【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

ナンバーズ76「よかれと思ってただいま参上!真月零と申します」













画像付き感想はこちら↓
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遊馬「くっそ!負けねぇぞ鉄男!」


鉄男「オレに、勝てるかーー?」



 いつもの日常。いつもの登校風景。


 時間いっぱいまで寝ていた二人は、一時間目が始まる前にと、猛ダッシュで学校を目指します。


「「かっとビングだ!!オレェーー!!」」


 勢い良く階段を下る二人。鉄男の方はスケボーで階段の斜面(自転車専用)を滑りますが、遊馬は目の前に飛び出した猫を避けるためにジャンプ。


遊馬「くそー!―――――どわ!?」


 しかし、着地に失敗。


鉄男「じゃーなー、遊馬―――!!」


遊馬「く――――こんのぉ……」


「うわわわわ!!どいてどいてどいてーーーー!!!!」


遊馬「?」


 ドヤ顔で先を走る鉄男を見ていた遊馬の後ろから、階段で止まらなくなってしまったのか、慌ただしく駆け下りる少年が遊馬に突っ込んできました。


「どいてくださーーーい!!」


遊馬「えぇ!?」


「「―――っどうわぁ!!?」」


 走っているのは自分なのにブレーキが効かない少年は、そのまま遊馬に激突。自分も吹っ飛びつつお互いに道に倒れこみます。


遊馬「いってぇな!!お前!!」

「ああーーーー!!?九十九遊馬くん!あなたWDCのチャンピオン、九十九遊馬くんじゃないですか!?」





遊馬「へ?」


 突然ぶつかってきた少年は、遊馬を見るなり目を輝かせて興奮気味。


「うわ〜〜〜。ボク遊馬くんの大ファンなんです!」


遊馬「あ〜〜〜。そう……。ははは〜〜、って!!喜んでる場合じゃねぇ!!このままじゃ遅刻だ!」

「!?――――させませんよ、この街の宝、デュエルチャンピオンの遊馬くんに遅刻なんかさせませんよーーー!!」

遊馬「どぉわーーーー!!」



 少年はそう意気込むなり、遊馬の手を取り走り出します。急に引っ張られた遊馬は少年に先導されるまま、いきなり曲がって裏路地へ。そのまま建物を駆け上がって屋上へ抜け、建物から建物へ飛び移り、レストランの厨房を抜け、下水を通り、とメチャクチャなルートで遊馬を連れ回す少年。


「こっちですこっち!!」

遊馬「ぐあああ!?」




・・・・・・・・


「じゃじゃーーーん!お待たせしましたーーー!!」


小鳥「え?」

鉄男「な、なんだ……?」


 ガラリと扉を開けた少年、そこは遊馬のクラスでした。


「この学園の宝、九十九遊馬くんを、たっだいまお連れしましたーーーー!!!」


遊馬「ぅぁぅ………。」


 少年が遊馬を教室へ案内しますが、あちこち変な場所を通ったおかげで、服も何もかもボロボロになっていました。




鉄男「ゆ……遊馬?」


右京先生「き、君は一体……」


「――――申し遅れました!今日からこのクラスに転校してきました、真月零(しんげつれい)です!皆さん、よろしくお願いします!」


「「「「「「?!」」」」」」


右京先生「……。そんなことより、二人共遅刻なんですけどね……。」


「「えええええぇぇぇぇ!?」」





 忍び寄るバリアンの影に、改めて結束を固くする遊馬たち。そんな最中、波乱呼ぶ転校生が突如参上。よかれと思って巻き起こすゴタゴタは遊馬の上を行く!?















