【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

スマイルプリキュア!第11話「プリキュアがチイサクナ〜ル!?」










 それはある晴れた日の午後。



やよい「ねぇ見てみて!可愛いダンゴムシ!」


なお「ひぃ!?」


 帰りのホームルームも終わってのんびり校門に向かっていた5人。すると、やよいは花壇の中から小さな黒い点のようなムシを拾い上げてあかね達に見せます。


みゆき「ホントだ〜かわいい〜」

れいか「本当に小さいですねぇ」


なお「ひぃぃ!?」


 警戒心が強いダンゴムシは、何か自分の回りで起こると、コロンと自分の体を丸めて動かなくなっていまいます。それが逆に捕まえやすくて面白いですねが、やよいの手の中でしばらくじっとしていたダンゴムシは、危険が去ったと思ったのか、丸くなっている体を開いて動き出しました。


れいか「なお、大丈夫!?」

あかね「どないしたん?」


なお「いてて・・・・」


 やよいの手の中でうごめくそれを見たなおは、後ろも見ずに全力で後退。そのまま何かに躓いて勢いよく転んでしまいます。



なお「なに・・・これ?」

あかね「なんか、“打出の小槌”っぽいな。」

キャンディ「なーに、そり?」


 なおが拾い上げたのは、七福神の誰かが持っていそうな古風感じの小槌でした。みゆきの両手の中でぬいぐるみのフリをしていたキャンディが、“打ち出の小槌”についてみゆきに尋ねます。


みゆき「昔話の“一寸法師”に出てくる不思議なアイテムだよ。一寸法師は小さな体で大きな鬼と勇敢に戦って、最後にお姫様が「大きくな〜れ」って打ち出の小槌を振ると、一寸法師は大きくなるんだよ。」



 おとぎ話に詳しいみゆきがキャンディと視聴者に軽く説明。みんな実際に打ち出の小槌を見たことが無いけど、なおが持っているソレは絵本に書かれているものと瓜二つでした。



キャンディ「クル〜!キャンディもやるクル〜!」


なお「おとぎ話だけどね。」


キャンディ「おおきくな〜れ!!」

みゆき「いだ!!」


 話を聞いてはしゃいだキャンディは小槌を振り回してもはや恒例になっているみゆきの顔面にクリーンヒット。すると、小槌が当たったみゆきの顔から光が零れ、5人を包んでしまいます。そして・・・。





なお「大きな〜れって・・・」



「「「「「キャンディが大きくなっちゃった〜!!」」」」」



 みゆき達の目の前には、さっきまでみゆきの手の中にいたキャンディがアカンベエよりも多くなってそこに立っていました。


やよい「おぉ〜」

あかね「なんでやねん・・・。はっ!ちゃう!これって・・・うちらが小さくなたんや〜!!」


「「「「「えぇ〜〜〜〜!!!」」」」」



 周りを見れば、学校も空も、草も小石もバッグもみんな大きく見えます。そしてなおの後ろを横切るやよいの手の中にアレも巨大に・・・・。






 さてさて。本日も平和なバッドエンド王国。「チイサクナ〜ル」というアイテムを探してあちこち引っ掻き回しているマジョリーナ。もちろん原因は、前回同様にアカオーニのしわざでした。

アカオーニ「あぁ、それならどこかに飛んでったオニ。全く、使えないハエたたきだったオニ。」

 ハエ叩きと間違えてぶん投げてしまったみたいです。



マジョリーナ「あれさえあればプリキュアなんて一捻りなのに〜!探すだわさ!」


 というわけで今回もマジョリーナのアイテムで早くもハチャメチャ展開。みゆき達はどうなっちゃうのでしょうか。



第11話「プリキュアがチイサクナ〜ル!?」



 とりあえずキャンディの持っている打ち出の小槌が原因だと判断したれいかの意見で、一先ずキャンディを追う事にしたみんな。当のキャンディはみゆき達が自分を置いてどこかへ行ってしまったと思っているみたいで、そのまま教室へ行ってしまいます。灯台もと暗しですね。



