「デッドヒート・サマーレース! 〜夢と希望のイシュタルカップ2017〜」【スタート地点 オープニングセレモニー part1】
久々の休日をマシュとともに満喫していたマスターのもとへ女神イシュタルが薔薇色の笑みを浮かべながら訪れた。
新たな特異点を発見したというイシュタルは、その特異点を放っておくと世界に悪影響が出ることを二人に告げる。
正式なミッションとしての作戦を要請しようとするマシュを制し イシュタルは特異点を崩壊させるための「ある儀式」について語りだす。
特異点を正すのは、誰もが熱狂する夏の祭り―――
そう、レースクイーンたちによる大陸横断レースしかないと……!
コフィンに入る前、ちらっとカルデアスで座標を確認した。
イシュタルは何も言っていなかったし、ダ・ヴィンチちゃんも特にスルーしてたから問題はないように見えたけど、確かに地図は北アイルランドを指していた。
着いた場所は、本格的なレース会場だった。一体メソポタミアの女神がどういう経緯で何をしたらこうなったのか、色々気になることはあるけど。
とにかく会場は有給を取ったカルデア職員で満席だ。あとは、レースに参加していない色々なサーヴァントも座っている。
お金がかかってるね・・・・。
※フランクフルトにマスタードをかけながら、活き活きした顔でエミヤは文句を言っていた。
「投影開始!!」
あんた剣しか投影できなかったんじゃ・・・いやでも、どこかの平行世界で釣り竿を投影していたし・・・。
?
(キラキラした目)
パシャ!パシャ!と撮っている。
パシャ!パシャ!と撮られている。
あの、そのビキニはビキニではなく、ビキニアーm
うん、そうだね。
?何やら顔を赤くして笑っている。そうか、そんなにレースが楽しみだったのか。
?
そういえば二人とも、どうして水着なの?
どうしてそんなにドライバーになりたいの?
な、なるほど・・・。
「きょう の ふらん」
何だ今の・・・
良い人だ・・・、いや良いロボだ・・・。
やはり犯罪臭しかしない・・・・。
(天使)
それは褒めているのかディスっているのか・・・。
やはりディスっていますね・・・。
その服装は趣旨に反して曇りまくっているようにも見えますが・・・。
だめだ、この人地図が読めない人だ・・・。
な、なんか普段よりテンション高いね。
でも、このレース(他の出場チーム的に)危なくない?
その件については非常に申し訳ない。いや、全面的にパーフェクトクライム、ホームズが悪いんだけど。
レース前の暴行事件、しかしもはや誰も気にも留めない。
それただの焼き討ちですよね。
※自滅フラグ立ちました
え、誰?
ええと、旅の無事を祈る言葉でなんとか・・・・。
怪我しないようにがんばってください。
彼女は、あの時の分を返せれば、そう言いたかったのだと思う。
イシュタルも水着に?
むしろ露出度が下がっているような・・・・。
さて、出場者が全て揃ったところで、スタートの瞬間が今にも迫ろうとしていた。
そういえば足元にいる子豚?子牛?がずっと着いてきてますけど。
そう言ってイシュタルは、よくわからないオーパーツっぽい神具?のようなものを各チームに1つずつ配った。
イシュタルに案内されたのは、色々な整備パーツが並んだピットルームだった。
言われたって、誰にです?
至れり尽くせりだ(その分怪しさが増すけど)
どんな仕事です?
まぁ、みんなが頑張ってるんだし、やれることはやろう。
そう思いつつ、ここまでお膳立てされたレースの行く末に一抹の不安を覚える私だった。