【FGOシナリオキャプチャ】レディ・ライネスの事件簿 第2節「おとぎの国の人探し」
童話、伝奇、都市伝説。
実在したか定かではない故に、曖昧な存在。
だが、それは確かに人々の中に存在する。
語り継がれ、時にその姿形、結末を変えながらも、歴史にその名を残す。
あなたはだあれ?
わたしはだあれ?
さがしものはだれですか?
わすれものはなんですか?
Mの名前の怪しい人物・・・・・。ここはロンドン・・・。ということは、一人しかいない・・・。
周りの状況を伺っていると、ズシン、ズシンと突然地響きが街全体を揺らすように響いた。
それは地震ではなく、一定のリズムで繰り返されている。
つまり、何か大きい物体の、歩く音だ。
あ!
でかい!
「初めて見る」けど、こんな大きな少女が存在するなんて・・・・。
あるのかよ!話が早すぎる!
彼女が差し出す手に恐る恐る乗って、そのまま肩に乗せてもらった。
ビルの10階ぐらいの高さで、居心地はぶっちゃけ良くなかったが、すぐに目的地にたどり着いた。
あれ、、、、、、、、、、、、、、確か、、、、、、、、、、、
・・・・・・。魔の霧、、、、殺人鬼、、、、そうだ、坂田金時と、ジャック・ザ・リッパー。
ふたりとも、初対面じゃない気がして・・・・。
見つけられる?なんのこと?
え?
あっさり安請け合いした!(面倒臭がるタイプだと思ったのに)
な、なるほど。
ってえええええええええ!?!??
多い!
ええと、、、、、そうだ!!!こういう時、さっきのトランクを使って・・・・・。
カチ。
「初めて使う」それは、特殊なパスワードを打ち込むと起動する。
魔力の無い自分が使うため、⚫⚫⚫⚫⚫ちゃんが、認証式にしてくれたんだ。
その方が他の魔術師が悪用すると手こずるだろうからと。
「初めて使う」それはいつものパスワードで起動した。
敵のクラスはセイバー。なら・・・。
英霊認証。
霊基グラフ参照、証明成功率97パーセント、座標固定。
座標照合・・・・・適合、存在証明。
そうだ、これは、⚫⚫⚫⚫の英霊を擬似召喚する。
これで、戦える!
アーチャー、宝具開放!
そうだ、思い出した。この霊基でサーヴァントの影を呼び出して、戦えたんだ。
まぁ、そんな感じです。
とりあえず、いなくなった誰かを探すために、博物館に入った。
広い。そして、キモい。
内蔵からは離れないんだ・・・。
境界記録帯?
純粋、ですか。
そう言って、ライネスは博物館の怪しそうなところを隅々まで観察した。
絵画の並ぶ廊下や
本がたくさん詰められた部屋に
隠し扉でもありそうな階段に
オブジェの裏側まで・・・。
しかし、怪物も博物館の中に潜んでいる。展示物を壊さないように、サーヴァントで迎撃する。
モ、モンスター退治で疲れた・・・・・。
再び博物館の中に入る。
ライネスはにやにやしていた。
0秒で隣に出現する水銀の塊。この恐ろしく素早い動きはいつ見ても慣れない。
え・・・?どこです?
ライネスにヒントをもらいながらも、先程行った図書室へ向かった。
なんとなく、本の中に何かヒントがありそうな気がした。
ぐにゃ
あれ、いまちょっと首が、曲がっちゃいけないぐらい曲がってなかった!?
いやいやいや、どういう理屈!?
ライネスがこちらの話を無視して、とある本棚のひとつを指さした。
もちろん、そこには本しかない。
え?あ、はい。
言われるがままに指定された本を取り出した。すると
うわ!これは・・・・・・!?
この子は・・・・・・
ありす
え、あ、はい。大丈夫です。
わ!
どういうことなんです?
自分が誰か、忘れてしまう。それって、今の
大丈夫だよ、ジャックや金時、一生懸命探してたよ。
そうして、彼女は元気に走っていった。
とりあえず、これで良かったのかな。
どうしたの?
何か書いてある・・・。
師匠?
え!?師匠がサーヴァント!?
それは・・・・・・。
これ、、、、、、は、、、、、、、、、
そうだ、自分はカルデアの、人類最後のマスター!
その瞬間、マシュの声が通信機から聞こえた。
マシュ!
ええと、エルメロイさんが殺されて・・・・自分もカルデアのこと忘れていた!
それって、第四特異点の・・・・?
ひょっとして、エルメロイさんを連れて?
さすがマシュ!
いつものことだよ。大丈夫、慣れてる。
こうして、カルデアとの通信が無事再開された。
ただ、この特異点の原因は未だにわからない。
パッチワークと化したロンドンで、次なる奇っ怪な事件が、一行を待っていた。