【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

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【FGO アニメ感想】Fate/Grand Order -絶対魔獣戦線バビロニア 第19話「絶対魔獣戦線メソポタミアⅠ」【晩鐘の鳴る時】

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「……死なくして命はなく、死あってこそ生きるに能う。そなたの言う永劫とは、歩みではなく眠りそのもの。

 災害の獣、人類より生じた悪よ。回帰を望んだその慈愛こそ、汝を排斥した根底なり。

 冠位など我には不要なれど、今この一刀に最強の証を宿さん。
 獣に堕ちた神と言えど、原初の母であれば名乗らねばなるまい。」

「―――幽谷の淵より、暗き死を馳走しに参った。山の翁、ハサン・サッバーハである。

 

 

 

 

 

全魔力を使ったケツァル・コアトルの地表を溶かすほどの高熱の攻撃も、ティアマト神を止めることは出来なかった。

 

エレシュキガルが冥界への門をウルクにつなげる時間を稼ぐ中、ケツァル・コアトルを失った藤丸たちの前に、大地から現れたのはゴルゴーン。

 

 前回、エンディングに入りながらゴルゴーンが地上に這い出るシーンが鳥肌ものの演出で何十回もリピートしています。

 大ピンチにかつての強敵が味方してくれるというド王道パターンですが、タイミングが余りにも良すぎて何度みても泣きそうになります。

 

 そして、ゲームをやっていて展開を知っているにも関わらず、アニメはその想像を遥かに超えるクオリティを毎回見せてくれます。

 

 特に、前回からは映像で映えるサーヴァント達の宝具の数々、ティアマトの圧倒的な強さ・恐怖をアニメーションと効果音・音楽・構成・カットで視聴者にこれでもかと見せつけてくれました。

 

 後世に残るFate作品において、屈指の名作としてこの作品が残ってくれると確信しながら見ています。

 

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彼女はゴルゴーンであり、そして、同時にアナでもある。メドューサの怪物として存在する彼女は、最後にゴルゴーンとして藤丸たちに力を化した。任されるものなどない、そう言いつつ、最後に受け取った花を大切な思い出として、その最後に宝具「強制封印・万魔神殿(パンデモニウム・ケトゥス)」でティアマトの翼をへし折ります。

 

 ゴルゴーンでありながらも、アナの演技で見せる浅川悠さんの名演技が極まってます。

 一番、メドューサっぽく聞こえたのは意識されてのことでしょうか。

 

 

 

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「……そう言えば。ちゃんと、さよならは言ってませんでした。
 でもお花を戴きましたから。私には、それで十分です。」

 

 真名解放時に 展開するあの魔法陣、Fate原作ファンならメドューサの宝具でお馴染みのアレが見えたときは鳥肌が立ちました。さすがスタッフよくわかっていらっしゃる。

 

 

 

 

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それでもティアマトは歩みを止めない。

ゆっくりとしかし着実にウルクに侵攻するティアマトと万を超える大量のラフム。

対して、地上に残るは藤丸とマシュとギルガメッシュ、イシュタルのみ。

 

ギルガメッシュは自身の宝具「王の号砲(メラム・ディンギル)」による一斉砲撃でティアマトに対抗する。しかし、全魔力を酷使したギルガメッシュの宝具は、既に限界・・・・。

 

  かつてなく余裕の無いギルガメッシュの名演技。ギルといえば常に慢心ありの堂々とした態度が象徴的ですが、さすがのギルガメッシュも汗を流しながらギリギリで宝具を展開する姿は、本当に切羽詰まっている様子がひしひしと伝わってきます。

 

 

 

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しかし、ティアマトがピンポイントで藤丸に向けた狙撃を庇って、ギルガメッシュ致命傷を負ってしまう。

ボロボロの身体でなお攻撃を止めないギルガメッシュの身体を気遣い叫ぶマシュ。

不注意な自分を責めかけた藤丸に、それでもウルクは健在であると攻撃の手を緩めないギルガメッシュ。その勇姿は紛れもなく人類最古の英雄王の姿。

 

