【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

ナンバーズ70「戦慄の最凶龍現る!偽骸神龍ハートアース・ドラゴン」


↓画像付きで読みたい方はこちら。
http://id47.fm-p.jp/232/bokuziba/index.php?module=viewdr&action=pdetail&date=20120905&stid=1&pw=#001814082


















「ハーッハッハッハ!!貴様らの攻撃などこのジーニアスには届かん!見るがいい!!これがHeart‐eartHの真の姿、《No.92偽骸神龍Heart‐eartH Dragon》!!」


遊馬「なぜやつの場に新たなナンバーズが―――!?」


フェイカー「愚かな貴様達に教えてやろう。オーバーレイユニットを失ったHeart‐eartHが攻撃を受けた時、Heart‐eartHをオーバーレイユニットとして、Heart‐eartH Dragonを特殊召喚できる!!」

○「そしてこのモンスターの特殊召喚に成功した時、相手の攻撃表示モンスターは全て守備表示になる!!」


《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》
ランク9/闇属性/ドラゴン族・エクシーズ/ATK 0/DEF 0
レベル9モンスター×3
このカードは戦闘では破壊されない。このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に攻撃表示で存在する全てのモンスターの表示形式を守備表示にする。この効果の対象になったモンスターの表示形式は変更できない。――――「」


「さぁ!ジーニアスに歯向かう愚かな者共よ、Heart‐eartH Dragonの前にひれ伏すが良い!!」


カイト「く――――。ダメージが届く前に、俺たちのモンスターは守備表示にされたのか」

遊馬「だから攻撃が無効に…」

シャーク「まだこんな能力があったのか。」


○「いくぞ!罠発動!!《フェイク・フォーム》!!このカードは貴様らのモンスターが守備表示になった事で、モンスター1体につき、400ポイントのダメージを与える!!」


《フェイク・フォーム》
通常罠
表示形式を変更する効果が発動した時に発動できる。表示形式が変更されたモンスターの数×400ポイントダメージを相手ライフに与える。


カイト「何――――!?」


 遊馬たちの場には、それぞれのエースモンスター。ホープ、シャーク・ドレイク、ギャラクシーアイズの3体の守備表示モンスター。よって、《フェイク・フォーム》のダメージは400×3。


カイトLP1200


小鳥「みんな!!」

アストラル『ゆうま……』


フェイカー「これで終わりだぁ!!1200のダメージを受けよ!!」


遊馬「やべぇ!?」


○「俺は、《クリフォトン》の効果発動!!このカードは手札から墓地に送り、自らのライフを半分払うことで、効果ダメージを無効にする!!」


《クリフォトン
☆1/光属性/悪魔族/ATK 300/DEF 200
このカードを手札から墓地へ送り、自分のライフポイントを半分払う事で、自分が受ける全てのダメージは0になる。「光子」または「フォトン」と名のついたカード1枚を手札から墓地へ送る事で、墓地のこのカードを手札に加える事ができる。
(※アニメ効果)


『クリクリィ!!』


フェイカー「ぬ―――。」


 したり顔のカイトだが、その体は確実に蝕まれていた。


遊馬「カイト!?おい、お前まさか体が―――。」

カイト「騒ぐな!俺はまだ、燃え尽きる訳にはいかない…。Dr.フェイカーを倒すまでは!!」



フェイカー「愚か者め。ここでやられていれば苦しまずに済んだものを…」

○「ワタシのターン、ドロー!!」


「ワタシを倒すだと?聞こえんのか?目前に迫った敗北の足音が―――。アストラル世界滅亡の鼓動が―――!!」


○「Heart‐eartH Dragon!シャーク・ドレイクを攻撃!!」


シャーク「なんだと!攻撃力0で攻撃だと!?」


○「ハハハ!Heart‐eartH Dragonはバトルでは破壊されず、さらにバトルによって発生するダメージを無効にし、本来ワタシが受けるダメージをお前たちに与える!!」


遊馬「何!?」

カイト「そうか―――。攻撃力0のモンスターが守備力2100のシャーク・ドレイクを攻撃する事により、受けるダメージは本来2100。それを全て無効にして、こちらに跳ね返すという訳か」

シャーク「オレたちのライフは600。このまま2100のダメージを喰らえば―――。」


○「いけぇ!!“ハートブレイクキャノン”!!!」


 失恋砲だって?誰が上手い事いえと


遊馬「そ――――そんな!!」



 一時は追い詰めたものの、それらは全てフェイカーの作戦だった。真の姿を現した禍々しい龍、Heart‐eartH Dragon相手に、遊馬、シャーク、カイトは、アストラル世界を、そしてハルトを救い、Dr.フェイカーの野望を断ち切る事ができるのか!!




