【復刻記事:FGO】「魔法少女紀行 〜プリズマ☆コーズ〜」 4ier!!! 雪華とハチミツの国【III】-act1-
『復刻版:魔法少女紀行 ~プリズマ・コーズ~ -Re-install-』告知CM
マスターが目覚めた場所は、見知らぬ景色。
そこは魔法少女が治める魔法の国だった・・・!?
突然飛び込んできたうさん臭い魔法のステッキに導かれ出会った少女。
右も左もわからぬ不思議な世界で、
友人を探しているという少女を助けることに―――
・前回まで
異世界に迷い込んだマシュとそのマスター。同じく異世界からやってきた自称魔法少女イリヤスフィールとそのステッキマジカルルビーと共に、攫われた友人を助けることに。
一行は「お菓子の国」だった場所にたどり着く。そこは雪に覆われた全く別の国に姿を変えていた。
待ち構えていたのは、メイヴのお供であるクーちゃん。自身で召喚魔術が使えるという破格の魔獣だ。
クーちゃんが次々と繰り出す魔物を、なんとか凌ぐ一行。敵地ということもあり、次第にこちらは消耗していった。
メイヴのお供は自身の宝具の真名を解放した。彼の持つ槍は魔槍ゲイボルグ。
それを属性・悪に染め上げ変質化させている。
その一突きは、いとも簡単に心臓を穿つ呪いの槍。
その因果逆転の槍をマシュの盾が間一髪で弾く。
しかし、反撃する余裕がない。。。このまま攻められたら・・・・・・とその瞬間緊張感の無いルビーの声がイリヤを呼んだ。
現れたのはルビーの色違いともいえる青いステッキだった。話し方は丁寧でルビーより落ち着いている。
しかし、持ち手の姿である美遊がいなかった。
咄嗟にルビーは、サファイヤにマシュと一時契約するように持ちかける。
一瞬で状況を理解したのか、サファイヤはマシュの周りを一周して、何やらキラキラした光で包み込んだ。
ニヤリと不敵に笑ってメイヴのお供は姿を消した。
状況が落ち着いたところで、サファイヤがここに来るまでの経緯を話してくれた。
(心なしか「魔法少女」の部分に恥じらいがあったような)
見るからに辛そうな表情を最後に、サファイヤの投写モードは終了した。
確かに。レディの計画は見過ごせないね。
(二人目にクール系は定番だね)←独り言
うーん、エレナなら何か知ってるかい?
最初の魔法少女?サリー的な?アッコちゃん的な?
冗談のつもりだったが、ルビーの話を聞く限りどうやら本気でヤバイ相手らしい。
美遊がイリヤを避けようとする一方で、メイヴが攻めてくるのも時間の問題だった。