【FGO プレイ日記】序/2017年 12月31日「第4節」【プロローグ】
全ての特異点は修復され、人類の危機は去った。カルデアスはその役目を終え炉心の火を落とした。
魔術協会からの査問団到着が目前に迫る中で職員達はこの先の行く末を思い、
帰る時を迎えた主人公もまた、この場所での思い出をかみしめるように館内を見て回っていた。
そして、カルデアは新たな訪問者を迎え入れるのだが───
外の様子が明らかにおかしい。
銃声と、人の悲鳴、怒号。外で何が・・・。
この事態を知っていたとしか思えない言葉を残し、言峰神父は背中を向けた。
神父は最後にこちらを見た。その視線が「生き残ってみろ」と、挑発するような眼差しだったのは、勘違いなんかじゃないだろう。
なんとかして外に出よう。
ガゴォン!
鉄の扉が大きく歪んだ。
明らかにこの部屋に入ろうとしている何者かの仕業だ。
そして、見張りであればここのパスワードを知っているから、今扉を壊そうとしている何者かは、また別の勢力だ。
まさか、サーヴァント?
マシュは何も言わない。それとも言えない・・・?
マシュが前に出る。だが、今のマシュの体はサーヴァントの霊基を受けきれるだけの器を持っていない。
そんなことをしたら、マシュの体に大きな負担がかかる・・・!
ガゴガゴォン!!
さらに外側からの衝撃で扉が歪む。
もし、敵意を持つ者が向こう側にいるなら、ここにいる全員の命が危ない。
そんな言い方をされたら、断れないじゃないか
ごめん。頼む、マシュ!
令呪に念じる。マシュ・キリエライトに、眠っていたサーヴァントの力を、今だけマシュに!
それは一瞬だった。
マシュの再臨と同時に扉が壊れた。外から硝煙と血の匂いが部屋に入ってきた。
そこに、扉を壊した張本人が立っていた。
それは、言葉を発さず、ただ右手を上げ、銃口をこちらに向けた。
マシュは銃弾を盾で弾き、そのままソレを廊下に追い出した。
廊下はどこもかしこも弾痕と血の痕が点在している。ここが自分たちのずっといたカルデアだと信じられないぐらいの惨劇だった。
それは銃口をマシュに向け、連射する。サーヴァントではないが、ソレからも魔力を感じる。今のマシュでどこまで戦えるか。
自分の体力を補うため、宝具を展開。守りに徹しつつも、ソレを確実に追い詰める。
倒れたソレは、意識を失ったのか動かなくなった。
そして、戦闘が終了したと同時に、マシュの武装が強制的に解除された。
マシュ!
息も絶え絶えに笑うものの、明らかに辛そうだ。
しかし、彼の言葉が言い終わる前に、通路の向こうから新たな影が現れた。
ぐっと息を飲み、マシュは再び武装化するも、今にも倒れそうな表情を見せていた。
いやだめだ。マスターなら、最後まで戦いを支援する!
絶望的なこの状況で、一際冷静な声がした。
そうだ、忘れていた。
武装集団は一瞬で吹き飛んだ。
そこに立っていたのはーーーーー
一口パイプの煙をを口に含んで言うホームズの表情に笑顔が無いことで、より事態の深刻さを理解できた。