 

 必死でギルガメッシュを止めようとするマシュ。シールダーである自分が藤丸を守れなかったことも悔やんでいると思いますが、今までずっと自分たちを支え導いてきたギルガメッシュに涙を流せるのは、彼女も藤丸も立派にウルクの一員である証拠ですね。

 

 

 

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一歩も引けない状況下、ラフムの一団を一掃する銀色の鎖が、希望の兆しを見せます。

 

 絶望的な状況は覆らず、頼りになる戦力も限界に近い中、ついに、、、、、という瞬間です。 

 

 

 

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その中身は、ティアマトの子供キングゥ。

魔術王によってエルキドゥの身体を元に生み出された存在。

既に用済みとされたその身体は、ギルガメッシュの聖杯によって完全に回復している。

 

ギルガメッシュの言葉を受けて、目的を失ったキングゥのやりたいこと。

 

 

 小林ゆうさんの名演技。

 キングゥとして、エルキドゥの「ギル・・・」という語りかけが最高に感情こもっていてもうだめでした。

 行き場を失って、生きる目的を失って、やりたいこともない。

 だけど、その身体は兵器としての器・機体であるからこそ、エルキドゥと記憶を共有し、「彼ならどうしたいか」 が無意識にわかってしまう。

 

 人類の味方ではなく、ギルガメッシュの友として、キングゥが見せた天の鎖の一撃。

 

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宝具「人よ、神を繋ぎとめよう(エヌマ・エリシュ)」

 

キングゥとしてではなく、エルキドゥとして、その身体・機体に残されたギルガメッシュへの想い、唯一無二の盟友のために、キングゥはそのエルキドゥの性能をフル稼働させて、ティアマト神に刃を向けます。

 

 瞬間、エルキドゥの記憶が駆け巡るシーン。シドゥリさんの顔も映っていたのは、彼女の最後の声がしっかりと届いていた証拠ですね。

 

 特別EDが挿入歌として入り、演出としては大変しっとりとした流れの中、黄金の槍が天から降り注ぐその光景は、なんとも神々しく、涙でもう前が見えませんでした。

 

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エレシュキガルとイシュタルの連携で、冥界への穴を開けることに成功。

その衝撃から守るため、マシュと藤丸の前に立つギルガメッシュ

  

 なんて顔するんだよ。。。王様。。。

 

 

 

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冥界に咲く花。エレシュキガルの冥界の力でもティアマトを押さえつけることはできない。

しかし、触れられないケイオスタイドの波をただの花に変えてしまうマーリン。

サーヴァントとしてではなく、今もなおアヴァロンに住んでいる彼は、アヴァロンから出ないという決まりを曲げて、直接この場に駆けつけてくれました。走って。

 

 もうマーリンはドンピシャのタイミングで出てきてくれて、登場と共にキレイな花畑が一面にぶわっと広がって、アニメならではの魅せ方にぐっと来ました。

 

 緊張感と適度な緩さが混じった櫻井さんの絶妙な語りがなんともマーリンらしい。

 

 

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そして、死という概念のないティアマトの唯一の天敵。

藤丸が出会った謎の老人。アサシンの語源を持つ、砂漠の暗殺集団、その初代頭領。

 

 

 

 

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ビーストが現れる時、召喚されるグランドクラスのサーヴァント。

 

グランドアサシン、山の翁。ハサン・サッバーハ

 

 ここのBGMといい、マーリンのセリフ回しといい、完璧すぎる。鳥肌がずっと止まりません・・・・。

 

 

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 ゲームでやっているとき、ここアニメで見たらやばいだろうなぁと思っていたシーンがそのまま現実化してしまって、本当に夢みたいな時間でした。

 

 ここに至るまでの全ての展開が熱すぎて本当に凄すぎた。。。。

 

 次回はいよいよ・・・・ですね。