ナンバーズ64「ネオ・ギャラクシーアイズ咆哮!闇を打ち砕く兄弟の絆」
以下感想。
http://id47.fm-p.jp/232/bokuziba/index.php?module=viewdr&action=pdetail&stid=1&date=20120718&pw=
『ななななぁーんと!あのダイソン・スフィアが、ゲノム・ヘリターによって破壊されてしまいました!形勢逆転、トロン有利!一瞬にして追い詰められたカイト!(やってくれますねぇ…トロン)』
WDC準決勝2回戦。トロンVSカイト。速攻で召喚した《銀河眼の光子竜》と《No.9 ダイソン・スフィア》。しかし、紋章の力によりゲノム・ヘリターの効果で効果と攻撃力を奪われ、クリスの想いも無念に散ることになる。ハルトのヴィジョンを自分の顔に貼り付け、さらに感覚までも共有しているトロン。トロンに攻撃することは、そのリアルダメージがハルトを襲う。
カイトにとってはこれ以上無い悪条件だが……。
ハルト『ふっふっふっふ。わかるよねぇ?ボクの痛みはトロンの痛み。トロンの痛みはボクの痛みだと―――。兄さん』
紋章の光をカイトに向けるトロン。その怪しい光を受けたカイトは、自分の足元に部屋で眠っているハルトのヴィジョンが現れます。
カイト「ハルト!!」
トロン『フッフッフッフ。兄さんにだけ、特別上映だ』
そう言ってトロンはまた自分の頬をつねります。その痛みがハルト自身にも伝わり、足元で寝ているハルトは眠ったままうなされます。
カイト「ハルト!!」
Dr.フェイカー「ハルト!!」
叫ぶ兄。叫ぶ親父。そして、オービタルの協力でハルトの部屋へ向かう遊馬も。
遊馬「ハルトオオオオオオオオオオ!!」
闇の眠りから弟を救うため、子供(14)と青年(18)と大人(??)は叫びます。それが遊戯王ZEXAL!!
第64話「ネオ・ギャラクシーアイズ咆哮!闇を打ち砕く兄弟の絆」
ハルト『ふふふふふ。さぁ、兄さんのターンだよ?……いいよ、兄さんのギャラクシーアイズでボクを攻撃してよ!!――――――愛するハルトがどうなってもいいのならね』
カイト(奴を攻撃すればハルトが―――――。だがオレが負ければ……。)
カイトに迫られた選択。それはナンバーズを集め、Dr.フェイカーの指令を遂行し達成する事でハルトの病気を治す事。もし、ここで敗北すれば集めたナンバーズは全てトロンに渡ってしまう。そうすればもとよりハルトを救う方法は断たれる。
しかし、トロンに勝つにはトロンを攻撃しなければならないが、トロンはハルトと感覚を共有しているという。すなわち、トロンを傷つける事は、ハルト自身も傷つける事になる。
●「オレのターン、ドロー!!」
カイト(オレは勝つのみ!勝つしかないんだ!こいつを倒し、ハルトを助ける!だからそれまで、耐えろ!ハルト!)