ナンバーズ76「よかれと思ってただいま参上!真月零と申します」







遊馬「あ〜……。あの転校生のおかげでとんでもねぇ目にあったぜ…。」


 昼休み、ばあちゃん特製のデュエル飯を屋上で頬張る遊馬。


遊馬「なんだ……あいつは……」

小鳥「いいじゃない。遊馬のファンなのよ、仲良くしてあげなさい」

遊馬「お前な〜〜〜……。」


 遊馬が反論しようとしたその時、中庭から女生徒の黄色い歓声が屋上まで響きました。


遊馬「あん?なんだ?」




「キャーーーサインください!!」

片桐「みんな落ち着いて〜〜!」



 遊馬が屋上から見下ろすと、女生徒たちに取り囲まれた長身の男が目に入りました。




片桐「さぁ、ENJOYデュエルだ!」



鉄男「知らねえのかよ。プロデュエリストの片桐大介だ…。」

小鳥「うわ〜〜!」

遊馬「プロデュエリスト……。」

等々力「特別授業が開かれるんですよ」

小鳥「片桐プロとデュエルできるんですって」

遊馬「ま、マジかよそれ!!すっげぇな!!く――――!プロデュエリストかーーー強えんだろーな〜〜〜」


 そういえばアカデミアと違ってこの学校ではデュエルモンスターズを授業に取り入れている様子は今までありませんでしたが、プロを授業の講師にしたって事はやっぱり授業もあるのかな。


 興奮する遊馬ですが、プロとの勝負を聞きつけて、皇の鍵も輝きだします。


アストラル『プロデュエリスト、それは実に興味深い……』







・・・・・



ギラグ「九十九遊馬……九十九遊馬……。どうしてくれようか…」




 どうみても年相応には見えないギラグ。学生服を着ているのは、中学生になりすますと云うよりは、学園内で活動するために制服を着ているだけみたいですね。まぁ、目立ちますが。


ギラグ「なんだありゃ……。」


 遊馬を倒すネタは何かないかと模索するギラグですが、窓の外にいる女生徒に囲まれた片桐プロを目撃します。


ギラグ「ねぇ〜〜〜、キミィ?ちょっと聞きてぇんだけど……」


 とりあえず探ろうと近場にいた男子生徒の頭を引っ捕まえて事情を聞くギラグ。その時点で目つけられると思うが。





・・・・・



鉄男「オレのターン、ドロー!」

カヤ「魔法発動!《マドルチェ・シャトー》!」

片桐「罠カード、オープン!」



 早速片桐プロにデュエルを申し込んだ遊馬たち。とはいえ順番待ちで遊馬は鉄男のデュエルを見ているだけですが。


遊馬「く〜〜〜いいな〜〜〜オレもやりたかったな〜〜〜」

小鳥「しょうがないでしょー」


片桐「なかなかやるねぇ……。いくよ、ボクはベンケイで君達全員にダイレクトアタック!!」


「「「「「?!」」」」」


 


 なんとプロがやっていたのは、鉄男たちを含めた5対1の変則デュエル。それでも装備カードを5枚装備させたベンケイには、5人掛かりでも無理だったようです。ところでカヤちゃんの使った《マドルチェ・シャトー》のフィールドが凄く見たかったのですが……。


