【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

【FGO ストーリー】Fate/Accel Zero Order ACT-15「大聖杯」

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特異点Fより10年前の過去にあたる冬木市に現れた新たな特異点
その時代、冬木は第四次聖杯戦争の最中にあった。
エルメロイ?世を案内役にレイシフトすることとなったマスター。
第四次聖杯戦争における特異とは何なのか。
真相を探るための闘いが始まる・・・。

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・前回まで
ライダー・バーサーカー陣営が立ち去った後に現れたアイリスフィールの狙う謎のアサシン。
彼の目的は最短経路で冬木の聖杯を解体すること、そして、アイリスフィールの証言によりこの時代の異物が「アイリスフィールがセイバーの正式なマスターとなった」事実であることが判明。

つまり、アインツベルンに雇われ、魔術師殺しと呼ばれた本来のセイバー衛宮切嗣はこの聖杯戦争には存在しない。
それに関連するかのように、衛宮切嗣と激戦を繰り広げた言峰綺礼は表舞台には出ず、アサシンを使役し遠坂陣営のサポートに回っている。

聖杯に興味を持たず、戦う意義の無い言峰はアインツベルンの脅威ではない。

そして、さきほど最大の障害である遠坂陣営のアーチャー・ギルガメッシュを倒した事で、事実上聖杯戦争は止まったと見ていい。

ロード・エルメロイ||世が、アイリスフィールを殺害する以外に聖杯を解体する術があることをアサシンに説明すると、アサシンは同意してくれた。


こうして一行は大聖杯がある柳洞寺に向かった。





ここは間桐邸。

ライダー達は意識を取り戻した雁夜に事情を説明した。雁夜も今の自分の状況を細かく説明してくれた。



遠坂時臣の名を口にした途端、雁夜は形相を変えて怒りの混じった声色で話しだした。


雁夜の言い方にイラッとしたのか、ライダーは雁夜の頭に(本人にとっては)軽いパンチをぶつけた。




今も蟲倉に閉じ込められている間桐桜。雁夜が慕う遠坂葵の元次女であり、間桐家の養女。間桐臓硯が次の聖杯戦争で聖杯の器にしようと、蟲による調教を今も与え続けられている少女。

雁夜は桜を助け出す、ただそれだけのために寿命を削ってこの戦いに参加している。







呆れ果てたようにそう言うとライダーは手綱を一度震わせ、「神威の戦車」を走らせる。戦車はそのまま間桐邸の正門を破壊し、屋敷の壁に大きな横穴を空けた。

ウェイバーが魔力反応を探知すると、ライダーはすぐさま桜を抱えて、雁夜の元へ戻ってきた。



ウェイバーの魔術で眠っている少女を指してライダーは言う。



ふざけているように見えてライダーの顔は真剣そのものだ。








悩む時間は短かった。一番欲しかった少女と引き換えに命まで賭けたのだ。今更右手など彼は惜しくなかった。

雁夜が差し出した右手をライダーは躊躇なく短剣で切り落とした。

激痛に悶える雁夜。







ライダーが呼びかけると何も無い空間から中世のマケドニア兵士が現れた。

「王の軍勢」に応えた兵士の1人だ。



兵士は雁夜と眠ったままの桜を抱えてそのまま隣町の病院へ馬を走らせた。

















アイリスフィールは驚愕した。ロードは自分の知る第四次聖杯戦争の顛末を説明していた。

第三次聖杯戦争において、アインツベルンの魔術師が聖杯を得るための切り札として「殺す事だけに特化した英霊」であるこのアンリマユを召喚する。

しかし、特別な人間でもなく、宝具も持たなかった彼は最初期に敗退し、大聖杯に収められる。

だが、アンリマユは周りからの身勝手な願いで「この世全ての悪であれ」と摸造された「願い」その物であったがために、敗れて「力の一端」に戻り聖杯に取り込まれた際に「願望機」としての機能がその願いを叶えてしまい聖杯は汚染され、以後聖杯戦争は狂っていくことになる。


















見渡すと周りを取り囲むようにアサシンが現れた。



彼・彼女らは個体にして群体。

「暗殺者」というクラスは他のクラスにはないルールがある。

例外を除き、基本的にこのクラスには「ハサン・サッバーハ」という山の翁と呼ばれたイスラム教の伝承に残る暗殺教団の歴代の教主がこのクラスに収まる。

今回は19代目「百の貌」を持つ暗殺者。

いかなる状況でも数多の才覚を発揮し「任務」を遂げてきた万能の暗殺者。演技とは信じ難い多種多様な立ち振舞いに多岐にわたる技能と豊富な知識、老若男女ありとあらゆる変装もこなし、時と場合によって性格すらも豹変する。

その能力の実態は「多重人格」。当時精神障害と定義されていなかったそれは、彼らにとって秘中の秘たる能力であった。

故に宝具「妄想幻像(ザバーニーヤ)」は、19代目ハサンが自覚している己の人格の数(最大80人とされている)だけ、自身の個体を分割できる能力を持つ。分割された個体は他のサーヴァントに比べれば能力値は低いが、暗殺者として一流の技能を持っているため、個体での諜報活動・マスターの暗殺に長けている。

敵に回すと恐ろしいが、ロードの張る「石兵八陣(かえらずのじん)」は気配を消していても侵入者に対しては非常に弱く、魔術耐性を持たない彼らは得意の気配遮断を見破られてしまう。

数では圧倒できるものの、分割すればするほど個体の力は低下する。総力が変わらない以上、正面切っての戦闘は彼らにとっては無駄死にに行くようなものである。



聖杯戦争開始前から古代メソポタミアの聖遺物を手に入れ、最強のサーヴァントギルガメッシュを召喚し勝利を勝ち誇っていた遠坂時臣だが、先日のアインツベルン城でギルガメッシュが敗退するという予想外の事態に見舞われる。


衛宮切嗣がいないこの世界で、愉悦を知らない言峰綺礼はそのままアサシンの令呪を時臣に献上し、時臣は復讐とばかりにこの大聖杯前でアサシン達を差し向けたのだ。



しかし、アサシン戦においては多勢に無勢は通用しない。

強力な騎士が属するエルメロイ陣営は、一瞬にして全てのハサンを吹き飛ばした。