ナンバーズ70「戦慄の最凶龍現る!偽骸神龍ハートアース・ドラゴン」






シャーク「させるか!罠発動《エスケープ・ルアー》!!このカードは敵の攻撃対象を別のモンスターに変更し、バトルで発生するダメージを半分にする!!」


エスケープ・ルアー》
通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。相手モンスターの攻撃対象を自分フィールド上の他のモンスター1体に変更する。この戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは半分になる。


「オレは攻撃対象をホープに変更!」


フェイカー「馬鹿め!そんな事をして何の意味がある!?」

遊馬「なんでホープを攻撃対象に!?」

シャーク「遊馬、気がつけ!」

カイト「奴のダメージを減らせば、俺達のダメージも減る!」


●「そうか!罠発動!《ハーフ・アンブレイク》!!!このカードはバトルで発生するダメージを半分にする!」


《ハーフ・アンブレイク》
通常罠
フィールド上に存在するモンスター1体はこのターン戦闘では破壊されず、そのモンスターとの戦闘で発生するプレイヤーへのダメージを半分にする。


遊馬「オレは、この効果をHeart‐eartH Dragonに使う!」

フェイカー「自分を守る罠をワタシのモンスターに?」

遊馬「そうさ!お前へのダメージが減ったことにより、オレたちに跳ね返されるダメージも軽減される!これでHeart‐eartH Dragonのダメージは500。よってオレたちが受けるダメージも500だ!!」


遊馬LP600→100


「「「ぐああああああああああああああああああああ!!!!」」」


フェイカー「く―――。悪あがきを。だがこの瞬間、Heart‐eartH Dragonのさらなる効果発動だぁ!」


○「バトルによって発生したワタシへのダメージは無効となり、その分ライフを回復する!!」


《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》
ランク9/闇属性/ドラゴン族・エクシーズ/ATK 0/DEF 0
レベル9モンスター×3
このカードは戦闘では破壊されない。このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に攻撃表示で存在する全てのモンスターの表示形式を守備表示にする。この効果の対象になったモンスターの表示形式は変更できない。このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージを無効にし、その戦闘ダメージの数値分だけ相手ライフにダメージを与え、自分はその数値分だけライフポイントを回復する。―――「」



Dr.フェイカーLP2450→2950


○「ワタシはカードを1枚伏せてターンエンド!」



カイト「遊馬、凌牙、良く調べてくれた…。」

シャーク「そんなざまでも上から目線かよ。ぐ――――。」


 激痛に表情を歪ませる2人。満身創痍で立ち上がります。全てはハルトと、遊馬のために。


遊馬「くそ、オレたちのライフはたった100……。このままじゃ―――」

シャーク「どぉした遊馬?」

遊馬「シャーク…。」

シャーク「弱音を吐くんだったら、そこで寝てろ。」

遊馬「ばっ―――!!弱音なんかじゃねぇ!!諦めてたまっかよ!アストラルはオレの助けを待ってるんだ!オレは絶対に――――お前を救ってやる」


「かっとビングだぁ!!オレェ!!」


●「オレのターン、ドロー!!」

遊馬「見てろよアストラル!いくぜホープ!!」

●「希望皇ホープをエクシーズ素材として、“カオス・エクシーズ・チェンジ”!!!」


「混沌を光に変える使者、現れろ《CNo.39希望皇ホープレイ》!!!」


《CNo.39 希望皇ホープレイ》
ランク4/光属性/戦士族/ATK2500/DEF2000/
自分のライフが1000以上の場合、このカードはエクシーズ召喚できない。自分フィールド上に存在する「No.39」と名の付くモンスター1体をこのカードのエクシーズ素材として特殊召喚することができる。 このとき「No.39」と名の付くモンスターのエクシーズ素材をこのカードのエクシーズ素材とする事ができる。このカードは「No.」と名の付くモンスターとの戦闘でしか破壊されない。 このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する。このカードの攻撃力を500ポイントアップし、相手モンスター1体の攻撃力を1000ポイントダウンする。
(※アニメ効果)