●「オレは《銀河眼の光子竜》で《No.8 紋章王ゲノム・ヘリター》を攻撃!!」
「“破滅のフォトンストリーム”!!!」
ハルト『うわああああ!!!』
トロンLP3200→2600
吹き飛ぶトロンの体にリンクして、映像のハルトが声を荒げて苦しみます。見ているカイトはまさに身を切られる想いでしょう。その姿に思わず目を閉じます。
ハルト『ヒドイ。ヒドイよ兄さん……。ゲノム・ヘリターは、ナンバーズ以外でのバトルでは破壊されないけど、ボクはダメージを受ける…。やっぱり兄さんは、目的のために手段なんか選ばない酷い人間だ』
●「オレは…これで、ターンエンドだ…。」
・・・
遊馬「おい!もっと早く飛べねぇのかよ!このままじゃハルトが――――」
オービタル『トンマ!オマエニ言ワレナクテモワカッテル!ツッコムゾ!!』
遊馬「え――――――うおあああああああああああああああああああ!!!」
ナウシカスタイルでハートランドのハルトの部屋に飛ぶ遊馬とオービタル。部屋の近傍まで接近すると防衛装置が作動するのか、まさかのレーザー攻撃が遊馬をかすめます。悲鳴を上げながらもオービタルの飛行で躱しつつ入口を探します。
・・・
○『ボクのターン、ドロー!』
ハルト『兄さん、ボクのターンだから攻撃できなくてがっかりしてるでしょう?大丈夫だよ。兄さんを失望させはしないから――――』
カイト「何…!」
○「ボクは装備魔法《破滅の紋章(カースド・メダリオン)》をゲノム・ヘリターに装備!!お互いのプレイヤーは1ターンに1度、場のモンスター1体につき300ポイントのダメージを受ける!」
《破滅の紋章(カースド・メダリオン)》
装備魔法
「紋章」と名のついたモンスターにのみ装備可能。1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するモンスターの数×300ポイントダメージをお互いのライフに与える。
ハルト「場にはモンスターが2体。よってボク達兄弟は600ポイントのダメージを受ける。一緒だよ、兄さん」
カイト「ぐあああああああああああ!!!」
カイトLP1200→600
トロンLP2600→2000
《破滅の紋章》で鎖越しに繋がれたカイトとトロン。カイトを苦しめるためにハルトとリンクしている自分自身も痛めつけるという戦法です。
しかも、その痛みは実際のハルトにまでダメージが。
突然、意識が途切れたように倒れ込むハルト。それと共に、眠っているハズのハルトのヴィジョンも妙に静かに……。
カイト「バカな……。ハルト……ハルトオオオオオオオオオオ!!!!!1」
・・・
遊馬「いっくぞおおお!!!おおおおおおりゃああああああああああ!!!」
結局外から入る場所は見つからなかったのか。ダイナミックに窓を蹴破って入室する遊馬。これだけ運動神経があれば、跳び箱30段も夢じゃないハズ。
遊馬「おい!ハルト!しっかりしろ!ハルト、ハルト!」
遊馬はすぐさまベッドで静かに眠るハルトに呼びかけます。すると遊馬の呼びかけに反応したのか、咳き込んだハルトを見てまだ無事な事をカイトに伝えます。
遊馬「カイト!無事だ!ハルトは生きてるぞ!」
・・・
カイト「そうか…ハルトは……。」
ハルト『はっはっはっはっはっは!!ひっかかった!ひっかかった!!驚いた?もうだめかと思ったでしょ?』
倒れ込んでいた事がただの演技だったと、笑いながらトロンは立ち上がります。
カイト「貴様―――!」
ハルト『やだなぁ…ちょっとした冗談じゃないかぁ…。でもここからが正念場だよ。ね。父さん』
にこりとハルトの笑顔そのままにDr.フェイカーのモニターに顔を向けるトロン。
遊馬「いい加減にしろ!ハルトは何もしたいねぇのに!!ハルトはただ、カイトと一緒に居たいだけなんだ!」
そう言って遊馬は眠ったままのハルトの手を握ります。
遊馬「カイトだって同じだ。ただお前を助けたくて、お前のことだけを想って……。なのになぜ……ハルト……。」
アストラル『これは――――』
すると握った手からハルトの意識が遊馬に流れ込んできました。それは、あの時ハルトと出会った静かな丘の木の下の家。
遊馬「これは――――」
アストラル『あぁ』
遊馬「あの時と同じ――――。」
あの時約束した、カイトを助けると。
アストラル『そう。ここはハルトの意識の中。以前、ハルトが君を呼び込んだ場所だ』
遊馬「ハルト……。」
すると突如その平和な世界を黒い影が覆います。そして闇の中から、トロンのおぞましい姿が……。
遊馬「あれは――――。」
トロン『どうして……どうしてお前が……』
遊馬「やっぱりハルトの中にいやがったのか」
トロン『いつも邪魔ばかりする目障りな奴。遊馬あああああああああああ!!』
するとトロンの姿が黒い龍のようなモンスターに変わります。