 さらにピンチは続きます。キャンディの巨大な足に踏み潰されないように必死によけているとなおの目の前に巨大なバッタが。



なお「いーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーー!!!!」


なお「ばっばっばbbbbbbバッタッバッタ!!!」「ぶぶぶぶぶぶぶぶ」みゆき


あかね「バッタ?」


 巨大な昆虫に取り乱すなおですが、一先ずキャンディに見付けて貰う事にして、キャンディの後を追います。



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みゆき「これは・・・湖だ!」

あかね「水溜まりや。」


 キャンディを追いかけるものの。みゆき達の何倍も大きいキャンディは、歩くスピードも歩幅も段違いです。後を追うにも湖のような水溜まりが先を塞いでしまいます。


 やよいが水溜まりに足を入れてみますが、濡れるというよりは水の塊が足にまとわり着く感じです。それを見たれいかは、それが表面張力という水の現象だと説明します。この場合、水の分子は普通の人間よりみゆき達には大きいので、分子同士が互いにまとまらずに細かい個体として触れる事ができるから、という感じですか。ちょいと難しい話ですが。



 そんな原理をすっとばして、みゆきのアイディアで葉っぱの小舟に乗ってささーっとキャンディを追う5人。葉っぱ船を漕ぐなおは、その途中で滑っていたアメンボにもドギマギ。




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みゆき「おぉ〜・・・なんて高い山!」

なお「階段でしょ?」

あかね「よっしゃあ!肩車大作戦や!」



 というわけで階段一段登るにも一苦労。下から順に「なお、れいか、みゆき、やよい、あかね」と5人で肩に足を乗せて肩車です。でもやっぱり即席の肩車は長くは持たず、バランスを崩してしまい、その直後の野球部のランニングに遭遇して一同あたふた。階段を駆け上がる震動でグラグラ揺れます。




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やよい「うわ〜!いつもの教室が全然違うー!」

あかね「関心してる場合ちゃう!キャンディを追いかけんねんで!」


「「「「おー!!!!」」」」


 今度は教室の机の横に引っ掛けてある体操着の袋の紐を伝って5人は机の上へ。思いのほかみんな運動神経ありますね。


やよい「うわ〜広〜い。運動場みたい。」


 机の上に上がってみると、キャンディが窓の珊に登って外を見渡しているのが見えました。ここで見逃すとさすがに面倒なので、必死でキャンディの元へ走る5人。



れいか「あ!」



 しかし、それを覚えていたか忘れていたか。小さい自分達には机の高さと床は山と谷底です。



れいか「高いですねぇ。」

あかね「高いところ・・・」

なお「怖い・・・。」


やよい「おー・・・そうだ!」




 今度はやよいのアイディアで、机の上に置いてあった定規を使って、定規の橋を机の間にかけちゃいます。そこを渡ってキャンディを目指す5人。しかし、高所恐怖症なのか、あかねとなおは四つん這いになってゆっくり定規の橋を渡ります。




みゆき「ほぉうわぁ〜、高〜い〜。」

やよい「すごいね〜」

あかね「足元めっちゃ透けてる〜!」


 透明な定規なので当然ですが、足元はスッカスカです。自分達の渡っている高さをいやというほど実感しつつ、そのプレッシャーに耐え兼ねてなおはパタンと倒れてしまいます。





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「Let’s go!!KA・SA!!」



 みゆき達が窓のところへ到着したころには、キャンディは身軽にも外へ出てふらふらと行ってしまいます。慌てて止めようとしますが、うかつに外には出られません。


 追いかけるには窓から降りて外へ行くしかありません。そこでれいかは前回取ったカサデコルを使って5人分のカサを出します。ちょうどミニマムサイズだったのが幸いして、そのままパラシュートの要領で全員ふわふわと着地。依然高い所で怯える2人もなんとかカサを使ってキャンディを追います。