フェイカー「カオスナンバーズ……。ナンバーズの新たな力…。だぁが!そんなものではワタシのHeart‐eartH Dragonは倒せん!!」

遊馬(確かにHeart‐eartH Dragonは攻撃を無効にして、オレたちにダメージを跳ね返してくる―――。けど、きっと何か手があるハズだ!)


遊馬「いっけぇ!!ホープレイ!!」


「“ホープ・剣・カオススラッシュ”!!!」


フェイカー「ついに観念したか。自らライフをドブに捨てるとは―――!」


遊馬「冗談じゃねぇ!諦めてたまっかよお!!」

●「オレは手札から速攻魔法《ガムシャラッシュ》を発動!!《ガムシャラッシュ》はモンスター同士がバトルするん場合、自分のモンスターの攻撃力を0にして、相手プレイヤーに600ポイントのダメージを与える!!」


《ガムシャラッシュ》
速攻魔法
自分フィールド上のモンスター1体が相手モンスターと戦闘を行う時に発動できる。攻撃する自分のモンスター1体の攻撃力を0にし、相手ライフに600ポイントダメージを与える。


フェイカー「ぐああぁ!!」


Dr.フェイカーLP2950→2350


●「オレはカードを1枚伏せてターンエンド!!」


カイト「なるほど、少しは考えたな。」

シャーク「攻撃がだめなら、効果でライフを削る。たかが600ポイントで無茶しやがって―――。」

遊馬「オレたちの力で、絆で、絶対奴を倒すんだ!!頼んだぜシャーク!!」



●「オレのターン、ドロー――――!?」


 再び激痛がシャークの全身を貫く。度重なるダメージの応酬。まともに動けない体をなんとか誤魔化して奮い立たせる。


シャーク(く―――持ってくれ!)


○「この瞬間!Heart‐eartH Dragonのモンスター効果発動!!このモンスターが特殊召喚された後、相手フィールドに召喚あるいはセットされたカードは、次のターンで除外される!!」


シャーク「なんだと!!?」


《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》
ランク9/闇属性/ドラゴン族・エクシーズ/ATK 0/DEF 0
レベル9モンスター×3
このカードは戦闘では破壊されない。このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に攻撃表示で存在する全てのモンスターの表示形式を守備表示にする。この効果の対象になったモンスターの表示形式は変更できない。このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージを無効にし、その戦闘ダメージの数値分だけ相手ライフにダメージを与え、自分はその数値分だけライフポイントを回復する。このカードの特殊召喚後に相手フィールド上に置かれた全てのカードは、その次のターンのスタンバイフェイズ時にゲームから除外される。―――――「まだまだあるよ!」


遊馬「オレのホープレイが―――!」


フェイカー「フハハハ!絆だと?くだらん。そんなものはただの幻想だ!もしあるというのなら見せてみろ!お前たちの絆の力と云うヤツをな!」


遊馬「く――――」

シャ−ク「確かに絆ってのは目に見えるもんじゃねぇ。もっともっと、心の奥底でつながっているもんだ。それがあり続ける限り、思いは必ず届く!」

遊馬「シャーク……。」


●「オレは、海咬龍シャーク・ドレイクを“カオス・エクシーズ・チェンジ”!!!」

「うおおおおおおおおおおおおお!!!」

●「シャーク・ドレイクをエクシーズ素材として、カオス・ナンバーズを特殊召喚する!!現れろ、《CNo.32 海咬龍シャーク・ドレイク・バイス》!!!」



《CNo.32海咬龍シャーク・ドレイク・バイス
ランク4/水属性/海竜族・エクシーズ/ATK2800/DEF2100
水属性レベル4モンスター×4
このカードは自分フィールド上の「No.32 海咬龍シャーク・ドレイク」の上にこのカードを重ねてエクシーズ召喚する事もできる。自分のライフポイントが1000以下の場合、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、自分の墓地の「シャーク」と名のついたモンスター1体をゲームから除外して発動できる。フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、その攻撃力をこの効果でゲームから除外したモンスターの攻撃力の数値分ダウンする。
(※アニメ効果)


