【FGO】第五の聖杯 イ・プルーリバス・ウナム【第十八節 キリングフィールド】
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1783年。アメリカ。
独立戦争の終戦年。
当時、イギリス本国とアメリカ植民地との長い戦争が続いた。
この戦争を経て、元々数多の植民地でしかなかったこの国は、アメリカとして独立することに成功する。
魔術的な神秘は西洋に比べて少ないが、現実世界の基盤としてアメリカ無くしては人類史は成立しない。
また、先住民族による呪術、霊術は独自に発展しており、今なおその文化を残す地域も存在する。
歴史的大国アメリカ。
これは、時代の変革における、異質な戦い。
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・前回まで
ケルト軍に対抗すべく、南と北に別れたアメリカ軍。
事態に気づいたケルト軍は、クー・フーリン自ら兵を率いて出陣する。
誰もが全面戦争がすぐそこまで来ているのを感じていた。
そして斥候によると、ケルト軍の先頭部隊を指揮しているのはアルジュナという情報が入った。
それでも勝つしか無い。生前の勝敗は関係ない、今この戦いこそが全てなのだ。
両軍ともに既に荒野の隅にその姿を写していた。先頭にいる白衣のアーチャーがこちらを向いているのがわかる。
そうして、両軍がついに激突する。敵はケルト兵に加えて猛獣魔獣の類まで使役している。
カルナが存在するならば常に対等で無ければならない。
カルナがアメリカ軍にいるのであれば、対等の立場で戦うためにケルト側についた。
アルジュナにとっては、カルナが存在するそれだけ時代の修正も、善も悪も無かった。
世界を救う。それはマハーバーラタで英雄だったアルジュナが真っ当すべき使命そのものだ。
アルジュナがケルト側にいることで、今はその役目をカルナが担っている。
だが、それは本来のカタチではない。善はアルジュナであるべき。カルナ自身それを感じていた。
そして、古代神話が衝突した。