《Ｎｏ．９６ ブラック・ミスト》

ナンバーズの１体でありながら、アストラルの闇を映す分身として存在する異質なモンスタ−。アストラルが人を疑う、人の悪い部分を見るという事を知らないのに対して、彼は自分を含め全ての闇を肯定する。

他人に取り憑き、その人の心の闇を増幅させその魂を乗っ取る。悪に染まった心を糧とし、自らがアストラル本体になるのを狙っている。

アストラルから解放された後、ベクターと手を組み、遊馬の前に立ちはだかる。ゼアルの力を歪ませ、結果アストラルに疑惑の心を植え付けた張本人。全ては自らの魂を確固としたものにするためにあり、その悪意に満ちた姿はアストラルと同じでありながら歪みきっている。

《Ｎｏ.ナンバーズ９６ ブラック・ミスト》
ランク２/闇属性/悪魔族・エクシーズ/ATK 100/DEF1000
レベル２モンスター×３
このカードが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に１度、このカードのエクシーズ素材を１つ取り除いて発動できる。その相手モンスターの攻撃力を半分にし、このカードの攻撃力はその数値分アップする。

召喚方法はレベル２×３という手間のかかる召喚方法、《トライワイトゾーン》等のローレベルに対応したサポートカードを使えば比較的楽に召喚することは可能。
《創造の代行者 ヴィーナス》を使えば１ターンで召喚も可能であり、《ペインペインター》で他のアンデッドをレベル２に変更してしまう手もある。

効果自体はエクシーズ素材の続く限り戦闘面では「＋１００勝つ」というダメージステップを行うためにバトルにおいては無敵の性能を誇る。しかし、相手にモンスターが存在しなければそもそもこのカードの実力は１００ポイントのままでゲームエンドに持ち込めないというデメリットもある。

昨今のエクシーズ環境でも攻撃的なランク２のモンスターなので専用デッキでない場合（例えばアンデッド）でも活用できる機会はある。

うっかりゼアルしてしまうと、攻撃力を上げて自爆特攻しかねないので要注意だ！