【FGO】第七の聖杯 絶対魔獣戦線 バビロニア【第2節 人類最古の城塞都市 2-4】
七度目の聖杯探索の舞台は紀元前2655年。
それは人間が神と袂を分かった最初の時代。
人類を滅ぼさんと結託した「三女神同盟」の魔の手。
ウルクを飲み込もうとする滅びの予言。
絶対的な終焉を前に、今、最大の戦いが幕を開ける-------!
森を出てから10時間、休み休み歩いて目的地ウルクへ着いた。
城門を見ると、街というより要塞だった。
こっそりいけないかな。
(あの、おもいっきり見つかっちゃったんですけど。。)
口からデマカセを湯水のように滴らせるこの男を、フードの下から睨みつけているアナに気づいた。
うん、世界最高の詐欺師とは良く言ったもんだ。
兵士がアナをじっと見つめている。そのローブの下には大きな鎌がある。もちろん、こんな物騒な物を持っていたら一発で衛兵を呼ばれてしまう・・・!
一流ホテルの受付でも十分やっていけそうな兵士と挨拶を交わして、一行はウルク市に入った。
アナはさっきの砂糖菓子をコロコロ口の中で舐めている。
中に入ると・・・
横にロマンがいたらつねりたいぐらい目を疑う光景だった。
こんな、魔獣だらけの世界で、人々はあんなに笑顔に生活しているのだから。
まるで自分で成したことのように自慢げにマーリンは語っている。
マーリンはロマンに挑発するように言った。
ただ、先程も言ったが、マーリンは別に何もしていない。
ジグラッド。
街の中心に立つ一番高い建造物だ。そこには、街を治めるウルクの王がいる。
ついに、ご対面と来ましたか。。。英雄王。