アストラル『遊馬!』
遊馬「わかってるぜ!」
そう言うとエクストラデッキに手をかける遊馬。精神世界限定で無条件に召喚できるホープを掲げます。
●「現れろ!《No.39 希望皇ホープ》!!」
遊馬「冗談じゃねぇ!お前なんかにハルトの心を好きにさせてたまるかよ!!」
「いっけぇホープ!!邪悪な根っこを叩き切れ!!“ホープ・剣・スラッシュ”!!!」
一刀両断。黒い影を引き裂くホープ。すると、そこにいたハズのトロンの影も闇と共に消滅していきました。
オービタル『トンマ!?』
・・・
トロン『ぐ―――――。おのれ遊馬!どこまでも邪魔を―――――!!』
カイト「どうなっている――!?」
突如吹き飛ぶトロン。すると顔に貼り付けてあったハルトのヴィジョンにノイズが走ります。
遊馬『ふん!ハルトの中にいたトロンの意識を退治してやったぜ!』
トロンが使っていたハルトを写したモニターに出てきた遊馬。さり気に凄い事を言ってますが。
遊馬『ハルトはもうトロンと繋がっちゃいねぇ!安心しろカイト!そして奴をぶっ倒せ!!』
カイト「お前……。うおおおおおおおおおおおおおお!!!」
以前、ハルトがカイトに残した赤いオーラが、カイトを包みます。
カイト「貴様だけは許す事はできぬ、トロン!!懺悔の用意はできているか!!」
慌てて消えるハルトのヴィジョンの下にある自分の顔を仮面で隠すトロン。
トロン「ぐ――――。遊馬、カイト。君たちはどこまでもボクの思い通りにならないって事だね」
カイト「ふざけた事を!!貴様だけは許さん!!」
●「オレのターン、ドロー!!」
●「オレは魔法カード《銀河遠征(ギャラクシー・エクスペディション)》を発動!!オレの場にギャラクシーアイズがいる時、デッキから《銀河騎士》1体を特殊召喚できる!!」
《銀河遠征(ギャラクシー・エクスペディション)》
通常魔法
自分フィールド上に「銀河眼の光子竜」が存在する場合、自分のデッキから「銀河騎士」1体を特殊召喚できる。
《銀河騎士(ギャラクシー・ナイト)》
星8/光属性/戦士族/ATK2000/DEFXXXX
自分フィールド上に「銀河騎士」が存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
●「さらに、オレの場に《銀河騎士》がいる時、手札からもう1体の《銀河騎士》を特殊召喚する事ができる!」
遊馬「いっけぇ!カイト!!」
「オレはレベル8の《銀河眼の光子竜》と2体の《銀河騎士》でオーバーレイ!!」
「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」
カイト『逆巻く銀河よ。今こそ怒涛の光となりて、姿を現すが良い!!!』
『光臨せよ、我が魂!!《超銀河眼の光子龍》!!!』
《超銀河眼の光子龍》
ランク8/光属性/ドラゴン族・エクシーズ/ATK4500/DEF3800
レベル8モンスター×3
「銀河眼の光子竜」を素材としてこのカードがエクシーズ召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するカードの効果を無効にする。1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上のエクシーズ素材を全て取り除き、このターンこのカードの攻撃力は取り除いた数×500ポイントアップする。さらに、このターンこのカードは取り除いた数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。
トロン「こいつが…ギャラクシーアイズの進化形……。」
●「そして、ギャラクシーアイズをオーバーレイとしてネオ・ギャラクシーアイズの召喚に成功した時、他の全てのモンスター効果を無効にする!!」
トロン「ゲノム・ヘリターの効果が…・・・」
カイト「これで、貴様のモンスターはただのデク人形!!」
遊馬「って事は、これでナンバーズが破壊できる!」
アストラル『そしてこれが決まれば、カイトの勝ちだ。』
カイト「トロン!!100万回の命乞いでもオレの怒りは消えぬ!!地獄でも異世界でもいい!!オレとハルトの前から消え去れ!!」
●「ゲノム・ヘリターに攻撃!!」
「“アルティメット・フォトン・ストリーム”!!!!」
トロン「うわああああああああああああああああああああ!!!」
激しい爆発がステージを覆う。トロンの影すら覆い隠し、試合の流れではカイトの勝利は確定したも同然(既にダメな言い回し)。
「ハッハッハハハッハッハハッハハ!!!」
トロン「ボクを倒しちゃったと思ったでしょ?」
○「ボクはネオ・ギャラクシーアイズに永続罠《無敵の紋章(プロテクション・メダリオン)》を発動したんだよ」
カイト「なんだと!!?」
