【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

【FGO舞台感想 ネタバレ】完全再現された燃え上がる神々と人との戦い【絶対魔獣戦線バビロニア】

 

 

うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉoooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!11111111111

※完全再現された神々と人との神話劇を目の当たりにして語彙力が完全に消失したマスター。

 

 

 

 

 

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というわけで舞台、絶対魔獣戦線バビロニアに行ってきました。行ったというか、もう行った。あそこは間違いなくあの時メソポタミアだった。

 

さて、私は今回がFGO舞台初デビューです。

既にキャメロットが大変好評であったことは承知しているので、もう何の疑いもないのですが、キャメロットよりも、再現が難しいキャラクター・場面が多いこの第七特異点をどう実写、舞台で演出しているのか、そこがやはり気になるというか、不安なところではありました。

 

しかし、発表されたキャスト陣を観て一安心。これはクオリティが高杉

 

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あのイシュタル、マーリン、ケツァル・コアトル、ゴルゴーンがちゃんと再現されている!!!!すごい!!!!

 

いや、コミケでもイシュタルやエレシュキガル、マーリン辺りはレイヤーさんを見かけるのですが、ケツァル・コアトルやゴルゴーンさんは凄い。この力の入れようには嫌でも期待が高まります。

 

 

 

 

というわけで、ここから先はネタバレありの本編の感想を・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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まず、レイシフトしてこれぞバビロニアという象徴として現れたのか魔獣ウカム。これがなんと見事に再現されていました。そして、それを華麗に踊るように倒すエルキドゥ。彼のアクションは、この舞台で一番精錬されていて、その長い髪が踊るように舞台の上を舞っていました。常人では絶対できないような身のこなし、立ち振舞いは、サーヴァントの戦いとはまた違い、どこか兵器のようで、それこそ、人並み外れた異質さも、持っていました。

 

多くの英霊、キャラクターは何かしら武器を持っていますが、彼はなんと素手でしかも裸足です。そんな中でも鎖を使った戦闘は、舞台の投影技術(エミヤではなくプロジェクターの方)と見事に合わさって再現されていました。しかも、流れるような戦闘演出に完璧に合わせていた役者さんの動きは文字通り神がかってました。

 

個人的にぐっときたのは、彼が立ち去る時、「さっ」と一瞬で消えるんですけど、本当に一瞬で消えるんです。それはステージの演出で照明を落としているだけじゃなくて、彼自身が本当に素早く舞台から飛ぶように消えるのが、なんとも彼らしくて凄いなぁと感心してしまいました。

 

 

 

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そして、藤丸とマシュの前に現れたマーリンとアナ。マーリンの話しから、エルキドゥは偽物であることがバレてしまい、アナと戦闘に。

ここは、実はマーリンの幻術で時間稼ぎしているわけですが、その幻術にかかった演出も見事でした。舞台の使い方というか、虚像と実像をスクリーンを使って、うまく投影(この投影はエミヤの投影ではなくプロジェクターの方)されていて、こっちもだまされたー!!ってなります。なりました。

 

あとアナが小さくて小さくて大変可愛いです。もうどうなってるの、あのサイズ感まで再現されていて、マジでアナでした。その体格で身長ぐらいある鎌(ハルペー)を振り回すアクションは、小さい身なりの中でも迫力がありました。決してひ弱じゃないちゃんと彼女もサーヴァントなんだ、ということが感じられて良かったです。

 

アナは中盤のおばあさんの話などもちゃんと織り交ぜられていて、非常に丁寧に扱われていたキャラクターでした。ゲームではなかなか映る場面も限られていましたが、舞台で見るとマーリンのそばでいつも不貞腐れたような、ちょっと怯えたような動きをしていて、改めてその存在感を感じられたのが良かったです。

 

彼女はライダーのメデューサより女神に近い存在であるため、人間味が薄く、感情の変化が少ないキャラですが、物語を通してそこが大きく変化していくのが見どころですね。人間嫌いな彼女にちゃんと寄り添ってあげる藤丸が良かったです。決してこども扱いするんじゃなくて、女性としてちゃんと配慮していたというか、入門のときの兵士に焼菓子(だっけ)をもらうシーンでは、藤丸の人間味が見れたシーンでもあったかなと思います。

 

 

 

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そしてマーリン。グランドろくでなしキャスター。「怪しいお兄さん」が完璧に再現されていたばかりが、登場時に「あのマーリンだって!?」と驚くロマンと一緒に「せんりがーん!キラッ☆キラッ☆」という謎のアイドルダンスが始まったので、会場の緊張感が一気に吹き飛びました。なんというか、N●Kの歌のお兄さんみたいな、でもそんな清潔感なくてむしろ酒くさそうな感じのする、絶妙な演技でした。終始、アナに不満気味にツッコまれるのが面白かったです(ユニコーンにセロリだね!という謎の表現とか)。