シャーク「オレは諦めねぇ…やってみせるぜ。オレなりのかっとビングを――――!」

●「オレは、魔法カード《ディープ・シー・アタック》を発動!!このカードは、手札から攻撃力2000以上の水属性モンスター1体を墓地に送ることで、このターン自分のフィールドにいるモンスターのダイレクトアタックを可能にする!!」



《ディープ・シー・アタック》
通常魔法
手札から攻撃力2000以上の水属性モンスター1体を墓地へ送って発動する。このターン自分フィールド上のモンスター1体は相手プレイヤーに直接攻撃できる。


シャーク「オレが墓地に送ったのは、《ジョーズマン》。これでシャーク・ドレイク・バイスのダイレクトアタックが可能となる!!」


●「シャーク・ドレイク・バイス!!Dr.フェイカーにダイレクトアタック!!」


「“デプス・カオス・バイト”!!!」


カイト「Heart‐eartH Dragonを避けて、フェイカーに攻撃を――!!」


遊馬「やったぜシャーク!!」


○「馬鹿め!!罠発動、《フェイク・ライフ》!!このカードはダイレクトアタックによるダメージを無効にし、さらにその分ライフを回復する!!」


《フェイク・ライフ》
通常罠
相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。その攻撃を無効にし、攻撃モンスターの攻撃力の数値分自分ライフを回復する。


Dr.フェイカーLP2350→5150


遊馬「フェイカーのヤツ、またライフを増やしやがった!」


○「チ。オレはカードを1枚伏せてターンエン――――ぐ!!」

遊馬「シャーク!!」

シャーク「ターン、エン…ドだ」



フェイカー「凌牙。バイロンの策略でプライドと妹を失い、またここで惨めに自らも失うのか?」

シャーク「ぐ……あ……。」


 フェイカーに言い返すより先に、腹部の激痛で足を折って屈むシャーク。


遊馬「シャーク!!おいどうしたんだよ!!」


シャーク「ハァ……ハァ……」


 ここに来て、ようやくシャークの様子に気づいた遊馬。


遊馬「怪我してんじゃねぇか!」

シャーク「どうってことはねぇ!」

遊馬「でも――――。」


 今ここで自分が足を引っ張る訳にはいかない。自分には、遊馬のような諦めない魂も、カイトのように強く輝ける力も持っていないのだから。


カイト「凌牙。」

シャーク「――――。」

カイト「お前の思い、確かに受け取った!!!いくぞ、俺のターン、ドロー!!!!」


○「まだわからんようだな!!Heart‐eartH Dragon効果発動!!貴様たちのカードを除外してくれる!!」


フェイカー「消えろ!!シャーク・ドレイク・バイス!!」


 不気味に発光する邪龍の双角。その光がシャークのフィールドを包みます。


フェイカー「ハハハハ――――。さぁ、証明してみせろ!お前たちの絆とやらを!!ッハハハッハハハッハ!!!」


シャーク「ハハハハ!!この時を待ってたぜ、Dr.フェイカー!!引っかかったのはてめぇの方さ!!」


フェイカー「なんだと!?」


●「罠発動!!《エクシーズ・ディメンション・スプラッシュ》!!!このカードが敵によって除外された時、デッキからレベル8の水属性モンスター2体を特殊召喚する!!」


《エクシーズ・ディメンション・スプラッシュ》
通常罠
このカードが相手のカードの効果によってゲームから除外された時、以下の効果を発動できる。自分のデッキからレベル8の水属性モンスター2体を選択して特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、そのモンスターは攻撃できず、リリースもできない。


フェイカー「除外で発動する罠だと!?」

シャーク「オレは、2体の《エンシェント・シャーク ハイパー・メガロドン》を特殊召喚!!!」


《エンシェント・シャーク ハイパー・メガロドン
☆8/水属性/魚族/ATK2900/DEF1300
このカードは水属性モンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できる。このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、代わりにその戦闘ダメージの数値分以下の攻撃力を持つ相手フィールド上のモンスターを全て破壊できる。


