【FGO】Epic of Remnant 亜種特異点II 伝承地底世界アガルタ「アガルタの女」【第12節 絵にも描けない美しさ】
「空想からの征服」「地下大空洞」「女戦士たちの雄叫び」
「桃の芳香」「暴虐と狂乱の英雄」「煌々たる城塞」
「幻想都市」「歪みなき願いの歪み」「無空の天」
「黄金の密林」
時代 A.D.2000年代
場所 中央アジア
人理定礎値 ??
氾濫する幻想都市、悪辣なる理想郷
その地を支配するは、百花乱れる『女』たち──
・前回までのあらすじ
アストルフォとデオンと共に、第二の亜種特異点地底世界「アガルタ」にレイシフトしたマスター。
そこで、はぐれサーヴァントになっていた若き日のフェルグス・マック・ロイと出会う。
シェヘラザードの機転でイース船を使って運河から侵攻するレジスタンス。しかし、エルドラドを目前にしてメガロスと遭遇。さらに、メガロスとアキレウスと誤認し、暴走するエルドラドのバーサーカー、ペンテシレイア。記憶を取り戻したライダー、コロンブスの船も消失し、一行は河に投げ出されてしまった。
どれぐらい眠っていただろうか。
ゆっくりと目を開ける。記憶がかなり曖昧だ。確か河で溺れて・・・・・・。
そこには目を疑う光景があった。
ここは・・・?
目の前にアストルフォの顔があった。意識が混濁するなか、頭を抱えて答えた。
それを聞いて飛び起きた。そういえば後頭部に何か知っている感触があった気がする・・・(そこまでで考えるのをやめた)
よしまずは落ち着こう・・・・・・冷静に・・・COOL・・・。
深呼吸しながら、近くの岩に腰を下ろした。とりあえずどう見ても海底だ。
あれからどうなったの?
いやぁもうあれはなんていうか、竜宮城でしょ。見えないけど何か入り口のところに漢字で書いてあるっぽいし。
お尻の下?
アストルフォに言われて、下を見る。すると、
―――――!!!!!!!!!!!!!!
(声にならない声)
自分でもどうかと思ったけど、気付いたらすごく土下座をしていた。
いやぁ、もう椅子とか絶対に座らないけどね。
聞き覚えのある声がした。一同は声のした岩陰に注目した。
ダユーは怒りながら泣いている。
銃を握る手が震えていた。
はい?
これ以上、ドレイクの姉御の姿でそんな事は言わせない。
暴走気味に攻撃を繰り出すダユーの動きを的確に見切り、アストルフォがトドメの一撃を指す。
片膝をつくダユー。しかし
急に様子が変わった。その口ぶりは良く知っている。
ドレイクさん・・・?
アストルフォはダユーが使っていた宝箱を持ち上げた。紐で縛られていて中身はわからない。
そうは言いつつも、どこか満足した顔でドレイクは姿を消した。
無事に、カルデアに戻りますように。
ドレイクが残した宝箱を拾って開けようとするコロンブスを止める。
もちろん、結末には諸説あるけどね。
でも開けちゃダメって言われてるんだよね。
望んで老人になった・・・という事?
使い捨ての簡易令呪か・・・・・・。
どんな?
そうだね、確かにメガロスの力は、ペンテシレイアに対抗するために必要だと思う。
信じているから大丈夫だよ。
そう言ってコロンブスは代わりにメガロスの令呪を付け、シェヘラザードによって簡易契約を交わした。
もう失敗はできない。
残った戦力をかき集めて、一行は最期の侵攻の準備を進めた。