【FGO】幕間の物語~李書文~「縄鋸木斷、水滴石穿」
ぼぅ、っと空を見ていた。鳥が木に止まるところを目で追っていると、同じように鳥を目で追っていた胤舜と目があった。
確かに、槍の方は血の気が多いもんね。
それって、どっちが強いの?
え?それって?
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一歩、優しく歩み寄る李書文。
じっとこちらを見るその瞳が、サングラスの向こうから薄っすらと写った。
風が竹林の間を抜ける音を聞きながら、また空を見上げて李書文は語りだした。
どうやら、今日の彼は機嫌が良いようだ。
でも、それはーーー
うん、それじゃあ、行こうか。
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凶拳の放つ先、その後悔と期待。
まだやんちゃだった頃の先生の話。話し相手が若き武術家である胤舜っていうのが良いですね。
戦闘前に一段落、って感じのシチュエーションで語られる、ちょっとした昔の話。
悲しいとか、そういうのではないけど、李書文の人となり、考え方がわかる良い話でした。
カカ、って笑うおじいちゃんが可愛い。