脳裏に浮かぶ。
気難しさ、面倒臭さでは全サーヴァント中トップクラスだ。
加えて当時のウルク王時代とくれば、王様度3倍増しなのは少し考えればわかる。
つまり、まともに会話すらできるか怪しい。。。
なにそれ怖い。
(立派な雑種だね)←後が怖いので口には出さない。
さすがマシュ、詳しいね。
まぁ、わからないでもないけど、その人達、ここに実在してるんですよね。
なるほど。
ごもっとも。そこらへんはよく知ってるよ。
さて、どうしろと?
よくよく考えたらこの時代最高の権力者に会いに行くんだから、そもそも謁見すらさせてもらいないかもね。
ええこやん。
というわけで一行は魔獣を狩りつつ、ウルクを目指す。
しかし、日中徒歩の移動は辛い。キャメロットではダ・ヴィンチちゃんのバギーがあったからまだ楽だったものの、ここでは完全徒歩だ。
移動はマーリンは転移の術を使えるとカルデアのアルトリアから聞いたことがあるので、訪ねてみたら旅の醍醐味が台無しだとかなんとかはぐらかされてしまった。
そして、半日も歩けば、ウルクの城門が見えた。実はマーリンだけ魔術でふわふわ浮いていたのを後で知って、彼への殺意が一段階上がった。