【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

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[Fate/Grand Order]【FGO】「監獄塔に復讐鬼は哭く」【第七の扉:巌窟王】

復讐の果てに男は光を得た。

復讐に彩られた「モンテ・クリスト」からただのエドモン・ダンテスに戻った男。

男の横には、共に生きることを約束したエデがいた。

それで男の物語は終わる。

彼の真名は「エドモン・ダンテス」。だが、それは復讐を遂げた男の名前。

この監獄島は、彼を復讐者「モンテ・クリスト」に変えたその舞台。

だから、ここにいる限り彼はエドモン・ダンテスには戻れない。

彼は最後まで、アヴェンジャーとしてそこに立つ。

その黒炎に魂を燃やしながら、恩讐の彼方で、いつか輝くだろう希望を見届けるために。





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http://d.hatena.ne.jp/must-ard/20160324


◆サーヴァント解説 その7

宝具

巌窟王(モンテ・クリスト・ミトロジー)
ランク:C
種別:対人宝具
レンジ:−
最大捕捉:1人
サーヴァントとして現界した彼は後悔と改心の果てに救われた存在ではなく、復讐心滾らせてパリへと舞い降りた「巌窟王」そのものであり、復讐の化身である。復讐の化身故に如何なるクラスにも当てはまらず、エクストラクラス・アヴェンジャーとして現界した肉体は、その生きざまを昇華した宝具と化している(一説では、生前に邂逅したという「14の遺物」が関係しているとも)。
強靭な肉体と死に至る毒炎を怨念の魔力として行使することによる攻撃に加え、自らのステータスやクラスを隠蔽、偽の情報を見せることも可能な常時発動型の宝具。真名開放の効果は溜め込んだ怨念が一気に周囲へと撒き散らされ、敵は疑心暗鬼に陥って同士打ちを始めることになる。が、ソレは『Grand Order』では使用されない。


虎よ、煌々と燃え盛れ(アンフェル・シャトー・ディフ)
ランク:A
種別:対人 / 対軍宝具
レンジ:1〜20
最大捕捉:1〜100人
地獄の如きシャトー・ディフで培われた鋼の精神力が宝具と化したもの。肉体はおろか、時間、空間という無形の牢獄さえをも巌窟王は脱する。
超高速思考を行い、それを無理矢理に「肉体」に反映することで、主観的には「時間停止」を行使しているにも等しい超高速行動を実現するのである。『Grand Order』に於いては、魔力によって形成された黒い怨念の炎が複数の分身から放たれて、対象にダメージを与える。


待て、しかして希望せよ(アトンドリ・エスペリエ
ランク:B
種別:対人宝具
レンジ:1〜50
最大捕捉:1人
悪逆と絶望と後悔に満ちた暗黒の中に在って眩く輝く、一条の希望。人間の知恵は全てこの二つの言葉「待て、しかして希望せよ」に凝縮される。自陣のうち一名を、瀕死(戦闘不能状態)からでも完全回復させる上に、全パラメーターを一時的にランクアップさせる回復宝具。




マルセイユの海の傍らで働く誠実な男で、この世が邪悪に充ちているとは知らずに生きていた。19歳の時、悪辣な陰謀が導いた無実の罪によって孤島にある牢獄、イフの塔シャトー・ディフに囚われてしまう。鋼の精神によって屈することなく十四年もかけて監獄島から生還し、彼は復讐鬼となった。

人間が持つ善性を捨て、悪魔が如き狡猾さと力を、そして自らに希望を与えたファリア神父より授かった救世主の島、財宝の城――モンテ・クリスト島の財宝を得てパリへと舞い降りた。ソレと同じ名「モンテ・クリスト伯爵」を名乗り、憤怒のままに復讐に耽って、かつて自分を陥れてフランスに君臨する有力者の人々を一人ずつ地獄へと引きずり落としたという。その苛烈な生き様と正体を隠した復讐劇、踏みにじられ奪われた恋人メルセデスへの想いと愛執、そして苦悩と後悔から改心へと至る道程は、フランスのみならず世界中の人々に喝采され「世界で最も高名な復讐者」として人々の記憶に刻まれた。厳窟王の物語はアレクサンドル・デュマによる創作とされるが、イフの塔に収監されたエドモンを導く「ファリア神父」の実在が現実では確認されている。真名こそエドモン・ダンテスだが、マルセイユの海の男であった「エドモン・ダンテス」と自分は別人であると彼は認識している。

なぜなら「エドモン・ダンテス」とはパリに於ける血塗られた復讐劇の果てに自らを構成した悪性を捨て、善性を取り戻した男の名だから。

凄絶な復讐鬼になり果てるも、最後には愛を取り戻して旅立った彼の隣には、彼を愛する異国の姫エデがいた。だが、サーヴァントとして現界した彼は人類史に刻まれた悪鬼の陰影、永遠の復讐者であるが故に「復讐鬼の偶像」で在り続けている。
巌窟王モンテ・クリスト―――それは復讐のためだけに生み出された、悪魔の名。自らを愛も情も知らず憎悪と復讐のみによって全てを灰燼に帰するアヴェンジャーと定め、隣にエデがいないならば、この身は永劫の復讐鬼と在り続けるまで―――。


引用元