【FGO ストーリー】Fate/Accel Zero Order ACT-14「アイリスフィールを狙う影」
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特異点Fより10年前の過去にあたる冬木市に現れた新たな特異点。
その時代、冬木は第四次聖杯戦争の最中にあった。
エルメロイⅡ世を案内役にレイシフトすることとなったマスター。
第四次聖杯戦争における特異とは何なのか。
真相を探るための闘いが始まる・・・。
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・前回まで
バーサーカーのマスター・雁夜と共闘し、アーチャー・ギルガメッシュの排除に成功したのも束の間。
意識を失った雁夜の影響で暴走するバーサーカーに対して、ライダーが加勢に入り、両者が敵対関係になってしまう。
障害となるキャスター、アーチャーを排除したものの、敵対関係を持ってしまったのは計算外の出来事だ。
しかし、聖杯解体の条件は揃った。後はライダー陣営に邪魔されないうちに手早く事を済ませれば良い。
雷鳴と共に「神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)」が去った後、懐から取り出した愛用の煙草に火を着け一服していた。、
そう言いながらも、ロードは火を着けたばかりの煙草をぐしゃっと潰して消してしまった。
音もなく闇から現れた赤い外装の暗殺者。ぼそりと小さく、しかし響くその声は前回出会った時には居なかったディルムッドを指していた。
ロードは自分の居たかつての第四次聖杯戦争を思い出して言った。あの時もキャスター討伐のために一時的にセイバー陣営と組んだこともあった。
聖杯の器であり、魔術師殺しの変わりにマスター役を担っていたアインツベルンのホムンクルス、それがアイリスフィールだ。
ロードが言葉を返した。煙草を潰した手を開くと中にあるハズの潰れた煙草は消えていた。
アイリスフィールは服の袖をまくり上げ、肩まで伸びるアインツベルン独特の令呪をロードに見せる。
隙をついてキャリコ銃が火を吹いた。
それを事前に察知し、戦闘態勢をとっていたセイバーとランサーは目線を合わせて、左右交互にアサシンに迫る。
さしもの伝説の騎士王とフィオナ騎士団筆頭騎士の連撃を防げるほど、アサシンのステータスは高くなく、そのまま逆に押し返されてしまう。
例外なるサーヴァント。それは第五次聖杯戦争でも確認されていたため、ロードには心当たりがあった。
マスターとなる契約者がいないのに、魔力が供給され、現界されている。聖杯とは別の何かによって招かれた疑似英雄。
既に役者が揃っている以上隠し通す必要もないと思ったのか、ロードは全ての事実を打ち明けた。
本来マスターでは無かったハズのアイリスフィールがマスターを担っている。
即ち、聖杯を探知するカルデアの機能はアイリスフィールの聖杯としての魔術回路をそのまま検知していた。
初めてこの冷徹な暗殺者から感情のようなものがこぼれ落ちた。
アイリスフィールがマスターとなった事で存在しなくなった人物。
もし、「世界」がそこに修正を加えているのだとしたら、この暗殺者は何を思うのか。