 

 

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マーリンは終始胡散臭くて、掴みどころの無いキャラクターでした。それは原作ゲームも本編も一緒で、安心するけど、信用しきれないというか、どこまで本気でどこまでいい加減なのか、何を考えているのか、その辺りのふわふわした感じが役者さんの演技から伝わってきました。ロマンとマーリンは終始この舞台中いろいろ観客を楽しませてくれるのですが、スポットが当たっていない部分でちょっといたずらしてたり、小道具で遊んでいたりと、観ていて本当に飽きないキャラクターでした。

 

ただ、決めるところは決める。最終決戦で、Busterのエクスカリバーを使ってたのは思わず「おぉ!」と唸りました。

 

あと、なんだかんだでアナに対して優しく接してあげてるところが大好きです。アナとの距離感、いいですよね。カーテンコールで、主要キャストが全員横一列になって手をつなぐ場面があったのですが、マーリンだけ両隣にいたアナとロマンから手繋ぎを拒否されていたのは笑いました。

 

最後まで徹底してるなぁ・・・。

 

 

 

 

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そしてロマンといえばこのセルフワイプ芸

カルデアからの通信」という設定をこの形にしようと思いついた人に称賛を送りたい。もう画面の向こうにいるはずなのに、舞台を右から左へ走り回るし、原作以上に台詞回しが多く、解説・解析・ツッコミ・ボケ・実況(?)まで幅広くこなしていました。あのセリフ量を噛まずに言えるのは本当にすごい。

 

あと、現地で何かあるとカルデアのロマンが何かとオーバーリアクションしていて観ていて飽きませんでした。イシュタルを仲間にするところとか、とにかく見せ場が多かったです。

 

個人的には、休憩開けにあったマロングラッセの下りが好きです。「ロマン」が「ロマン」について歌う。ちょっと笑いを取りつつも、でも歌詞はマシュと藤丸のことを言っているようで、実はロマンの事にも当てはまっていて、ロマンの正体を知った上で見ると、なんか勝手に涙が止まりませんでした。

 

 

 

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ウルクの再現度は本当に高くて、人の賑わい、活気さがリアルに伝わってくる感じで、ゲームの機械的なガヤガヤした感じとは違う、生きた人間だからこそ演出できる人の温かい賑わいというのがとても感じられました。主要キャスト以外のウルク民の皆さん、本当にありがとうございます。

 

そして、忙しそうにするギルガメッシュ王。ここの問答は本当に大好きで、全然話しを聞いてくれないのに、全部を見据えたような言い回しをする賢王が好きです。

 

三女神同盟を倒す代わりに、賢王の持つ聖杯をください、と藤丸が頼むと。

 

「ハハハ・・・・。ウハハハハハハハハハ!!ハーーーーッハッハッハッハッハッハ!!!!!!!!!!!!!こいつらは我を笑い殺す気か!!」

 

と賢王ジョークが炸裂したのが萌えポイントですね。その後も冗談で「ハハハ」と笑うシーンがあるのですが、普段とのギャップにこちらもくすりと笑ってしまいます。

 

しかし、役者さんのギルガメッシュの演技は本当に凄い。

エルキドゥの無機質で中性的な声の感じもそうですが、こんなにもカリスマ性と威圧感を込めたギルガメッシュの演技が関智一以外にも再現できる人物がいるとは思いませんでした。アーチャーのギルガメッシュよりも忙しいため、基本口調は早口なのですが、時折見せる落ち着いた雰囲気の声色はまさに生ギル。もう今日からみんなウルク民です。

 

 

 

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ただ、役作りの中で私が一番評価したいなと思うのはダ・ヴィンチちゃんでした。

なんというか、もう本当にダ・ヴィンチちゃんで(頭の悪い感想)、あのプロポーション、あの声、あの喋り方、あの立ち振舞、あの歌、もう芸術です。100点です。

 

FGOやっていると当たり前ですが、毎日のようにダ・ヴィンチちゃんの声を聞きます。一番聞き慣れている声が、目の前から聞こえてくるのです。それほど、坂本真綾さんを意識した口調をしっかりと再現されていて、本当に本当に本当に、ダ・ヴィンチちゃんがそこにいました。

 

物語の終盤手前、ダ・ヴィンチちゃんのソプラノが入るダンスがあるのですが、声量ハンパないし、声がキレイすぎるし、何もかも魅了されました。

 

序盤、ロマンとのやりとりももちろんあるんですが、過去映像化されたアニメ作品では、ダ・ヴィンチちゃんは登場していなかったので、二人の掛け合いがこういう形で聞けたのは本当に良かったです。

 

 

 

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ジャガーなんていなかったのニャー!

