【FGOシナリオまとめ】Lostbelt No.1[永久凍土帝国 アナスタシア -獣国の皇女-] 第19節 パツシィの選択
再び世界を喪い、虚数空間への一週間の潜航を経た彼らに、ついに実数空間へ舞い戻る時が来た。
刺客の殺戮猟兵オプリチニキを「縁」とし突入したその敵地は、「ヤガ」と呼ばれる新人類が暮らす、凍結された北陸の大地。
異なる"歴史"を歩んだ新世界より、新たな聖杯戦争の号砲は鳴らされる。
薄々気づいていた。
何か正しくて、何が間違っているのか。
あっちが正解で、こっちが間違っていると。
だからなんだってわけじゃない。
選べるわけじゃない。
否定できるわけじゃない。
だから、それが正解である証を、
どこかで求めていたんだと思う。
ええと、かくかくしかじかで人類が終了しちゃって・・・。
あ、鯉口切るの禁止ですよ。
あははははははは(汗
あ、
(・・・・・ほ)
やろう!
ズキュィン!
ィィ・・・
ズキュィン!
イィィィ・・・。
ということは、出口!
迷宮を抜けて外に出る。
途端に視界に迫る吹雪は、なんだか少し懐かしかった。
改めて砦に起こった惨劇に、パツシィは耳を下げた。
ヒゲ・・・!
え?
そ、その言い方は・・・
武蔵ちゃん、(帰る場所が無い・・・それって・・・つまり自分のいた歴史はもう・・・)
武蔵ちゃん・・・。
こちらこそ!(本当、変わらないな)
はいはい待った!
あ、その声は、ベオニキ!
なんとか、続行します・・・!
(あぁ!またこれ・・・!)
ん?
そりゃ、伝説のアウトローだからね!
あるんだ!
よーし!これでようやく暖をとりながら移動ができる・・・!
ふぅ。
心地よいボーダーの振動に、温かみを感じながら、武蔵ちゃん達とコーヒーを飲んでいた。
じー。
えぇ!?
首都近辺。
アタランテ達が囚われているという砦へと向かう。
短期決戦ね。
ちょ!もう少し穏便に!
単騎決戦・・・・。
誰もいない・・・?罠?
ベオウルフから書き置きを受け取り、マシュに見せた。オレではカドックが書いたものかはわからない。
カドック・・・。
でも、オレは進むよ。ここで止まっていられない。
いつでもその場の最善を尽くしたい。
突然パツシィが銃口をこちらに向けた。
いやでも、なんとなく彼の考えていることはわかる。
皆を残して、パツシィと洞窟の奥へ向かった。カルデアの通信も今はオフになっている。(もちろん、わからないように録音はしていると思うけど・・・)
え、オレ笑ってる?
わからない。けど、自分は幸福だったんだと思う。
うん。そういう人はいるよ。
それは、できないんだ
来るの?
・・・え、してない?
まぁ、否定はしないけど・・・。
うーん、でもこの男がこんな風に笑う時は・・・。
うん、行く。
乗れるようになってる、、、、と思う。
よし、出発!