【FGO】「魔法少女紀行 〜プリズマ☆コーズ〜」 2wei! - 大海原と竜の国【I】後半
マスターが目覚めた場所は、見知らぬ景色。
そこは魔法少女が治める魔法の国だった・・・!?
突然飛び込んできたうさん臭い魔法のステッキに導かれ出会った少女。
右も左もわからぬ不思議な世界で、
友人を探しているという少女を助けることに―――
・前回まで
異世界に迷い込んだマシュとそのマスター。同じく異世界からやってきた自称魔法少女イリヤスフィールとそのステッキマジカルルビーと共に、攫われた友人を助けることに。
次なる目的地「大海原と竜の国」に入った一行は、ナーサリーから受け取った宝石の示す場所に向かう。
しかし、道中で竜の群れに遭遇。なんとか追いやるも、不穏な空気が漂う。
ズドン
ものすごい物理音と同時に、しゃべる金髪人形は一瞬にして炎上した。
震えている。金髪人形は怯えていた。彼女は常に微笑んでいるが、一度たりとも目は笑っていない。
金髪人形は一呼吸おいて言った。「それはね、油断だよ」
金髪人形は震えている。彼女の用意周到(コロスキマンマン)さに。
はーい、童話アタック童話アタック。
雑魚兵を一通り片付けると、少女と謎の人形が船に飛び乗ってきた。
横で金髪人形が震えている。彼女の笑顔には、冷たさしかない。
まぁ、マトモな会話ができれば・・・だけど。
(ちょっと何言ってるのかよくわからないですね。)
とりあえずイリヤスフィールは親切心からメディアに事情を説明する。
以前は戦闘後は変身を解いていたが、ルビーはまだ変身を保ったままだ。
清楚で可憐。
彼女は、国を追われる前の純真無垢なコルキスの王女メディア。
しかし・・・。