【FGO】第五の聖杯 イ・プルーリバス・ウナム【第三節 星の欠片】
とある西部の外れ。
建物からは火が上り、黒い煙が空に覆っている。
街中では止まない銃撃戦が繰り広げられていた。
グリーンとサンダー、お互いをそう呼び合うアーチャー二人。
二人は銃撃戦の間をひたすら愚痴を零しながら、迫り来る敵勢に遠方から攻撃を仕掛ける。
森の狩人と荒野のガンマン。二人だけの戦いを続けていた。
一方、怒号が飛び交うアメリカ医療テント。
ドクターに怒鳴り散らすナイチンゲール。医療テントの衛生管理に問題があると抗議している。
バーサーカーのクラススキル「狂化」はランクが高くなるほど、意思疎通が困難になる。
ナイチンゲールは狂化EX。ランスロットやヘラクレスと違い、会話は成立するものの、彼女は自分の意見を譲ることを知らない。
反論があればとりあえず護身用の銃から弾丸が飛び出す。
ようやくドクターが彼女をなだめて、彼女はテントを出て行った。
あぁ!峰打ちね、盾にもあるよね、峰打ち。
(あ)
突然現れた機械兵を連れた女性が、ナイチンゲールを引き止める。
女性は、ブラヴァツキーと名乗った。
ブラヴァツキーが「王」と呼ぶ存在。
聖杯が絡んだ戦争に王が関わるとロクな事にならないのはご存知の通り。
ブラヴァツキーの話によれば、彼女の「王」はバベッジを知っているらしい。
機械化兵の存在から見るに、科学技術に精通した人物のようだ。アメリカで発明家・・・。
そして電気。。。
誤解?が生まれつつ、ブラヴァツキー率いる機械兵と戦闘。
初めてナイチンゲールの宝具を使ったが、なんだこれ。。。。このエフェクトでなんでダメージが発生しないんだ。。。
彼女は至って軽い口調で、インド叙事詩最大の英雄の名前を呼んだ。
瞬間、世界が凍りついた。