【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

第141話「絶望のデュエル!機動要塞フォルテシモ!」


〔ワタシは絶望も希望もいらない。真の意味でマシンとなる。マシンとなってキミを守る。キミの考えるより良き未来のために。〕













 既に人気を失ったネオ童実野シティ。


 徐々に破滅の時を刻むアーククレイドル。



「遊星、迷いは無いか?」

「あぁ、行く手に何が待っていようとな。」


 待ち受ける過酷な運命を知るDホイーラー。遊星はまだ知らない。自分に課せられた破滅の道を。

 それでも、ゾーンの野望を阻止するために今は進むのみ。


「クロウ、アキ、龍亜、龍可、ジャック。頼むぞ!」


 残る遊星歯車は後2つ。













「もう、後戻りはできないんだな・・・。」

「龍亜・・・。」

「ここまで来て怖気づいたか?」

「大丈夫。怖く無いって言ったら嘘になるけど・・・、オレなんかより、遊星の方がもっともっと怖いハズなんだから。」

 その身に危険が迫っているなら、仲間のために自らも戦地に赴く。それがチーム。

「遊星が死んでしまうという未来・・・。」

「忘れろ、そんな未来は無い!それを証明するために、オレたちはここにいる!」

「そうだよね、うん!オレもそう思う!」

「うん!」


 街を救え、未来を救え、友を、仲間を、何も失わないために。


「(それに、まだオレとの真の意味での決着が着いていない。死なせるものか、遊星を―――)」












 通路を抜ける。

 虹色の回路と巨大な歯車。

「何だよこれ?」

「これは・・・モーメントの光?」

「もしや・・・ここが?」

「遊星・・・歯車。」


〔その通りだ。〕

「「「!?」」」



 中心に立つ柱から現れた。白い巨人

「そんな!」

「お前は・・・」

アポリア!?」


 未来への絶望を消し去るために過去を改竄し、人類史を脅かす存在。絶望の魔人を使うシンクロキラー。

〔お前たちの足元にあるのが遊星歯車、だがそれを止める事はできない。私がここにいる限り。〕

「お前が?」


 一度死に。遊星に破れ崩壊した肉体は、再度ゾーンにより復元され、アーククレイドル落下を阻止するジャックたちの前に立ち塞がる。


「ん!?」





「うわああ!?なんだよこれ!?」

「取れない・・・。」


 壁の中から飛び出した円盤状の丸い機械。大人の拳大のそれは、3人の左胸にぴたりと張り付き、そのまま光りだした。

「うわぁぁ!!?」


 さらに、足元から伸びるワイヤーが3人の足を拘束し自由を奪う。


「こんなもの・・・どういうつもりだ?すぐに―――!?」

 鋭く貫いたような衝撃が3人に走る。心臓の目の前で感じるその痛みは、まるで心臓を直接狙っているかのような嫌な感触となる。

「痛い!?」

「貴様、何をしたぁ!?」

〔これでお前たちは逃げられない。無理に逃げようとすれば、針が心臓を刺し貫く。〕

「「えぇ!?」」

「何!?」


〔私と遊星歯車は一体化している。もし止めたいのであれば、デュエルで私を倒すしかない!〕

「何だって―――」

「そんな―――」

「上等だ!このジャック・アトラスが貴様を倒してやる!」


 冷たい目で見据える白い巨人。その目にはもはや、何の感情も宿っていなかった。





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