片桐「嘆くことはない!さぁ、ENJOYデュエルだ!」


「「「「「キャーーーーー!!!!」」」」」


 盛り上がる中庭ですが、そろそろ昼休みも終わりです。


片桐「すまないが今日のデュエルは終わりだ。ENJOYデュエルさ」


遊馬「やっぱプロデュエリストって凄ぇ」

アストラル『あのターンで勝敗を着けるとは……。』

遊馬「ぐあーーオレも片桐プロとデュエルしたかった……。」


零「わかりました!遊馬くん!!」


遊馬「んあ?」


 遊馬が声のする方を見上げると、上の通路で零が手を振っているのが見えました。


零「任せてください!片桐プロとのデュエル、必ずこの真月が!」


遊馬「おい!ちょっと待て真月。真月!」


 しかし、零は遊馬の言葉が聞こえないところまで既に走り去っていました。






・・・・・


片桐「ふぅ。やっぱり、デュエルっていいよなぁ……」


 用意された控え室で休憩する片桐。と、そこには先客がいました。


ギラグ「よぉ」

片桐「!?」


 振り返ると突如赤く輝くカードが片桐の目に止まります。眩しい光に飲み込まれて、あっという間に片桐はその瞳を曇らせてしまいます。





ギラグ「へへへへへ。悪いがこのカードにサインしてくれねぇか?」







・・・・・



零「おっかしいな……。まだ帰ってないハズなんだけど……」


中庭で片桐を探す零。必ず学校関係者が通る共通通路を見渡す零は、おぼつかない足取りで歩く片桐プロの姿を見つけました。


零「いた!片桐プロ!待ってください、片桐プロ!」


 ふらふらとさ迷う様に歩いていた片桐は、零の呼びかけで足を停めます。ですが、こちらを振り向く様子はありません。


零「実は、お願いがありまして…。よかれと思って、九十九遊馬くんという生徒と、デュエルをして欲しいと思いまして―――」

片桐「ツクモユウマ!!?」


 振り返った片桐は、さっきまでの様子とは一変、鬼のような形相で零を睨みつけました。




・・・・・




小鳥「真月くーん!」

鉄男「真月―!」

遊馬「もういいだろ…帰ろうぜ〜。」


 片桐を探すと言ったまま教室にも戻ってこない真月を心配して探す小鳥たち。遊馬は正直迷惑を被っていただけに、さっさと帰って飯にしたい様子。


小鳥「だめよ。きっと真月くんは遊馬のために片桐プロを探してるのよ」

遊馬「んなこと頼んでねぇんだよ」


零「うわああああああああああ!!!!」


「「「!?」」」


 突如聞こえた叫び声。それは紛れもなく探していた零の声でした。


小鳥「あの声は!?」






・・・・





片桐「九十九遊馬の居所を教えろ!!」


 ギラリと、不敵な笑みを浮かべてボロボロになった真月を見下す片桐。


零「言えません!よかれと思っても、絶対に言えません!!」

片桐「だったら叩きのめしてくれる!!喰らえ!ダイレクトアタック!!!」


零「うわああああああああああ!!!」





 遊馬たちが駆けつけた頃には、ちょうどデュエルの真っ最中。しかし、ただ単にデュエルをしているようには見えません…。


零LP1500→0



片桐「まだだ………。熱血指導だあああああああ!!!!」


 明らかに様子がおかしい宮野プロ。


遊馬「真月!?おい、真月!!真月!!」


 倒れた零を抱き起こす遊馬。しかし、体に力が入らないのか、立ち上がる事もできずに朦朧とした表情で遊馬に謝る零。


零「ゆ、遊馬くん…。ごめん、ボク……よかれと思って……。」


遊馬「真月……。てめぇ!!真月に何をした!!?」


片桐「フハハハハハ、お前が九十九遊馬か。お前の居場所を言わぬ愚かな奴に、ン熱血指導!してやったまで。ハハハハハハ」





 さらに不気味な笑みで表情を歪ませる片桐。その額には、バリアンの紋章が出現します。


アストラル『あれは――――!』


遊馬「バリアン!?」



片桐「九十九遊馬、貴様をバリアンの力で葬り去ってやる!!」


遊馬「面白ぇ!バリアンだろうがなんだろうが、叩き潰してやるぜ!!」


デュエルディスク、セット!!Dゲイザー、セット!!』


「「デュエル!!!」」


















ギラグ「ふふふはは。上手く言ったな。これでナンバーズは俺の物」






遊馬「先攻はもらうぜ!オレのターン、ドロー!」


アストラル『遊馬、カオス・エクシーズの力はまだまだ未知数。相手の出方を―――』

遊馬「わかってるよ!」


●「オレは魔法カード《スリーカード・サモン》を発動!!手札にレベル4以下の、同じレベルのモンスターカードが3枚ある時、その中から1体を特殊召喚できる!!」


《スリーカード・サモン》
通常魔法
自分の手札のレベル4以下の同じレベルのモンスター3体を選択して発動できる。選択したモンスターの中から1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する。



「オレは、レベル3の《ライライダー》を特殊召喚!!現れろ!!《ライライダー》!!」



《ライライダー》
☆3/光属性/雷族/ATK1200/DEF1400
このカードと戦闘を行なった相手フィールド上に存在するモンスターは、次の相手のターン、戦闘を行えない。
(アニメ効果)


●「さらにオレは《ズババナイト》を召喚!!」


《ズババナイト》
☆3/地属性/戦士族/ATK1600/DEF 900
このカードが表側守備表示のモンスターを攻撃した場合、ダメージ計算を行わずそのモンスターを破壊する。


●「そして、オレのフィールドにレベル3のモンスターがいる時、こいつを特殊召喚できる!!来い、《ミミミック》!!!」


《ミミミック
☆3/地属性/機械族/ATK 300/DEF 300
自分フィールド上にレベル3モンスターが表側表示で存在する場合、このカードは手札から特殊召喚できる。



