【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

妖狐×僕SS 第07話「ふたりのよる」




「ここはメゾン・ド・章樫(あやかし)。通称妖館(あやかしかん)・・・。」



 それは突然やってきた。メイド1「小人村(ことむら)ちの」がスーパーの福引で当てた鉢植えがその全ての原因だった。

 繰り返す日常のほんの囁かな幸運。それを自慢気に反之塚連勝(そりのづかれんしょう)とそのSS(シークレットサービス)雪小路(ゆきのこうじ)野ばらに見せるちの。



 だが、その鉢植えには妖が隠れていた。最初にちのに襲いかかったのは(なんか勝手にムラムラしてた)野ばらだが、鉢植えの様子が急変したのを察知してちのをそのままの流れで抱き寄せる。鉢植えから飛び出したドロドロの粘着物は天井に届くまで膨れ上がり、その場にいた3人に襲いかかってきた。さらに膨れ上がる謎の物体に逃げるように凛々蝶たち他の住人は近場の部屋へ避難する。すると、部屋の中の様子が一変。野ばらの話だと、これは妖館の対妖怪用セキュリティ結界との事。普段はこのマンションの結界は厳重だが、仮死状態で鉢植えに紛れていた妖にはさすがに気かなかったとの事。



ちの「仮死状態・・・?」


野「(あぁ・・・やっぱりかわいい!)」


 そして妖が館内で出現した事により、館内のセキュリティが発動。部屋ごと空間を隔離して部屋毎に結界を張ってあるから、妖が消える朝まで待てば大丈夫らしい。大事なのは、「結界内の扉をひとつでも開ければ全ての部屋の結界が解ける」事。

ち「うん、じゃあ朝までカーニバルだね!」

野「サバイバル(?)ね!うふ・・・うふふ(´∀`*)。」

連「なんだかなぁ・・・。」



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 一日の終わりの凛々蝶との別れ際に今回の事態に遭遇した鬼妖狐コンビ。急遽凛々蝶の部屋に避難してその場を凌ぎます。その他、別の階の廊下では、驚いた拍子でラスカル(豆狸)に戻った渡狸卍里(わたぬきばんり)とそれをいじるSS夏目残夏(なつめざんげ)。



 自分の窮地をほったらしでカルタカルタと心配しますが、結界から出ると全部の結界も消えてしまうので夏目が適当にはぐらかします。



 当のカルタ本人は、セキュリティ起動時限定の「欲しい物がある程度なんでも出てくる空間」で食材を調理してました。完成品が出ないのか、意外と料理が好きなのか(でも素材のまま食べる子ですよね)。とにかくいつものカルタでした。


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凛「まぁ。どのみち今夜はここで過ごす以外なさそうだな・・・。」


 しばらくして、部屋で双熾と二人きり。という状況に不整脈が止まらない凛々蝶様。だけど、彼女もこの機会を利用して日頃の彼への感謝の言葉を伝えようとタイミングを伺いますが・・・。





ち「あっちに色々あったよー!」

野「・・・・・長い夜になりそうね!!(´∀`*)」


 各自この窮地を存分に満喫しているの図。



 そんな感じで夜は更けていく・・・・。後半。


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「あっ。野ばらさん・・・そんな・・・だめ。」

「ん〜、ここはどうかしらぁ?」

「ひゃん!そ・・・そこは・・・初めてだから優しくしてって言ったのに・・・。」

「んふ。」

「じゃあ私も!どこを責めたらいいかわかってるんだから!!」

「あぁ!!ちのちゃんスゴい!そんなところを責めるなんて・・・あぁ!!」





「王手!!」


 という将棋の模様を薄目で見つめるご主人様。こういうやり取りで動揺する人間がいないってのも珍しいですね。そして、野ばらはわざとそういう喋り方で誘導して、自分でメニアックしてる確信犯です。


