【FGO ストーリー】Fate/Accel Zero Order ACT-16「王の矜持」
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特異点Fより10年前の過去にあたる冬木市に現れた新たな特異点。
その時代、冬木は第四次聖杯戦争の最中にあった。
エルメロイⅡ世を案内役にレイシフトすることとなったマスター。
第四次聖杯戦争における特異とは何なのか。
真相を探るための闘いが始まる・・・。
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・前回まで
聖杯解体のため「大聖杯」に到着した一行。そこに待ち構えていたのは宝具「妄想幻像」によって分裂した全てのアサシンだった。
しかし、戦いはサーヴァント3騎いるこちらの陣営に比べるまでも無かった。
最後の1人が光の粒となって消失した。それは暗殺者の脱落を意味していた。
一行はそのまま大空洞を奥に進む。
間もなくして、奥地に着くとそこは禍々しいまでの魔力が充満していた。
障害は消えた。最後の仕事の前に、ロードは安堵していた。だが。
ロマンからの連絡からすぐ、空洞内に「神威の車輪」の轟音が轟く。2頭の神牛が睨みを効かせ、戦車からライダーとマスターのウェイバー・ベルベットが降りてきた。
ライダーの言っている事はマスターのウェイバーにさえ理解できていないようだった。
今、目の前に最悪の呪いの塊がある。これを放っておけば辺り一面に被害が及ぶ。しかし、彼はそんな脅威などどうでも良いと言ったのだ。
今までの行動から、ライダーはこちらの目的と意図を理解していた。先の未来を知っているというのもライダー自身で導き出したに違いない。それだけこの英霊は軍略に馳せた王なのだ。
一同、ライダーの言葉で呆れ返る。それまであった緊張感はいつの間にか無くなっていた。
ゴリ・・・?
ライダーは決めつけたように言う。確かにこう見えてロードの趣味はテレビゲームだ。とりわけ『大戦略』(アドミラブル大戦略)はやりこんでいる。
一言で言えば、ライダーはロードと戦いたくてウズウズしているらしい。
「制覇したい猛者」。ライダーにそう言われたロードは今までに見たことの無い顔をしていた。それまでずっと抑えてきた感情を爆発させたかのように、ただただ大声で笑い出した。
なんて馬鹿な事をしているんだろう。世界随一の名軍師の霊格を持っておきながら、矜持の戦いに身を投じる矛盾。
しかし、彼は笑っていた。その顔は、ライダーの行動を見て呆れていたウェイバーにとても近しい。
「面白そうだ。」ロードにそう返す。
展開するは、巨岩の陣。
何人たりとも逃しはしない、諸葛孔明最上の策「石兵八陣(かえらずのじん)」。
向かい打つは最強の軍勢。
終わらぬ夢と覇者の背中に命を預けたマケドニアの重装騎兵戦士たちの見た心象風景「王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)」。
大聖杯を目前にして、二人の男の戦いが始まった。