《無敵の紋章(プロテクション・メダリオン)》
永続罠
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。選択したモンスターの攻撃力は800ポイントダウンする。このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、選択したモンスターは戦闘では破壊されない。選択したモンスターがフィールド上から離れた時、このカードを破壊する。
トロン「そう。《無敵の紋章》によってネオ・ギャラクシーアイズの攻撃力を800ポイントダウンさせたんだよ」
《超銀河眼の光子龍》
ATK4500→3700
遊馬「そ…そんな!だからトロンのライフを削りきらなかったのか!」
トロン「ハッハハッハ。どうする?」
●「―――――……ターンエンドだ。」
トロン「フフフフフ。ありがとうカイト。」
カイト「何?」
トロン「全ては君のおかげだよ。君の怒りが、眠れる“紋章神”を呼び覚ましてくれた!!」
トロンがそう言い放つと、仮面の額部分に紋章が浮かび上がり、さらにお互いを挟んだフィールド全体にも紋章が浮かび上がります。
○「ッハッハッハッハ!!ボクのターン、ドロー!!」
○「ボクは《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》を召喚!!」
《紋章獣ベルナーズ・ファルコン》
星4/風属性/鳥獣族/ATK1000/DEF1600
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。自分フィールド上の全てのモンスターのレベルをこのカードのレベルと同じにする。
○「さらに魔法カード《蘇生紋章(リボーン・メダリオン)》を発動!!このカードは墓地からレベル4行かの紋章モンスターを特殊召喚する事ができる!!」
《蘇生紋章(リボーン・メダリオン)》
通常魔法
自分の墓地から「紋章」と名のついたレベル4以下のモンスター1体を選択して特殊召喚できる。
《紋章獣バシリスク》
星4/地属性/獣族/ATK1000/DEF1400
このカードが相手モンスターと戦闘を行った時、そのモンスターとこのカードを破壊できる。
○「さらに!ボクの場に紋章モンスターが2体以上いる時、手札から《紋章獣エアレー》を特殊召喚する事ができる!!」
《紋章獣エアレー》
星4/?属性/?族/ATK1000/DEFXXXX
自分フィールド上に「紋章」と名のついたモンスターが2体存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。
カイト「!?」
「ボクはレベル4のベルナーズ・ファルコン、バシリスク、エアレーをオーバーレイ!!」
「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」
「解放しろ!!怒りを!!」
○「現れろ!!《No.69 紋章神(ゴッド・メダリオン)コート・オブ・アームズ》!!!!」
《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》
ランク4/?属性/?族/ATK2600/DEFXXXX
レベル4モンスター×3
このカードは、「No.」と名のついたモンスター以外との戦闘では破壊されない。フィールド上に存在するこのカード以外のモンスターの効果を全て無効にする。その後、このカードはこの効果で無効化したモンスターの効果を全て得る。
後頭部アームズに聞こえたと思ったら、本当に後頭部から腕が生えたモンスターでした。
カイト「なんだこのナンバーズ……。」
トロン「こいつを操るには、莫大なエネルギーが必要だったんだよ。それはね、怒り。」
カイト「怒り?」
トロン「そうだ、ボクには感情が無い!純粋な怒りが無いんだ!」
窓ガラス破っても怒ってなかったのか。とうか、人一倍感情表現豊かだと思うのだけど。
トロン「だからみんなに怒ってもらった。ドロワやシャーク。そして、ボクの息子達さえも使って……。怒りを溜めてきたんだ」
だから、?にあんな冷たい態度をとっていたんでしょうか。あのデュエルでは結果、シャーク側の怒りも?側の怒りも呼び起こせましたしね。
カイト「なん…だと…!?」
トロン「君は良く怒ってくれたよ。フフフ。ハルトの事だと怒る怒る!おかげでぇ!!見てよ!コート・オブ・アームズを呼ぶ事ができたぁ!」
カイト「まさか……全てはこのナンバーズを呼ぶために……!?」
○「そして、コート・オブ・アームズはオーバーレイユニットを使わずとも効果を発動できる。フィールドにいる“これ”以外のモンスターが持つ効果を全て無効にし、さらにその効果を全て得る。」
カイト「なに!?」
