【FGO ストーリー】Fate/Accel Zero Order ACT-8「イレギュラー」
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特異点Fより10年前の過去にあたる冬木市に現れた新たな特異点。
その時代、冬木は第四次聖杯戦争の最中にあった。
エルメロイⅡ世を案内役にレイシフトすることとなったマスター。
第四次聖杯戦争における特異とは何なのか。
真相を探るための闘いが始まる・・・。
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・前回まで
予定通り、ランサー陣営との共闘でキャスター討伐を果たした一行。ケイネス、ランサーは報酬受託のために戦線を離れるも、未だ姿を見せないキャスターのマスター雨生龍之介を探して貯水槽を進んだ。
キャスターのマスター探しは思いの外あっさり終わった。
しかし、死体の状態はかなり新しい。つまり、"彼はついさっき音もなく何者かに殺された"のだ。
ロマンより先に何かを感じ取ったエルメロイは慌てて結界を展開。
結界内はアサシンの気配遮断でも見破ることができる。
反応があった方向に視線を向ける。すると先ほどまで誰もいなかった場所に、見慣れない人影が立っていた。
つまり、正史の第四次聖杯戦争との違い、歴史の誤差、即ち特異点になった元凶と言える。
アサシンは淡々とした声で言った。恐ろしく事務的だ。そこに殺意も何も無い。"何の感情も無い"。
説明は以上だ。と言わんばかりに構えるアサシン。こちらもそれに合わせて、臨戦態勢に入る。
正面切って出てきたアサシンだが、自分に不利だと悟ったせいか、早々に戦線を出てしまった。
エミヤ、という言葉に反応するアサシン。
その僅かながらの動揺を諸葛孔明は見逃さなかった。
ロマンの通信が無ければ間に合っていなかっただろう。
一瞬水路を雷が抜けたような轟音が轟いた。
気づけば、水路いっぱいに入るほどの巨大な牛とそれを引く戦車がこちらを睨んだ。
戦車には大男と小柄な青年が乗っていた。青年は学生の格好をしていたが、大男は中世の甲冑を身に着けている。
何が楽しいのか、我々を見るなりがははと大きな声で笑った。
ものすごく見覚えのある顔だーー!!!
さっきまで冷静沈着だったエルメロイだが、急に人が変わったように怒鳴り散らした。
あん!?
今まで散々言いたかった事を全部吐き出すように、彼は彼らしからぬ態度を目の前の青年にとった。
誰しも自分の黒歴史は我慢ならないものだよね。
このまま事態そっちのけで低レベルな言い合いが続くかと思われたその時、ライダーが間に入って話を止めた。
征服王。かの伝説の王に呼ばれ、動揺するエルメロイ。
エルメロイの顔が、苦虫を潰したような顔つきに変わる。
アサシン登場から、策がことごとく外れているのだ。そこに、ウェイバーという過去の自分まで出てきて、今までの余裕がなくなってしまった。
ばちん、とデコピンでライダーに諌められると、ここにはもう用はないと判断したのか、ライダーの戦車は元来た水路を戻り、そのまま冬木の空を駆け抜けていった。
どうやらそのようだ。
雷撃と神牛の突進でズタズタになった水路を歩く一行。
その道中、エルメロイは先の二人の愚痴を永遠と零していてね。