【FGO ストーリー】Fate/Accel Zero Order ACT-18 「堕ちた杯 後編」
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特異点Fより10年前の過去にあたる冬木市に現れた新たな特異点。
その時代、冬木は第四次聖杯戦争の最中にあった。
エルメロイⅡ世を案内役にレイシフトすることとなったマスター。
第四次聖杯戦争における特異とは何なのか。
真相を探るための闘いが始まる・・・。
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・前回まで
ゾォルケンによって召喚された黒い聖杯。現界したその悪意と戦うべく、ロード・エルメロイ||世は自身の諸葛孔明の霊格をウェイバーに渡し、黒聖杯討伐に向けた。
状況がつかめないウェイバーは自分を頼ってくれたロード・エルメロイ||世の意志を継ぎ、聖杯討伐へ向かう。
合流したセイバー・ランサー・抑止力のアサシンと共に、黒い聖杯の破壊に挑んだ。
黒アイリの攻撃は確かに脅威だった。
長年蓄積された呪いの塊をそのまま相手にぶつける攻撃。一度でも触れればそのまま死の概念が接触したものを襲い、そのまま消滅するだろう。
しかし、召喚されたばかりで魔力の制御がおぼつかないのか、攻撃は不安定なまま狙いが定まっていない。
エルメロイ達は攻撃を難なく躱しつつ、確実に黒アイリを追い詰めていった。
そう言い残し、アイリスフィールの姿のまま、黒い聖杯は霧となって消滅した。
ロマンから送られている敵パーソナルデータが消失したこと確認して、マシュが勝利を告げる。
自分が持ったサーヴァントの力に困惑しているウェイバーに、セイバーは言葉をかけた。
聖杯の寄り代を破壊した事で、セイバー達の体は消えつつある。
そうしてセイバー・ランサーのは英雄の座に戻っていった。それは聖杯戦争が終結した証でもある。
汚染された冬木の聖杯を破壊した今、1000年続いた御三家の悲願も潰えたに等しい。
そういう意味では、聖杯の成就を目的としたアイリスフィールには行き場が無かった。
自分の力を示すために躍起になっていた。
時計塔から出て成果を出せば認められると思っていた。
だが、実際に戦う力を手に入れて、ウェイバーは自分の考えが甘かったことを痛感した。
それはもう明確な、未来の自分からのメッセージだった。
エルメロイは答えなかった。自分でも答えを持っていないようだった。
抑止力のアサシンも「聖杯解体」を目的としていた。今回黒アイリを排除した事で、彼の目的も達成していた。
彼ら彼女らは理由を知らない。
それは別の聖杯戦争で出会い、混じり、繰り広げられる正義の味方の話。
抑止力としてあらゆる世界を行き来するアサシンと、平行世界に通じる可能性を持つ聖杯の寄り代であるアイリスフィールだからこそ、通じ合える感覚であった。
ソイツは笑った。心底おかしそうな言い方だ。
アンリは、直感的に悟る。このアサシンは苦手なタイプだ。この世全ての悪を持ってしても、抗うほどの。
二人の会話に意味は無い。
ただ、呪い、救い、そしてお互いに殺し合う。
善も悪も殺し尽くした果てにある二人の男の姿がそこにあった。
男はフードを取った。かつては黒かった髪は白く染まり、戦いの中で肌は褐色に染まっていた。
アンリは笑う。
この上無く嬉しそうに。
かつて正義であろうとした誰かを思い出しながら。
というわけでお母さんがウチに来てくれました。。ってええ?分霊?
アイリスフィールの器の聖杯?