【アニメ感想】ヒーリングっど・プリキュア 第8話「とべないちゆ!? 陸上大会 大ピンチ!」【癒やしのテーマの中にある、自分と向き合うそれぞれの課題】
癒やしというテーマの中に、自分の抱えている課題を乗り越えて成長していくという部分が少しずつ見えてきましたね。
・良い結果出すには練習必須なんですぅ~!
相性占い(ダーツ)の練習に勤しむシンドイーネ。
おそらく、今回の話の核心をついた言葉なんだと思うのですが、それを敵幹部側から言わせるのは面白いですね。
従来であれば、「練習なんてしなくてもズルして楽すればいい」と努力を軽んじる発言を敵側がすることが多いのですが、シンドイーネの言葉は核心をついていて、ビョーゲンズ側も人間も、意外と同じ思想なのかもしれません。
しかし、必ず良い結果が出るとは限らない。
それも、ダーツの結果からこの冒頭で暗示していましたね。
・私のライバルは私
スポーツ、その中でも陸上は、自分との戦いであることが大きいです。
毎日ランニングを欠かさないところを見るとちゆの陸上、ハイジャンプに駆ける情熱は並大抵のものではありません。
シンドイーネが言っていたように練習を欠かさずに頑張っているので、一見すると何も問題はないのですが・・・。
しかし、精神的なプレッシャーか。競合校を気にしすぎてイップスに陥ってしまいます。
・良かったら一緒に走らない?
そんなちゆを励まそうと翌日の朝からちゆをランニングに誘うのどかとひなた。
二人は事前に約束していたわけでもなく、自分で考え、ちゆを支えようと決断して行動しているのは凄いですね。
特にのどかは苦手な運動を進んで取り組んでいるのは、彼女が決して身体の弱い女の子ではなく、心が強い子だということがわかります。
・「空を泳いでみたい」って思った
ちゆがハイジャンプを目指したきっかけ。それは、青い海であり、青い空であり、それに憧れた小さい頃の自分でした。
青系のプリキュアは自然に接することが多いですが、彼女も正統派の青キュア、という感じですね。ただ、「空を泳ぎたい」というところからハイジャンプに決めたのは、なんだかカッコいいなって感じますね。
・何が正しいのかわたしたちにはわからない
イップスを克服するのは難しいと言われていますが、ちゆは休まず休日もトレーニングを続けます。
それを心配するペギタンと背中を押そうとするのどかとひなた。
どうすればいいのか、何が正しいのかは難しい問題ですが、少なくともちゆは諦めてはいないので、友達として応援しようと協力する三人の友情がとても素敵でした。
・また一歩、あの場所へ近づける...!
メガビョーゲンの防御壁を超えるために、ハイジャンプで攻撃を仕掛けるフォンテーヌ。
敵を倒すことと、自分のイップスを超えることをうまく重ねて、一緒に乗り越えるのはプリキュアならではの演出ですね。
ただ、今回のちゆを見ていて、最後は自分の力で乗り越えることができましたが、一方でのどかと一緒で焦って無茶をしてしまう部分も垣間見えたので、その辺りが今後どうなっていくのか少し気になります。