「オレは、レベル3のモンスター3体でオーバーレイ!!!」


「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!!!」



●「現れろ!!《No.34 電算機獣テラ・バイト》!!!」



20121025130304

《No.34 電算機獣テラ・バイト》
ランク3/闇属性/機械族・エクシーズ/ATK 0/DEF2900
レベル3モンスター×3
このカードは「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。エンドフェイズ時まで相手フィールド上に存在するレベル4以下の表側攻撃表示モンスター1体のコントロールを得る。
(アニメ効果)


小鳥「テラ・バイトよ!」

鉄男「1ターン目からナンバーズ召喚だぜ!」


●「オレは、カードを1枚伏せてターンエンド!」




片桐「あくまでバリアンに抗うそのふざけた根性、ン熱血指導!だ!オレのターン、ドロー!!」


○「オレはフィールド魔法、《修行王国 トレーニング・ワールド》を発動!!このフィールド魔法の効果により、手札のモンスターカードを2枚墓地に送り、手札からレベル7以上のモンスター1体をリリースなしで召喚する!!」


《修行王国 トレーニング・ワールド》
フィールド魔法
手札のモンスター2体を墓地へ送る事で、レベル7以上のモンスター1体をリリース無しで召喚できる。


 突如地面から幾本もの円柱が出現し、身長を超える遥か高いところまで伸び、円柱の森を作ってしまいました。


○「来い!!《熱血獣王ベアーマン》!!」



20121025130323


《熱血獣王ベアーマン》
☆8/地属性/獣戦士族/ATK2600/DEF2700
1ターンに1度、自分フィールド上に表側表示で存在する全てのレベル4以下の獣戦士族モンスターのレベルは、エンドフェイズ時まで倍になる。
(アニメ効果)


零「レベル8――――!?」



遊馬「く――――」


○「さらに、オレのフィールドにベアーマンがいる時、魔法カード《ベアーズ・ブート・キャンプ》を発動!!デッキからレベル4の獣戦士族モンスター1体を特殊召喚する事ができる!!」


《ベアーズ・ブート・キャンプ》
通常魔法
自分フィールド上に「熱血獣王ベアーマン」が表側表示で存在する場合に発動できる。自分のデッキから獣戦士族・レベル4モンスター1体を選択して自分フィールド上に特殊召喚する。



○「来い!《熱血獣士ウルフバーグ》!!!」


20121025130337


《熱血獣士ウルフバーク》
☆4/地属性/獣戦士族/ATK1600/DEF1200
1ターンに1度、自分の墓地から「熱血獣士ウルフバーク」1体を特殊召喚できる。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
(アニメ効果)



○「んまだだ!!ウルフバーグの効果発動!!1ターンに1度、墓地よりコイツを特殊召喚できる!!来い、ウルフバーグ!!」


遊馬「――――!?」

アストラル『あっという間に3体のモンスターを……』


片桐「まだだ!!熱血指導はこれからだ!!」


○「オレはベアーマンの効果発動!!フィールドのレベル4以下の獣戦士族モンスターのレベルを、ターンの終了まで二倍にする!!ウルフバーグ達のレベルは、4から8だ!!」


《熱血獣士ウルフバーグ》
☆4→8



片桐「いくぞ!!九十九遊馬!!」


「レベル8のベアーマンとウルフバーグ2体でオーバーレイ!!!」


「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」



○「出てよ!!《熱血指導王ジャイアントレーナー》!!!!」



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《熱血指導王ジャイアントレーナー》
ランク8/地属性/戦士族・エクシーズ/ATK2600/DEF2000
レベル8モンスター×3
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。お互いのプレイヤーはデッキをシャッフルする。その後、お互いにデッキからカードを1枚ドローし、お互いに確認して墓地へ送る。確認した自分のカードがモンスターだった場合相手ライフに800ポイントダメージを与え、確認した相手のカードがモンスターだった場合自分ライフに800ポイントダメージを受ける。この効果を発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。「熱血指導王ジャイアントレーナー」の効果は1ターンに3度まで使用できる。
(アニメ効果)



