【FGO】「監獄塔に復讐鬼は哭く」【第三の扉:螺湮城の怪】
あなた、怠惰ですね。
その魔術師は元々騎士だった。いや、彼は正確には魔術師ではない。
彼は、唯一無二の友人から譲り受けた魔術の書物によって、その真似事ができるだけだ。
怠惰とは。
その騎士は、光を目指した。憧れていた。
神と人のために全てを捧げた聖女、ジャンヌ・ダルク。
だが、彼女は殺された。神ではなく、他ならぬ人の手によって。
主を信じ、主のために全てを捧げた彼女には、ただの一度も神の手は差し伸べられなかったのだ。
だから、元帥であり騎士であった彼も神を捨て、己のやりたいようにやった。
神を冒涜するために全てを賭した。
青髭とは。
光を見失い、聖女に憧れたものは狂気に変わった。全てを投げ出した彼はすなわち「怠惰」である。
彼は求める。
最高のCOOLを。
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◆サーヴァント解説 その3
真名:エドモン・ダンテス
ステータス
筋力B 耐久A+
敏捷C 魔力B
幸運- 宝具A
彼は歴史上の他のサーヴァントと比べれば限りなく一般人に近い。
巌窟王と呼ばれたが、実際に王だったわけではない。
騎士でもなく、戦士でもなく、支配者でも、神父でもなかった。
彼が高い戦闘力を発するのは、そのもの「怨念の魔力」である。
アルトリアがその小柄な体でも、巨躯なサーヴァントと戦えるのは、膨大な魔力放出によるものである。
巌窟王 エドモン・ダンテスは生涯監獄島で己に溜め込んだ「怨念の毒炎」を持って、アヴェンジャーとして攻撃・移動・防御に活用している。
一般人なのに、魔力ランクがCではなくBなのはそのため。
さらに長年の獄門生活に耐えたその鋼の精神と肉体は、耐久A+としてスキルを得ている。
彼が放つ毒炎は、相手に呪いをかけ、また自身に対する毒を相殺するという。
ただ、彼の生涯はアヴェンジャーそのものであり、「幸運」というステータスそのものがそもそも彼には該当しない。
彼にとっては、その生涯、運が良い悪いの次元ではないからだ。