なお「ひいいいいいいいいいいいいいい!!!!」


 しかし、降りたら降りたでなおにしてみればムシ地獄。花壇の中はバッタや青虫、蟻の行列、アゲハチョウ。おまけに巨大な蜘蛛まで昆虫勢揃いです。



みゆき「なおちゃんどうしたの?」

なお「だって・・・」


 そんななおの様子を見て、ようやく変だと気づいたみゆきが、今更ながらに声をかけます。


やっとなおが状況を話そうとしたところ、今度はてんとう虫が出てきてまたもパニックに。


なお「てんとう虫――!!?こないでえええええ!!!」


みゆき「なおちゃん?」


 れいかの腰にすがり付いて震えている様子を見て、みゆき達にれいかが説明します。


れいか「なおは、ムシが大の苦手なんです。」


「「えぇ!?」」




なお「ムシだけはダメなの!絶対ダメなの!」

やよい「こんなに可愛いのに。」

なお「かわいくなんかないよ!!」


 いつもの勝気な姿からは想像もできないくらい縮み込むなお。逆に、てんとう虫にもなんの抵抗もなく触れ合っているやよいも相当なモノですが。




なお「いーーーーーーーーーやーーーーーーーーーー!!!ごめんなさいごめんなさい!!」


 するとなおの気持ちがてんとう虫に届いたのか。可愛くないと言われた腹いせとばかりになおに向かって羽を羽ばたいて追いかけるてんとう虫。


 もう無我夢中で手近の茎に登った挙句、そのままダンゴムシの上に落っこちて気絶してしまいます。それほどまでにムシが苦手なんですね。


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マジョリーナ「チイサクナ〜ルはどこだわさ!?」


 落とし物があったらまずは交番。という意外と常識人なバッドエンド王国のマジョリーナ。前回のイレカワ〜ルの時にも話しかけたおまわりさんが、また応対してくれました。


おまわりさん「あ、この前のおばあちゃん」

マジョリーナ「誰がおばあちゃんじゃ!あたしゃマジョリーナだわさ!」


おまわりさん「まじょ・りいなっと。素敵な名前ですね」

マジョリーナ「この名前の良さがわかるだわさ?」


 なぜかよくわからない空間と化した交番の空気を破るように、キャンディが小槌を抱えて後ろを通り過ぎます。


マジョリーナ「今のはチイサクナ〜ル!?待てだわさ〜〜!!」





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 葉っぱの布団でようやく目が覚めたなお。少し離れたところでダンゴムシの親子が葉をムシャムシャ食べているのを見てまた若干引きますが、小さい子供のダンゴムシがなおのために葉っぱを持ってきてくれました。





れいか「きっと、なおを心配してくれてるんですよ。」

なお「・・・・。」


みゆき「ありがとう!ダンゴムシさ〜ん!」





 気分はまるでナウ○カですが、昆虫達とはしゃいでいるみゆきややよいを見て、なおは少しずつムシに対する考え方を変えつつありました。



れいか「なおは知っていましたか?身近に、こんなにたくさんの昆虫が住んでいた事。」

なお「知るわけないよ・・・。ムシがいそうなとこには近づけなかったし。」

れいか「私は感動しました。ここは、昆虫たちの町なんですね・・・・」






 みんなみんな、生きているんだ、友達なんだ。



 ふとそんな言葉が出てきますね。



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マジョリーナ「待てだわさ!チイサクナ〜ル返すだわさ!」


 そこに現れたのはマジョリーナ。わざわざ一回学校の外に出たキャンディはそのままマジョリーナと一緒に戻ってきたみたいです。良く人に見つからなかったなぁ・・・。




マジョリーナ「ん?あぁ!プリキュア!?」


キャンディ「あぁ!みんなちいさくなってるクル!」


マジョリーナ「はっは〜ん。さてはおまえ達、あたしのチイサクナ〜ルを使ったね?」


なお「あの小槌、あんたのだったの?」


マジョリーナ「自分たちで小さくなるとは手間が省けただわさ!」



マジョリーナ「世界よ!最悪の結末!バッドエンドに染まるだわさ!白紙の未来を黒く塗りつぶすだわさ!」



 いつものように白紙を黒く塗りつぶすという、締切に追いやられた現実逃避する漫画家みたいな事を始めるマジョリーナ。今回のターゲットは、なお達の周りにいるムシ達。生きとし生けるものなら幸福もありFUKOもある。バッドな気持ちになってピエーロのカウントもまたひとつ。