○「ジャイアントレーナーの熱血効果発動!!オーバーレイユニットを1つ使い、互いのプレイヤーはデッキをシャッフルしなければならない!」


遊馬「ぐ!」


 突如デッキが無造作にシャッフルされ、カチリと止まります。


片桐「そして、互いにドロー!そのカードがモンスターカードだった場合、墓地に送り、レベルの低い方は800ポイントのダメージを受ける!!」


遊馬「上等だぁ!!」


「「ドロー!!」」


片桐「ふ。オレがドローしたのはレベル8《神獣王バルバロス》!!!」

遊馬「く――――。オレは……レベル1《針剣士》だ……。」


片桐「喰らえ800のダメージを!!!」


遊馬「ぐあああああああああああ!!!」



遊馬LP4000→3200


○「まだまだ!!オレはもう一度オーバーレイユニットを使い、互いのデッキをシャッフル!!」


遊馬「く――――またかよ」

片桐「いくぞ……ドロー!!」


片桐「オレはレベル8のモンスター《モザイク・マンティコア》だ!!」

遊馬「オレは……レベル3《ガガガガール》だ……」


片桐「ならば喰らえ!!800のダメージを!!!」


遊馬「くあああああああああああ!!!」



遊馬LP3200→2400


○「さぁ、最後のオーバーレイユニットを使い、互いのデッキをシャッフル!!!」




片桐「いくぞ……ドロー!!!」


片桐「ふふ。オレのモンスターはレベル4《熱血獣士ウルフバーグ》だ。さぁ、お前のカードを見せてみろ!!」

遊馬「オレのカードは―――――レベル6《ドドドウォリアー》だ!!!」

片桐「何!?」


片桐「うああああああああああああ!!!!」 



片桐LP4000→3200



遊馬「ふん!どんなもんだい!!勝負はまだまだこれから――――!!」


片桐「フ――――ハハハハハ。せっかくのオレのン熱血指導! を……。どうやら、貴様の肉体に刻みつけてやる必要があるようだ…。うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


アストラル『遊馬、くるぞ!!』


○「オレは手札から《RUM − バリアンズ・フォース》を発動!!!」


遊馬「――――!?」


《RUM − バリアンズ・フォース》
通常魔法
自分フィールド上のモンスターエクシーズ1体を選択して発動する。選択したモンスターよりもランクが1つ高いモンスターエクシーズ1体を、自分のエクストラデッキから選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる。この効果でエクシーズ召喚されたモンスターエクシーズは「戦闘では破壊されない効果」を無効にし、相手フィールド上に存在するモンスターエクシーズ1体を選択して、選択モンスターのエクシーズ素材全てを、このカードの効果でエクシーズ召喚されたモンスターエクシーズの下に重ねてエクシーズ素材とする。選択モンスターの攻撃力は、この効果で奪われたエクシーズ素材の数×300ポイントダウンする。




片桐「このカードは自分のモンスターエクシーズをランクアップさせ、カオス・エクシーズを特殊召喚する!!」


「オレはジャイアントレーナーでオーバーレイネットワークを再構築!!」

「カオス・エクシーズ・チェンジ!!!」


『混沌より生まれしバリアンの力、汚れし世界に今こそ裁きを下さん!!!』


「現れろ!!《CX熱血指導神アルティメットレーナー》!!!!」



20121025130535

《CX熱血指導神アルティメットレーナー》
ランク9/地属性/戦士族・エクシーズ/ATK3800/DEF2300
このカードが「熱血指導王ジャイアントレーナー」をランクアップしてエクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。このカードが相手モンスターを戦闘によって破壊した時、このカードのエクシーズ素材全てを取り除いて発動する事ができる。取り除いたエクシーズ素材の数だけ相手プレイヤーはデッキからカードをドローして墓地へ送り、ドローしたカードがレベル4以下のモンスターカードだった場合、相手はその攻撃力分のダメージを受ける。1ターンに1度だけ、このカードはモンスター効果を受けない。


遊馬「来やがった!?カオス・エクシーズ!!」


○「さらに、バリアンズ・フォースの効果発動だぁ!!相手のモンスターエクシーズ1体のオーバーレイユニットを全て吸収する!!」


「“カオス・ドレイン”!!!」


片桐「これでアルティメットレーナーのカオス・オーバーレイユニットは4つ。本当のン熱血指導!の始まりだあああ!!!」


○「いけ!!アルティメットレーナー!!テラ・バイトを蹴散らせええええええ!!!」



遊馬「んな――――!! く――――!」


小鳥「テラ・バイトが―――!?」

零「遊馬くん!!」


○「まだまだ!アルティメットレーナーの効果発動!!カオス・オーバーレイユニットを1つ使う事で、相手プレイヤーはカードを1枚ドロー!!そしてそのカードが、レベル4以下のモンスターだった場合、カードの攻撃力分のダメージを受ける!!」


