【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

妖狐×僕SS 第03話「ほんとうの契約」







「凛々蝶ちゃんの制服姿・・・メニアック!!」



 朝っぱらから凛々蝶のニーソと太ももの間に指を突っ込もうとする雪小路野ばら(ゆきのこうじ のばら)。

 一方、白鬼院凛々蝶(しらきいんりりちよ)はその過去の話を垣間見せる。先祖返りとして生まれた自分は一族の繁栄の証として大事に扱われていた。だが凛々蝶自身はそんな立場を理解していながらも、逆に普通に生活している妹に嫉妬していた。だがそれを聞いた父親はその時一度だけ凛々蝶を叱った。


「お前にわかるか?あの子がお前と比べられ、どれほど惨めな立場でいるか・・・」


 生まれてきた自分の立場を理解しつつも、周りの人間は自分を一人の人間として見てくれない。


「凛々蝶様!ここにいらしたのですね!おはようございます!」

「お・・・おはようございます・・・。」


 しかし御狐神双熾(みけつかみそうし)はSS(シークレットサービス)として、そして一人の人間として凛々蝶を見てくれている。こんなに尽くしてくれている。しかし、昨日送ったメールをプリントしてラミネート加工して金庫に入れるってのはもう本当に・・・。これではおちおち気軽にメールもできないな・・・。


 そして、凛々蝶は高校へ。入学式と共に懇親会というパーティがある学校らしく、成績トップで入学した凛々蝶が代表挨拶をするそうです。


 しかし、いざ学校へ来てみれば早速陰口が囁かれます。出る杭は打たれるのが世の中ですが、そんな嫌味な連中に凛々蝶は得意(?)の悪態で撃退。まぁ、彼女自身は悪態をつくのが自分の嫌いな部分でもあり心の中では後悔するばかり。また余計な事を言って周りに迷惑をかけてしまわないかとそんな事ばかりを考えてしまいます。


 そんな時、教室へ入る前の扉の前で髏々宮(ろろみや)カルタにポッキーでつんつん。思わぬ不意打ちについ悪態が出てしまう凛々蝶ですが、そんな凛々蝶の言葉を無視して「いこ。」と教室へ誘うカルタちゃんかわいい!


・・・・・・・・

 早めに学校が終わり迎えに来てもらうまで時間があったので自分で歩いて帰る凛々蝶様。こういう時に電話で連絡しておけば・・・と後で携帯の使い道に気づきます。まだ「はがない」凛々蝶様は携帯の使い道が少ないんですね・・・。



 そんな折、妖館へ帰ると門の前でデバガメしている二人の姿が。


「ただならぬ空気よね・・・ていうか美人じゃない?」

「ていうか巨乳じゃない?」


 そこにいたのは双熾と見知らぬ女性。どうみてもただ話しているようには見えず、そうこうしているうちに二人の顔は零距離に。そんな男と女の世界を見てしまった凛々蝶。

 双熾の話では、以前告白されてずっと言い寄られていて、これっきりで別れるから・・・とキスを迫られたそうです。

 あれだけ自分にZOKKONだった双熾の思わぬ姿に失望する凛々蝶。所詮彼もまた、自分の存在にいいよってきただけの男だったのか。


「凛々蝶様がそうおっしゃるなら・・・。」


 エレベーターで別れを告げる凛々蝶。しかし、そんな彼への言葉もまた凛々蝶自身と彼の姿を重ねた上での悪態であり、結局翌朝、目にクマをつくるくらい後悔してしまう。

 ともあれ、懇親会もあるので野ばらに手伝ってもらってドレスアップ。

 メニアックな彼女は反之塚連勝(そりのづかれんしょう)のSSだが、萌え要素が無いぺらぺらな一反木綿じゃシュレッダーにかけたいぐらいウザいらしいです。連勝逃げてー!

 




・・・・・・・・・・・・・


 来る懇親会。並べられた料理、着飾る人々、そんな中やはり慣れない相手への悪態で凹む凛々蝶様。その姿を学校の連中が見つけ、本人に聞こえるボリュームで陰口を言い合います。

 もちろん会場にいた妖狐(いぬ)こと双熾の沸点が最高潮に。びしょ濡れになるモブ2人。


「すみません。余りにも腹がたったので・・・。」


 凛々蝶への前言を撤回してくれれば土下座でもなんでもするという双熾だが、自分のためにしてくれたのだからと凛々蝶は自分自身で水を被る。

「その必要はない。彼はボクのSSだ。責任は僕にある。」

「これでいかがかな。」

ここでは彼女の人前限定の勝気な性格がいい意味で出ましたね。そして、そのまま舞台の挨拶へ。しかし彼女はもう一人ではなかった。



「(いるんだ・・・ボクにも、わかろうとしてくれる人が・・・。)」


 自己嫌悪に陥っていた凛々蝶を、一人の人間として見てくれている双熾の想いが改めて真剣で、そして本当に大切に思っている事がよく伝わる話でした。第3話「ほんとうの契約」として二人は指切りをして今回の幕を閉じます。

「今度こそ、離れませんよ・・・嘘ついたら針千本・・・」

「うん。」

「僕が飲みます―――。僕を殺さないでくださいね」



 なんちゅう殺し文句を―――!