【FGO 期間限定】監獄塔に復讐鬼は哭く【第七の扉・巌窟王後編】
そして最終戦。
巌窟王は、宝具チャージスキル持ちの全体宝具攻撃を持っている。しかも、クリティカルダメージがムチャクチャ痛いので、とにかく相手の動きを妨害しながら削り切らないといけない。
そこで、ここは諸葛玉藻システムを導入。とにかく「水天日光天照八野鎮石」と「石兵八陣」でこちらの宝具を叩き込み、呪いでじわじわ削る戦法。
いつの間にかメルセデスまでカルデアにやってきていた、ちょ、不法侵入!ま、まさか彼女もなんかのサーヴァントなのか!?
いつになく勝利にアゲアゲな阿部さん。
巌窟王であって、エドモン・ダンテスではない。あくまでシャトー・ディフの話は物語。即ち、佐々木小次郎のように人々の空想から具現化し生まれたモンテ・クリスト卿とも言える存在。
何を隠そう、彼自身が憤怒を具現している。
ちらっとこちらに目を合わせる。出口はひとつ、ここには二人。そう言っている。
あ、別に神父になるのは辞退します。あまりいい思い出がないもんで。。。
「この世全ての悪」がこの世から消えるとどうなるのか。復讐者が消えると世界は平和になるのか。その答えはわからない。エドモン・ダンテスも知らない。ここには存在しない。
でも、彼は最後の試練として立ちはだかった。
さて、問題はこのバトル。
連れてきた二人のウェイバー。
3ターン目までは順調に回ったが、カードの回りが悪く4ターン目でArtsが早くも切れ、宝具の連発が途絶える。
相手に呪いは三重でかかっているが、あちらの火力が高すぎてデバフが切れた状態では2ターンも持たない。
6ターン目には宝具を撃たれ、玉藻とウェイバー1人が退場。控えに連れてきたメアリーにスターを稼がせながらもう1人のウェイバーで削るも2ターンしかもたず。9ターン目なんとか半分の25万削ったところで、2発目の宝具「虎よ、」。
ここで、メアリーの礼装のガッツが発動し、すぐさま「比翼にして連理」を発動。HP1で発動したおかげで一気に13万削り、残るは14万。
ここで最後一人のゴールデン坂田金時登場。
バスターチェインの「黄金衝撃」で10万削るもスタンが効かずに反撃をもらい金時のHPが残り1/3に。
相手は残りHP4万、ゴールデンバスターブレイブチェインで正直ギリギリな所。外せば終わりの可能性も高い。
正直おっかないので、令呪でNP満タンにし、2発目の「黄金衝撃」で無事攻略。
いやぁ、ギリギリの戦いだった。。。。アヴェンジャーの火力が高いのでここはかなりの難所ですね。
正直ウェイバーで削るよりは、バサカや単体高火力宝具鯖で短期決戦が良いかもしれません。金時やアンメア、回避付きがあるジャックやヒロインXなど。
負けたのにやけに嬉しそうだ。
結局、魔術王の罠で監獄塔に閉じ込められた自分をここまで導いてくれたのか、エドモン・ダンテス。
復讐の果てにあるのは勝利なのか敗北なのか。彼は勝利を知らない。誰かのための行いを知らない。自分の恨みを正当化してきただけで、その果てにあるのは果たして勝利なのか。
しかし、今回の一件で言えば魔術王の仕掛けた監獄塔からの脱出に成功した。例え、ダンテスが負けようとも、自分を導いてくれた。その結果が彼にとっては勝利なのだ。いや、自分たちにとっての勝利か。
なぜかロンドンの地下の話をその場で見ていたかのように語り出した。
それは彼なりの魔術王への復讐だったのかアヴェンジャーというクラスが持つ特性なのか、「悪」でしか救えない勝利のカタチ。
復讐の黒炎が燃え上がる。
彼は復讐を遂げたのだ。勝利というカタチを得て。
男は今も監獄塔にいる。
男は今も監獄塔で待つ。
また、彷徨う魂が流れ着いた時、その魂を勝利に導くために。
敬愛するファリア神父のように。