【アニメ感想】ヒーリングっど・プリキュア第１話「手と手でキュン！二人でプリキュア♥キュアグレース」【OPやべえええええええええええええええ】
花寺のどかは、普通の女の子である。
衛宮士郎は、普通の高校生である。
2020年に新たに始まった「ヒーリングっど・プリキュア！」の感想です。Fateとは何も関係ありません。
まず、第一話を見て感じたことは、主人公が抱える問題と目標がとても明確にわかりやすく描写されていたこと。
だいたい、ピンク系主人公キャラは次の４つに分類されると思うのですが、のどかはコンプレックス系キャラに全振りしたある意味とても挑戦的なキャラクターデザインだと感じました。
「超前向き天然（なぎさ、のぞみ、ひびき、マナ）」
「不思議系（めぐみ、ひかる）」
「コンプレックス系（つぼみ、みゆき、はるか、はな）」←のどか
（※個人の偏見です※）
癒やしがテーマである以上、「病気」が障害として現れるわけすが、のどか自身がどうやら大病を患わった過去があるようで、第一話の本編の色々なシーンで彼女の以前の状況や気持ちを知ることができます。
この大病（ずっとベッドで寝たきりだった？？）の話は、過去にコンプレックスを抱えた主人公も少なからずいましたが、その中でも特出していると感じます。
第一話が新たなリスタートという切り口で始まったのは、HUG!っとのはなに近いですが、のどかは、はな以上に自分の過去と向き合って戦う瞬間がこれから増えそうだなと第一話で予感させられました。
「癒やし」というテーマは恐らく、「心」と「身体」の２つをのどかを通して癒やしていき、さらにのどか自身も自分の過去を癒やしていく物語になりそうです。
そういう意味では第一話のメッセージ性は非常に強く、のどかが過去の自分の大病（もしかしたら完治してない可能性もある）をどう癒やしていくのかというテーマ性がかなり明確化されていたのが印象的でした。
通常、主人公キャラって、過去や内面の掘り下げは序盤で少しだけ触れますが、かなり後半にならないと深い掘り下げがないので、「この子が頑張って努力する理由はなんだろう？」となんとなく察しながら見ていくのですが、のどかの場合はけっこうな情報が出ていたので今後の考察が捗ります。こども向けにもわかるように何度もそういうシーンを映していたのは意図的だったと思いますし、シリーズ構成がオールスターメモリーズを手掛けた「香村純子」さんなら絶対に泣けるはず。
しかも、過去の大病が原因と思われますが、恐らくのどかは「他者が病気や怪我で苦しむ」様子が人一倍辛いようで、なんとかしてあげようとする覚悟がとても強い子だと感じました。
ただ、のどか自身は体力が全然なく、走ってもすぐに息が切れるし、体を動かすこと自体が苦手なように思います（ラビリンの倒木は軽々どかしていましたが恐らく偶然？）。
自分は戦いに向いていないし、何なら体を動かしすぎるといけない状況だとしても、のどかなら他者のために戦う道を選ぶと思います。
他者を癒やしながらも、自分はその身を削っていくような話が序盤出てきそうで、なんだか不穏ですが、そういう危うさも含めてのどかを応援したいなと思える第一話でした。
キャラクターデザインはHUG!っとの山岡さんで比較的みんな落ち着いた色合いなので、個人的にはかなりしっくりきました。
変身シーンは、スタプリのコーラスが好きだったので少し寂しく感じましたが、王道のポイントを抑えていました。
バンクが少し短い気がしますが、これは追加戦士が複数くる可能性？
ともかく、他のキャラクターも魅力的な子が多いと思うので、このままじっくりゆっくり応援していきたいなと思います。
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