片桐「オレは、4つ全てのカオス・オーバーレイユニットを使う!!」


「“アルティメット・トライアル”!!!」


遊馬「ぬぁ……」


片桐「お前がドローするカードは4枚……。さぁ!!自分のモンスターによって葬り去られろ!!ハーーーッハッハッハッハッハ!!」


遊馬「く―――――ドロー!!!」






・・・・・




遊馬「ドローしたのは《アチャチャアーチャー》…。レベル3だ」


片桐「レベル3!!!ならば、その分の攻撃力を受けろぉぉ!!」


遊馬「ぐああああああああ!!!」



遊馬LP2400→1200



零「遊馬くん!!」

片桐「ドローカードは墓地に送られる…。さぁ、再びカードを引け!!引くんだあああああああ!!!」


アストラル『遊馬……。』


遊馬「ち。負けてたまっかよ!!ドロー!!」


「魔法カード、《ワンダー・ワンド》だ!」


小鳥「――――ほ。」


片桐「ちっ!だがドローは後2回、引けぇ!!」


遊馬「ドロー!!!ドローしたのは……レベル4《カゲトカゲ》…。」


「ぐあああああああああ!!!!」


遊馬LP1200→100



片桐「くぉれで残りライフはたった100!!さぁ、最後のドローをしろぉ!!!」

零「もうやめてください!!」

片桐「あぁ?」


零「ボクがなんでもします。だから遊馬くんは……遊馬くんは許してください!!」

遊馬「ばかやろう!!何言ってる真月!!」

零「遊馬くん、逃げてください!!」


片桐「美しい友情ごっこか?だが所詮そいつは負け犬よぉ!!」


遊馬「黙れぇ!!こいつは負け犬なんかじゃねぇ!!ただ、人のため、よかれと思ってガムシャラに突っ走っているだけだ!!」




片桐「はぁ?くだらんな」


遊馬「真月、お前のためにも、必ず勝つ!!」


「ドロー!!!!」

















「――――ドローしたのはレベル3《ドテドテング》!!!」




片桐「はっ!!終わりだ九十九遊馬、消え去れ!!」


遊馬「確かにこいつはレベル3のモンスターだが……。攻撃力は……0だ!!」





片桐「な――――攻撃力0だと!?」


アストラル『遊馬、いくぞ!』

遊馬「おう!」

●「オレは《ドテドテング》を墓地に送る!そして、こいつが墓地へ送られた時、フィールド上のカード1枚を手札に戻すことができる!!」


《ドテドテング》
☆3/風属性/悪魔族/ATK 0/DEF 800
このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド上のカード1枚を選択して手札に戻す事ができる。


 自分フィールド???あれ???



遊馬「奴のモンスターを吹き飛ばせ!!」


○「く―――アルティメットレーナーの効果発動!!1ターンに1度、こいつはモンスター効果を受けない!!」


鉄男「だめだ…」

小鳥「遊馬――――。」


片桐「最後のあがきも無駄だったようだな。」


●「無駄じゃないさ――――オレは罠カード《埋葬混乱−バリー・パニック》を発動!!このターン、墓地に送られた互いのモンスター1体につき、相手プレイヤーに100ポイントのダメージを与え、さらにそのモンスターの攻撃力を下げる!!」


《埋葬混乱−バリー・パニック》
通常罠
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。このターン墓地へ送られた全てのモンスターの数×100ポイントダメージを相手ライフに与える。また、そのダメージの数値分だけ、選択したモンスターの攻撃力を下げる。


片桐「何!?」


遊馬「墓地へ行ったカードは18枚!よって、プレイヤーとお前のモンスターに1800のダメージだ!!」




片桐「ぐああああああああああ!!!!」



片桐LP3200→1400


《CX熱血指導神アルティメットレーナー》
ATK3800→2000


○「ターンエンド……だ。」




遊馬「いっくぜえ!!オレのターン、ドロー!!」


●「オレは、《ガガガマジシャン》を召喚!!」


《ガガガマジシャン》
☆4/闇属性/魔法使い族/ATK1500/DEF1000
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に1から8までの任意のレベルを宣言して発動する事ができる。エンドフェイズ時まで、このカードのレベルは宣言したレベルとなる。
(アニメ効果)