●「この効果で特殊召喚したモンスターのモンスター効果は無効化され、攻撃もリリースもできない!」


フェイカー「Heart‐eartH Dragonの効果を逆手に獲ったというのか―――?」

シャーク「言ったハズだぜ。思いは必ず届くと――――。カイト、これがオレがお前に託す最後の希望だ!!―――が!」

遊馬「シャーク!!!」



 そのまま、またも膝を着いて俯くシャーク。その光景にカイトは、これまでにない輝きをその身に纏います。



カイト「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


●「オレは、レベル8のギャラクシーアイズと、ハイパー・メガロドン2体でオーバーレイ!!」

「3体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!!」


『逆巻く銀河よ、今こそ怒涛の光と成りて、その姿を現すがいい!!光臨せよ、我が魂《超銀河眼の光子龍》!!!!』


《超銀河眼の光子龍》
ランク8/光属性/ドラゴン族・エクシーズ/ATK4500/DEF3800
レベル8モンスター×3
「銀河眼の光子竜」を素材としてこのカードがエクシーズ召喚に成功した時、このカード以外のフィールド上に表側表示で存在するカードの効果を無効にする。1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。相手フィールド上のエクシーズ素材を全て取り除き、このターンこのカードの攻撃力は取り除いた数×500ポイントアップする。さらに、このターンこのカードは取り除いた数まで1度のバトルフェイズ中に攻撃できる。


 赤黒く輝くオーラは銀河を統べる龍の証。ハルトから残されたバリアン世界の力と融合した銀河最強の龍の輝き。


シャーク「頼んむぜカイト…。」


カイト「遊馬……凌牙……これが、俺の力だ!!!」


 霞む目を見開き、駆け巡る痛みに抗い、不屈の心で彼は叫ぶ。



●「ネオ・ギャラクシーアイズ効果発動!!このモンスターが召喚に成功した時、それ以外の全てのモンスター効果を無効にする!!」


「“フォトンハウリング”!!!」


フェイカー「なあにい!!!?」


カイト「これでHeart‐eartH Dragonの効果は無効!!さらに―――」

●「オーバーレイユニットを1つ使う事で、フィールドにいる全てのモンスターからオーバーレイユニットを吸収する!!そして、このターンの攻撃力は吸収したオーバーレイユニット1つにつき、500ポイントアップ!!」


《超銀河眼の光子龍》
ATK4500→5000


フェイカー「攻撃力5000!?バカな!!!?」


カイト「Dr.フェイカー!!俺がこの手で、あんたを生まれ変わらせてやる!!」

「懺悔の用意はできているか!?」


フェイカー「馬あ鹿者があ!!青二才の分際でええ!!!」


「《超銀河眼の光子龍》、“アルティメット・フォトン・ストリーム”!!!!!」



 最大限に充填された一撃。攻撃力0、効果も無効化となったHeart‐eartH Dragonにはこれ以上に痛い一撃は無い。


フェイカー「ぐああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」





フェイカーLP5150→150



 5000ポイントの大ダメージを受けてもなお残るライフ。しかし、その余りの衝撃に、フェイカーは自身の舞台から吹き飛び、遊馬たちと反対側の向こう岸に落下した。


遊馬「やったぜ!!フェイカーに大ダメージだ!!」

カイト「はぁ…はぁ…。諦めろDr.フェイカー、もう終わりだ。今すぐハルトを解放しろ…!!」


フェイカー「はぁ……カイト。貴様、自分が何をしているのか解っているのか?」

カイト「なんだと?」

フェイカー「ハルトが生き続けるためには、アストラル世界を滅ぼすしかないのだ!!」

カイト「な――――――!?」


 ついに語られるアストラル世界、バリアン世界の秘密。



遊馬「な、どういう事だよそれ!」

フェイカー「ハルトは…バリアンの力がなければ生きてはいけなかった……。」

カイト「なんだと―――!?」

フェイカー「生まれながら虚弱な子供だったハルト…。その命の灯は今にも消えてしまいそうな小さなものであった…。だからこそ、ワタシはその命を救うために、異世界に行かねばならなかった。」


