【FGOシナリオまとめ】Lostbelt No.1[永久凍土帝国 アナスタシア -獣国の皇女-] 第1節 獣たちの帝国 -3-
再び世界を喪い、虚数空間への一週間の潜航を経た彼らに、ついに実数空間へ舞い戻る時が来た。
刺客の殺戮猟兵オプリチニキを「縁」とし突入したその敵地は、「ヤガ」と呼ばれる新人類が暮らす、凍結された北陸の大地。
異なる"歴史"を歩んだ新世界より、新たな聖杯戦争の号砲は鳴らされる。
死んだらもったいないですもんね。
これは・・・。
了解です。
うん、任せて。
再び非常口の扉を開ける。
轟々と唸りを上げる吹雪が目の前の光景を遮断する。
外は明るいが、光はなく、一面雪で真っ白だった。
ありがとう。
頼もしい、いつものダ・ヴィンチちゃんだよ。
了解です!
(なんか中でやってる・・・)
雪山の恐ろしいところは、周囲の見分けがつきにくいから、どれぐらい進んで、今どの位置にいるのか、感覚的にわかり辛いところにある。
もう何十分も歩いた気がするものの、一向に周辺の景色は変わらない。
何かないかと色々探してその後も吹雪の中、探索を続けた。
と、言われても、雪で視界が・・・。
ん?
マシュの指差すようには、ビルのように高く空に伸びる何かがあった。
樹木とか?なんか木っぽいし。
と、その時、何かが呻くような獣じみた声が聞こえた。
よし、逃げよう!マシュ!
わかってる!無理はしないでね、マシュ!
しかし、マシュのサーヴァントととしての能力は明らかに下がっていた。
なんとか魔獣の攻撃を抑えてはいるが、現状はそれが精一杯の様子だった。
囲まれた層の一部が決壊する。
その隙きをついて、マシュの手を引き、駆け出した。
パァン!
突如、発砲音が鳴り響いた。
その銃弾は、マシュの後ろにいた魔獣に当たり、動きを止めた。
人狼?
狼の顔した男に助けられた。
お、落ち着いて!
なるほど、人間以外に犬族みたいな種族があるのか。
ロシア語なんだろうけど、話って通じるもんだなぁ。
一行は彼の案内で村に到着した。
あ、やべ!
マズい、隠れよう。
よし、じゃあお言葉に甘えて、助けてもらおう。
なるほど、うまいですね・・・。
ありがとうございました。
あ、えっとその前に、あなたの名前を・・・。
まぁでもガンドぐらいしかできないので、、、呪えない種族ですよ。
カルデアーのマスターです。
うーむ、どこから説明したものか。。。
確かにそうだった。
確かロシア皇帝の?
カルデアの者です。
じゃあ留守番してるね。
パツシィはホームズの指定したポイントにたどり着いた。
パツシィは、自分の家では無い他人の家の扉を開けた。
そこには、老いたヤガの女性が一人、ベッドの上でぼーっと暖炉の火を眺めていた。
その後、パツシィは上機嫌で狩りから戻ってきた。
まさか、電気(直流)!?
なんというバック・トゥー・ザ・ワールド。
まったくありませんね。
頑張ってね。
空は荒れていた。
いらないです。
ずいぶんユニークなかおになったね。。。。
(え。。。)
現れた言峰綺礼。元Aチームマスターで異聞帯クリプターのカドック、そして彼のサーヴァント。
ギリ、と奥歯を噛みしめる。
神父の言うことはいつも表と裏があった。