●「そしてさらに手札から永続魔法《ガガガ×ガガガ》を発動!!オレのフィールドにあるガガガモンスター1体を選択し、そのモンスターと同じカードにして特殊召喚する!!」


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《ガガガ×ガガガ》
永続魔法
自分フィールド上に表側表示で存在する「ガガガ」と名のついたモンスター1体を選択して発動できる。このカードは選択したモンスターと同じ属性・レベル・攻撃力・守備力の同名モンスターカードとなり、自分のモンスターカードゾーンに特殊召喚する。選択したモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。



「オレはレベル4の《ガガガマジシャン》2体でオーバーレイ!!!」

「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」


「現れろ!《No.39 希望皇ホープ》!!!!」


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《No.39 希望皇ホープ
ランク4/光属性/戦士族・エクシーズ/ATK2500/DEF2000
レベル4モンスター×2
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動する事ができる。そのモンスターの攻撃を無効にする。
(※アニメ効果)


片桐「ナンバーズを召喚しただと!?」


遊馬「まだだぁ!!!かっとビングだ!!オレ!!」


●「オレは希望皇ホープをエクシーズ素材として、カオス・エクシーズ・チェンジ!!」



「現れろ!!《CNo.39 希望皇ホープレイ》!!!!」


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《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ランク4/光属性/戦士族/ATK2500/DEF2000/
自分のライフが1000以上の場合、このカードはエクシーズ召喚できない。自分フィールド上に存在する「No.39」と名の付くモンスター1体をこのカードのエクシーズ素材として特殊召喚することができる。 このとき「No.39」と名の付くモンスターのエクシーズ素材をこのカードのエクシーズ素材とする事ができる。このカードは「No.」と名の付くモンスターとの戦闘でしか破壊されない。 このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する。このカードの攻撃力を500ポイントアップし、相手モンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。
(※アニメ効果)



●「そしてえ!ホープレイの効果発動!!オーバーレイユニット1つにつき、ホープレイの攻撃力を500ポイントアップさせる!!オーバーレイチャージ!!」


《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ATK2500→4000



片桐「攻撃力4000!!??」



零「凄いよ凄い!!!」


●「いっけえええ!!ホープレイ!!アルティメットレーナーに攻撃!!!」



「“ホープ・剣・カオススラッシュ”!!!!!」




片桐「うわああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」



片桐LP1400→0




遊馬「いやったぜ!やったーーー!!!」



ギラグ「く―――九十九遊馬。この次は貴様を必ず――――。」



 もうこれギラグさんは、毎回刺客を出す中間管理職に確定じゃないですか。






片桐「――――は?ここは……ボクは何を……。」


 ようやく目を覚ました片桐。既に先ほどの邪気は消え、バリアンの紋章もいつの間にか消え去っていました。


小鳥「覚えてないの……?」



アストラル『やはり、彼も操られていたのか。』


遊馬「う――――!」


アストラル『遊馬!』


 いきなり使った大技に疲労したのか、膝をつく遊馬。なんだかんだでバーンで残り100まで減ったのですから。


小鳥「遊m」
零「遊馬くん!!!」
小鳥「え?」


 遊馬に駆け寄る小鳥を追い抜いて、真月が遊馬を前で膝をつきます。


零「遊馬くん大丈夫ですか!!?さぁ、保健室へ」

遊馬「おい、真月…。お前のおかげで勝つことができたぜ。ありがとな。」


零「――――」


遊馬「真月、今日からお前はオレたちの仲間だ!」


零「はい!よかれと思って!!」


遊馬「うわちょっと待て!!真月!!」


 そのまま零の背中におぶさる遊馬ですが、ちゃんと掴まないウチに零が走り出してしまい、上半身を地面にこすりながら引きずられるハメになった遊馬。


遊馬「お前のよかれと思っては、もうたくさんだぁぁ〜〜〜!!」














次回、委員長が風紀委員に!?


デュエルの乱れは風紀の乱れ、執行デュエル学園。


 このままじゃ不良なガガガ先輩とガールが危ない!!


「デュエルの乱れは校則違反!? 出撃!?特命風紀コマンダー











 零くん初登場回でしたが、「ン熱血指導!!」が全部持って行きました。