 

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途中、プロレス中継に繋がっていました。

三女神同盟の一柱、ケツァル・コアトルが襲撃するシーン。ウルクの街で繰り広げられた本当のプロレスアクション。

会場の熱気が最高潮に達して、本物の技が出る度に会場から拍手が巻き起こっていたのは異常な光景でした。俺は今、何を観ているんだ、と錯覚するほどです。

リアルに人の山を築く姿は、陽気で明るいお姉さんキャラにちらつく残酷さが再現されていて良かったです。今回舞台で、ああいう民衆の動きもちゃんと見えるのが、世界観をよりリアルに見せてくれるので本当に重要だなと感じました。

 

にしても、舞台の1シーンで本物のプロレスをするなんて、、、、、演じられていた役者さん、ウルク民の方々、本当にありがとうございます。

 

また、「デース!」の口調が声優の遠藤綾さんに合わせていて、ちょっとオチャラケた外国人風の言い方だったのが素敵でした。

 

あと、実装ロマン、解説ダ・ヴィンチのあの演出も会場爆笑でした。ロマン、君の台本はどれだけ分厚いんだ・・・・。

 

 

 

 

 

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女神といえば、ゴルゴーンもきちんと再現されていました。ゲームでも「で、でけぇ!デカ女じゃあ!(なぜか以蔵さん口調)」というぐらい巨躯である彼女は、独立して動く蛇の化身をいくつも使うことで、その体の大きさを再現していました。

 

また、なんというか、ゴルゴーンの怪物の見た目だけど、美女、という要素が完全にマッチしていて、原作の色っぽさと異質な感じを両立させた凄い演出の数々でした。

 

終盤、アナが正体を明かし、ゴルゴーンと対峙するシーンは必見。それぞれの蛇の動きが戦闘アクションを見事に再現していて、とても見ごたえがありました。

 

ゴルゴーンは下半身ヘビなので、ちゃんと下半身を見せないように、トグロを巻いた衣装になっているのもこだわりですね。

 

 

 

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冥界での1シーン。イシュタルとエレシュキガルの役作りが凄くて、マジで植田佳奈さんがしゃべっているようにしか聞こえなかったです。イシュタルの気の強い言い方、金に目が眩んで慌てる様子、ぶちギレた時の「ああもう!あったまきた!」(脳内再生余裕)というセリフが完全に凛でした。

 

また、イシュタルはかなり際どい服ですが、いい感じにアレンジされていて、その服に見合うスリムなプロポーションで(胸の方は・・・おっと誰k)

 

エレちゃんも衣装がとても似合っていました。本当に姉妹、というか、同じ人に見えるぐらい、演技はそれぞれ分けているけど、根っこは同じに見せている努力があったんだなと思いました。

 

夜、藤丸とイシュタルが二人で話すシーン。くしゃみで正体がエレちゃんとわかってしまうあのシーンですが、スクリーンを使ったうまい演出で、そうきたか、と感心しました。

また、二人の演技をシンクロさせていたのも凄い。舞台ならではの魅せ方でしたね。

 

 

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舞台の序盤・中盤・終盤とギルガメッシュとエルキドゥの過去の話しがあるのすが、それがもうしんどくてしんどくて涙腺崩壊決壊大洪水でした。

 

民の前では気高く弱いところを見せない賢王も、エルキドゥの前だけでは、本音がぽろりと漏れてしまう。

それは「友」としてエルキドゥを認めているからであり、賢王がそう信じているからこそ、最後に「カレ」は救われたんだと思います。

この辺は文字で語ると劣化するので、ぜひ皆様、今から行ける方は会場でご覧になってください。

 

 

 

 

あぁ、まだまだ書ききれない。。。。

 

他にもシドゥリさんとか、山の翁とか、奏者の人とか、最終決戦の話しとか、ラストのロマンのセリフとか、カーテンコールの尊すぎるやりとりとか色々話したいことあるんですが、あまりここで全部言うのももったいないので、おおまかな感想はこのへんで・・・・。

 

ちなみに鑑賞後、一緒にいったメンバー4人でガチャした結果、4人目のおっきーをお迎えしました。どうやら腐女子がずっと入ってしまっていたらしい。。。

 

 

みなさんも舞台、まだという方はこれを機会にぜひ足を運んでみてください。

 

私もDVD買います。