みゆき「そんな事させない!みんな、行くよ!!」







「“プリキュア・スマイルチャージ”!!!!!」

「Go!!Go!!Let’s go!!」










「キラキラ輝く未来の光、キュアハッピー!」



「太陽サンサン熱血パワー、キュアサニー!」



「ピカピカぴかリンじゃんけんぽん、キュアピース!」



「勇気リンリン直球勝負、キュアマーチ!」



「シンシンと降り積もる清き心、キュアビューティ!」




「「「「「5つの光が導く未来、輝け!スマイルプリキュア!!!!!」」」」」





 決めポーズもばっちり!だけど、大きさは元には戻らず、目の前のマジョリーナはとてつもなく大きいままです。


マジョリーナ「いでよアカンベェ!!」


 それでも気を利かしたのか、はたまた気づいてないのか。チイサクナ〜ルサイズのタンポポアカンベェを出したマジョリーナ


ハッピー「アカンベェも小さいよ?」

ピース「私たちに合わせて、ミニサイズにしてくれたのかな?」

サニー「しー!マジョリーナは気づいてへん、だまっとこ!」



マジョリーナ「いけ!アカンベェ!!」


 タンポポの特性を利用して、華の部分からミサイル攻撃を仕掛けてくるアカンベェ。威力はそこまで大きくありませんが、おかげで花壇の植物に当たってめちゃくちゃになってしまいます。


ピース「ムシさん達が!?やめて!ここはムシさん達の大事なおウチなんだよ!」


マジョリーナ「ムシ?ムシケラなんざどうでもいいだわさ!アカンベェ!まとめてやっつけるだわさ!」


ハッピー「やめて!!」


 アカンベェがムシ目掛けてミサイル攻撃を仕掛けますが、ハッピーはムシ達の前に飛び込んで、身代わりに自分がミサイルの直撃を受けます。



ハッピー「うああ!!!」


 ピースの言葉、ハッピーの気持ち、それを見てマーチはマジョリーナの前に立ちます。


マジョリーナ「ムシケラと一緒に、みんなくたばるだわさ!!」





マーチ「ムシケラって言うな!!私は凄いムシが苦手だけど、小さいムシたちだって一生懸命生きてる!!それを踏みにじるなんて、この私が許さない!!」


マジョリーナ「ごちゃごちゃうるさいだわさ!アカンベェやっつけるだわさ!!」



 持ち前の運動神経でミサイル攻撃を躱しながら華麗に戦うマーチ。ビューティやピースもマーチの援護に回ってミサイル攻撃をよけます。


 そして、サニーとハッピーが空き缶を使ってマジョリーナごとアカンベェに一撃をお見舞い、その隙を付いてマーチに必殺のチャンスを作ります。



キャンディ「いまクル!!!」



 風を一箇所に纏めてボールを作る。気圧で圧縮されたボールはマーチの得意の右足でアカンベェ目掛けて一気に飛び出します。



「“プリキュア・マーチ・シュート”!!!」







「あ、あかんべぇ〜〜〜〜〜・・・・。」





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 しかし、アカンベェを倒したのも束の間。悔しさでどんどん地面を踏み鳴らすマジョリーナの起こす揺れでハッピー達も大きく揺さぶられてしまいます。


「・・・・・。あー!小っちゃいんだからアカンベェ出さなくても倒せるだわさ!」


サニー「・・・・気づいた?」


マジョリーナ「まとめて叩き潰してやるだわさ!!」


 しかし、目標は外して地面を叩いてしまったマジョリーナ。風圧で飛んだハッピー達ですが、チイサクナ〜ルで叩いた地面から光が零れ、それを浴びたハッピー達は元の大きさにみるみる戻っていきます。



ハッピー「やったぁ!元に戻ったぁ!」


マジョリーナ「しまった!?」


ビューティ「あの光をもう一度浴びると、元に戻るという事ですね。」


マジョリーナ「今日はこの辺で勘弁してやるだわさ!!」



 不利になったと判断した途端、バッドエンド王国に戻るマジョリーナ。姿が消えたと同時に、緑色に蜘蛛の巣が張った空は青空に戻り、アカンベェから飛び出したデコルが降ってきてとりあえず一件落着。


 チョッパー並の万国共通翻訳で本当か嘘かムシ達からありがとうの言葉を聞いたみゆき達は、改めて小さな命の大切さを知りました。


あかね「ところでなおのムシ嫌いは治ったんか?」

なお「少し治ったような・・・治ってないような・・・。ひ!!」



 そう言いつつも、鼻の先に止まったてんとう虫を見て、やっぱり走り出してしまうなお。






「いーーーーーーやーーーーーー!!!てんとう虫―――――――――!!!」



 そんななおの姿を、どこか微笑ましく思って笑いながら、今日のお話はお終い。








次回はなんだか、落ち込むキャンディ、青くなってパワーアップするアカンベェ、そして光輝く新たな力・・・・。



「目覚める力!レインボーヒーリング!!」






 来週も笑顔でウルトラハッピー!!