【FGO】第五の聖杯 イ・プルーリバス・ウナム【第四節 キング・オブ・プレジデント】
意識が戻ったら馬車に揺られていた。最近よく意識を無くすなぁ・・・。
陽気な声で彼女は言った。周りの風景は洞窟、どうやら敵に見つからないように移動できる秘密の通路らしい。
マシュが状況を確認する。巻き込まれながらだが、少しずつこの世界の情勢が見えてきた。
ロマンの通信に感心を抱くブラヴァツキー。電話か何かと勘違いしているようだ。
それは仕方がないね。
そう言ってナイチンゲールは懐に手を入れた。明らかにチャカを握っている。
すかさずカルナが止めに入るが、止めているのか煽っているのかわからないカルナさん。
どちらも譲らないかと思われたが、冷静な顔つきに戻ってナイチンゲールは銃を(一旦)収めた。
そして、ブラヴァツキーの言う「王」が姿を現す。
あれあれぇ〜?ライオンマンだー。
え!?
いやキメラ過ぎるでしょ。どう見てもライオンマンって感じだし。
控えめに言って猫科的な?
エジソンの切り出してきた話は本当に単刀直入だった。
事情通なのはあるライバルから自慢されたからだという。主にロンドンにいる。
これだけ見てるとクラスがわからん。キャスター?バーサーカー?ライダー?
物凄い頭が良いが、物凄い都合の良い頭でもあるようだ。さすが、99%は努力でできている人。超前向き思考である。
話もまとまった所で、改めてこちらの目的を伝える。
しかし、エジソンは言う。他の文明は必要無い。滅びれば良いと。
それは聖杯を取り戻して世界を修正する行為を否定していた。
ここで敵対するかどうか。エジソンは少し時間をくれた。ロマンも一時的に協力体制をとった方が良いと言う。
しかし、マシュの複雑そうな顔を見て、こちらも考えを変える気は無かった。
協力は断る。
残念そうにエジソンは手を上げてブラヴァツキーに合図を送った。それを合図に、後方からロボット兵が無尽蔵に襲いかかってきた。
サーヴァントがロボットに負けることは無い。が、消耗しらずのロボット軍団に、次第に攻撃の手が回らなくなっていった。