【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

金曜特別ロードショ−「ルパン三世 血の刻印〜永遠のmermaid〜」


子どもの頃、大きくなったら将来何になりたい?というよくある幼稚園の自分カードに「ルパン三世」と書いた私です。


まさかの犯罪者の名前に先生は「将来この子は何をしでかすんだろう?」と思ってたに違いない。



とにかく、それくらいルパンスキーです。カリオストロは20回は観ました。



まぁ実際に泥棒やるつもりはないんで安心してください。




私は平成生まれなので、実際生まれた時にはテレビシリーズは終わっていて、金曜特別ロードショーでの年に1回のテレビスペシャルでのみ観ている感じでした。



まぁ後はケーブルTVとかの再放送とかレンタルしながら一通り観てました。


きっかけはカリオストロです。名作です。あなたの心です。


んでまぁ、こだわりとかはいいとして、今回キャストが一部変わった「新ルパン」ですが。



まぁ知ってる人はあれだけど、ルパンで声優の話とくれば、ルパンの中の人のクリカンこと栗田貫一で実は5代目の声優だったりする。


山田隆雄さんがルパンの全盛期を演じてくださっていて、彼が死去した際にルパンのモノマネがうまいというきっかけで本物の声優になった話がありますね。


実際クリカンさんは山田さんの作品のルパンにかなり近い声でルパンに命を吹き込んでくれています。


カリオストロのルパンは現在のルパンではなくて山田さんだったというのは、知らない人も多いでしょうね。









まぁそんなこんなでルパンと次元を除いた3人が新キャストとなった新生ルパン(?)の感想です。








まず五右衛門。


井上さんに代わって浪川大輔。五右衛門自身はぼそっと呟いたりそこまで会話に参加しないが、実際しゃべると浪川さん、かなり旧五右衛門を意識してしゃべってますねぇ。なるべく元々のイメージを壊さないようにとの努力が見えます。

でもトーンの低い浪川さんの声なら無理に元に近づかなくても自然な感じでこれからやっていただけたらいいかなー。

ただ井上さん最大の凄さは五右衛門が斬鉄剣を振るう時の気合いの発声であり、台本には書いてないあの独特の「でぃやああああ、ちぇえええええ!!!」というあれがないのが寂しかったですね。きっと無理に真似してもあれなんだろうな。



そんで銭形警部。


どうする山ちゃん。納谷さんのとっつあんを意識した口調だけどどう聞いても山ちゃん。後継者としては納得できる、だから山ちゃんならもっと頑張れると思うんだ。一番作品に影響が出たキャストチェンジです。個人的に。未だに小五郎のおっちゃんの声も慣れてないからこれは時間がかかりそうだ・・・。



そして不二子ちゃん。


沢城みゆきさんが素敵すぎる。色っぽさはほぼそのままですね。いかにも現代版の峰不二子がそこにはいました。これはルパンじゃなくても惚れるww一番しっくりきましたよ今回。増山さんの「ルッパーン」が聞けないのは寂しいけどね。





で作品感想。


まず恒例のヒロイン、今回は中学生のマキ。姉を取り戻すためにルパンの弟子入りするんだが、今回のTVスペシャルは東京が舞台なので登場したのは泥棒に憧れる少女。

最近ルパンが伝説化してそこに憧れるヒロインが多い気がする。最初に二人が出会ったときに公衆の面前で泥棒呼ばわりしたのは面白かったですね。わがままな女の子だけど純真でまっすぐな少女でした。ジブリ補正ってやつですね。


全体的な雰囲気はヒロインがお宝への鍵を握っていてそれを悪い組織に奪われてしまい結果的に巻き込まれていくというよくあるパターン。敢えて不満があるなら舞台が東京なだけに下手にマフィアとかが敵にならず、悪役が中途半端な規模だったことか。武器商売ならルパン暗殺計画と被りますしね。医療機器企業の社長とその用心棒だけというのはあまり厄介な相手ではないよね。普通のTVシリーズの延長みたいな感じでした。そして今期は飽きるくらい聞いた石田彰さん。最後は妖怪化するとかここもジブリ補正みたいなのがあった感じ。ゲド戦記を思い出します。

後は不二子ちゃんが違和感なく解け込んでいたにも関わらず結局いつもの裏切りパターンだったのはもはやお約束。冒頭から不二子が人質で、敵がルパンに何かを盗ませるのはいつものことすぎて逆に安心だわ。だけど今回はあまりルパンを信用してなかった不二子ちゃん。寝返りにつぐ寝返りで最後の見せ場的なのがなかったのが残念。



そして浪川さん。さすがに初五右衛門でつまらぬ物は斬れなかったようだ・・・。今後に期待。



今回特に良かった点は人間味溢れるルパンが色んな事に葛藤してマキの面倒をみながら戦うのがすごくかっこよかった。最近のルパンはふざけているが抜け目がない男の面を強調しすぎてギャグ方面が強すぎたのでこれぐらいワイルドなルパンがバランスよくていいですね。ルパンはほんと今作100点でした。洞窟が崩落する中でじっちゃんの手帳見て笑ってたシーンが個人的に好きです。



後はBGM。
歴代の名曲を各所各所に新たにリミックスして差し込んんでたのが印象的でした。ビルを自転車で滑走するシーンなんか特にスピード感がよかったですね。カーチェイスがなかった代わりにこのシーンで魅せてくれました。

後、カリオストロで出たフィアット500がちゃっかり出ていたのもツボです。日本だからこそあれはしっくりきますね。






最後にとっつあん。


相変わらずのルパン一直線で安心。最初にいた側近がルパンの変装だと気づかなかったのは致命的なミスだけどね。後ポップコーンのワゴン一つでルパンに捲かれるのはどうかと思うんだ。クライマックスでルパンと共闘して、最後に「奴は盗むと言ったら必ず盗む男だ」と言ったのは印象的。それでこそお互いが一目置くライバルです。





という感じで個人的には90点をあげたいところです。いやーこれからの中の人の成長が楽しみです(慣れるという意味で)




後超活性細胞は、コナンの麻酔針も効かないとっつあんには絶好のものだと思います。もっとも既に不死身なのだが・・・。