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双「本来なら僕もご一緒し、お背中を流さなければいけないところ・・・男であるばかりに・・・行き届かず・・・。」



凛「わかった。気にするな。」


 さきほども説明したが、どうやらこのセキュリティモードの妖館は、居住者に都合の良いものを用意できるらしく、風呂上がりの凛々蝶の召し物が「明らかに双熾好み(+視聴者サービス)」だったのは怖い。さりげなく自分の要求を潜り込ませる双熾のテクニックは本当に油断できませんね。


凛「こんなものどこにあったのだ・・・。」


双「はぁ・・・・凛々蝶様のそのようなお姿にお目にかかれるとは・・・。とても素晴らしいです、形に残したいです。」


凛「それは結構な事だな。写真でも撮るか?」ピロリーン(速攻)「なっ!」


双「待ち受け画面にしてもよろしいですか?」

凛「なっ!良いわけない!!」


 距離をとっているのかなんなのか。とりあえず部屋の中にいると双熾のテンションはかなり高い様子。言ってる事はほストーカーですがww

 とりあえず横になって朝まで過ごす事に。双熾は寝ずに朝までお守りします。と言うので任せる事に。




 まぁ、思春期の不整脈の原因がわからない彼女は双熾がカーテンの向こう側にいる、という状況だけで眠れる訳がないのですが・・・。

 それでも彼女は、自分の悪癖と戦いながら「ありがとう」と呟いたその言葉を彼に送ります。彼は相変わらず一歩どころか二歩も三歩も引いたままで、もったいない言葉だと返します。

今はまだカーテン越しでも、いつか面と向かって・・・。それは。


でも。だからこそ・・・。



 僕も君に返したい・・・。


 それはまだ胸に秘めて、彼女と妖狐(いぬ)は静寂の夜の中へ。



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 その頃、切り取られた空間は、実時間との時間経過が違うという理由で、「精神と時の部屋」的発想で修行(走り込み)をする渡狸。しかし、異空間を走る間に天井から廊下へ落下。その衝撃で隠れていた扉を開けてしまいます。



 外の妖気を感じた住人はそれぞれ妖怪化し、侵入者を迎え撃とうとします。戦力が極端に低い百目とラスカルのところへ、カルタも本能で(伊勢海老かじりつつ)駆けつけます。



 そして、正体を現した妖怪正体は――――――。


「おばりよん」


 なんと暗闇からおぶさってくる妖怪。双熾曰く凛々蝶様にはとても恐ろしいとの過保護っぽりですが・・・・。凛々蝶は襲いかかってきた「おばりよん」の餌食になってしまいます。





 こ・・・これは・・・!



 というわけで双熾が一閃して妖怪は消滅。一同は無事朝を迎えます。なんと人騒がせな・・・。





エンディングテーマ
「太陽と月」
歌 反之塚連勝(細谷佳正
  雪小路野ばら(日笠陽子
作詞 uRy
作曲 CHI−MEY
編曲 大久保友裕/CHI−MEY
アニプレックス


上の空で気づいてた
微笑むときも涙する日も
君は綺麗な君さえ
大切なモノっと解っていた 

遠い遠い思い出から
懐かしいフレイバーこぼれ落ちて
ありきたりの言葉で
雨上がりの空が教える


羽を上げ ふと見上げれば
そう永遠に My Friend
変わらないモノを
離れてても 同じ星を見てるから 
そう 繋がる ロンリー



羽を伸ばして 軽やかに
行ったり来たりjust make me feel so good


空と鳥 かけがいのない
風に揺られてFly me to the sky

星につかまり 強がりを
ウィンクと共にjust make me feel so good


太陽と月 付かず離れず
照らし合う夢 抱きながら



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 平穏。とりあえず寝ましょうか。




 次回は、お風呂上がりに悶々とした凛々蝶ちゃんが、夜、双熾の部屋に行く話!!


次回、「お茶と距離」



 果たして二人の距離は縮まるのか?それとも・・・・。