○「いけぇ!!コート・オブ・アームズ!!ネオ・ギャラクシーアイズの効果を奪え!!」
「“紋章神の手――ゴッド・メダリオン・ハンド”!!!」
禍々しい触手がネオ・ギャラクシーアイズを襲います。効果によって効果を失ったネオ・ギャラクシーアイズは、石化したように灰色に変わって動かなくなります。
トロン「これで君のモンスターの効果は全て消え、ボクのモノだ――――」
カイト「ネオ・ギャラクシーアイズが――――――!?」
トロン「さぁ行くよ!!カイト!!」
カイト「―――――……!」
○「ボクは、ネオ・ギャラクシーアイズから奪ったモンスター効果を発動!!オーバーレイユニットをひとつ使い、コート・オブ・アームズ以外の全てのオーバーレイユニットを墓地へ送る。」
《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》
ATK2600→4100
「これにより、コート・オブ・アームズの攻撃力は(墓地に送った)オーバーレイユニットひとつにつき500ポイントアップ。よって、攻撃力は1500ポイントアップする!!」
○「さらに、コート・オブ・アームズは、墓地へ送ったオーバーレイユニットの数だけ、攻撃する事ができる!つまり、3回連続攻撃だ!!」
カイト「く――――ネオ・ギャラクシーアイズの効果を……。」
トロン「さらに《無敵の紋章》の効果によりネオ・ギャラクシーアイズは破壊されない!ッハッハッハッハ、君を味わい尽くしてやるよ。そしてフェイカー!よく見ておけ!貴様の息子がのたうつ様を!!ッハッハッハッハッハ!!!」
○「コート・オブ・アームズでネオ・ギャラクシーアイズを攻撃!!」
「“ゴッド・レイジ”!!!」
カイト「ぐあああああああああああああああああ!!!」
カイトLP600→200
トロン「もう一度ぉ!!」
「“ゴッド・レイジ”!!!!」
カイト「だああああああああああああああああああああ!!!!」
カイトLP200→0
遊馬「カイトおおおお!!」
カイト「ハルト……」
トロン「まだだぁ!!!まだ倒れさしてあげない!だって君の怒りはこんなものじゃないだろう?」
「“ゴッド・レイジ”!!!!!」
天から差し込む神罰が三度カイトを襲います。そのライフは既に0。度重なるフォトンの力の酷使に加え、ネオ・ギャラクシーアイズも無力化され、もうその力は残っていません。
遊馬「カイトおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
小鳥「いやああああ!!」
思わず小鳥ちゃんも目を背ける光景に―――――。
トロン「何だ!?」
しかし、神の裁きは二回目までとは違って直撃することなくバリアでかき消えてしまいました。
トロン「ば……馬鹿な。お前は――――――」
カイト「ハルト……。」
さっきまで映像を通して見ていた弟の姿。だけど、今目の前にいるのは、正真正銘のハルトでした。
ハルト『兄さん。ありがとう』
そう言ってハルトの姿は霧状に変わり、消滅し、吹き飛びかけたカイトの体は、ゆっくり優しく地面に沈みました。
トロン「ふん。僅かに残っていた力を兄のために使ったか。」
紋章を右手に宿してトロンはその腕をカイトに向けます。途端、光輝く数枚のカードがカイトの体から抜けてトロンの右手に吸収されていきます。新しいアンティデュエルですね。
トロン「不味い不味い。不味い復讐だったよ。」
そう言い残してトロンは次元の狭間に消えていきました。また観客に説明し辛い事を……。
思えばカイト・トロン戦では、1回戦にいた九十九遊馬が突如カイトのステージに勝手に上がり、そのままロボットに乗ってどこかへ飛んでいったかと思えば、ステージでは見知らぬ男の子の顔を貼り付けた鬼畜な少年が散々子供に悪影響を与える単語を吐きつつ、終始顔芸をし続けるという凄い難しいデュエルでしたね(難しい?)。
遊馬「カイト!!おいしっかりしろ!カイト!!」
タッチの差で戻ってきた遊馬は、倒れて意識を失ったカイトに呼びかけますが、ハルトと同じように深い眠りに陥ってしまったようです。最近のデュエリストは、デュエルで敗北すると昏睡するのが条件になってきましたね。
遊馬「カイトおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
まぁそんな感じで全ての怒りと悲しみを背負って決勝戦へ。
次回「ナンバーズ総力戦!遊馬VSトロン驚異の超異空間デュエル!」
超異空間より、ナンバーズ合戦の方が気になります。ここらで続々と遊馬のエクシーズサポートカードを期待。
今回登場した《No.69 紋章神コート・オブ・アームズ》は、今夏発売のザ・ヴァリアブルブックに収録。もう一枚はディスティニー・レオだ!さぁ、書店に予約だ!(煽り)