遊馬「そのために…父ちゃんとトロンを―――!?」

フェイカー「ワタシはハルトを救うと決めた時、全てを捨てた。友も仲間も……バイロンも…そして一馬も。それらを生贄にしてワタシは扉を開く事に成功した。」

「扉の向こうに待っていたのは、バリアンだった。彼らの世界は実体の存在しない、ある種のエネルギー世界。この世界には無い高次の能力を持っていた…。ワタシは彼らと取引した。ハルトを生かす力を手に入れる代わりに、アストラル世界を滅ぼすと。」

「だからワタシはナンバーズを集め、その力を使い、スフィア・フィールド砲によって、アストラル世界を殲滅するつもりだったのだ……。」

「その約束を守らなければ、奴らはいずれハルトを奪いに来るだろう……。」


遊馬「ハルトが――――。」

カイト「それが…真実だと言うのなら…。どうして、どうしてそれを言わなかった!」

フェイカー「言えなかった。言えば必ずお前は、一人でその業を背負おうとするだろう。」

カイト「―――!」


フェイカー「感謝していた…。カイト、お前は何も言わず、ナンバーズハンターとしてハルトのために戦ってくれた。ワタシはこれ以上、お前を苦しめたくなかった……だから―――。」





 なんという懺悔フェイズ……。




カイト「それは違う。」

フェイカー「……。」

カイト「なぜ家族を信じない!なぜそいつらを信じて、俺を信じてくれない!!!父さん!!!」


「「「――――――。」」」


フェイカー「カイト……。」

カイト「そいつらがハルトの命を奪いに来ると云うのなら、俺がハルトを守る!!絶対に守り抜いて見せる!!この命に変えても―――!!」


フェイカー「カイト……。」


遊馬「カイト!オレも力を貸すぜ、バリアンだか何だか知らねぇけど、オレがぶっ飛ばしてやる!」

シャーク「オレもだ。」

遊馬「シャーク!」

シャーク「勘違いするな。そいつらには貸しがある。オレがぶっ潰してやるぜ」

遊馬「オレたち三人が力を合わせりゃ、バリアンなんか敵じゃねぇ!やってやるぜ!!」


カイト「父さん、もう何も捨てなくて良い。俺たちを信じてくれるだけで―――!俺たちが何もかもケリを着けてやる!!」


フェイカー「カイト………。」




 感動の改心&仲直りフェイズだが、デュエルはまだ終わっちゃいない。





『ドクター・フェイカー。ザンネンダヨ。』



フェイカー「ぐああああああ!!!」


 突如、見えない何かに怯えるフェイカー。


カイト「父さん!!」

フェイカー「来るな!来るな!!やめろおおおおお!!」


カイト「どうしたんだ父さん!!」

『モウ スコシ ヤッテクレル ト オモッテイタ ノ ダガ…』



「ぐああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!1」


 突如吹き荒れる怪しい黒雲。その中から現れたのは破壊したハズのHeart‐eartH Dragon。


遊馬「ナンバーズが――――!?」


『ハハハハハ!!ツクモユウマ、テンジョウカイト、カミシロリョウガ。デュエル ノ ケッチャク ハ ツイテイナイゾ!!』


遊馬「誰だ!!お前は!!」


『ククク。ワレ コソ ハ バリアン』


遊馬「バリアンだと!?」


 立ち上がったフェイカーの後ろに浮かび上がる赤い影。その姿は、アストラルと同じエネルギー体のようだ。


アストラル『――――!?』


《No.92 偽骸神龍 Heart−eartH Dragon》
ランク9/闇属性/ドラゴン族・エクシーズ/ATK 0/DEF 0
レベル9モンスター×3
このカードは戦闘では破壊されない。このカードが特殊召喚に成功した時、相手フィールド上に攻撃表示で存在する全てのモンスターの表示形式を守備表示にする。この効果の対象になったモンスターの表示形式は変更できない。このカードの戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージを無効にし、その戦闘ダメージの数値分だけ相手ライフにダメージを与え、自分はその数値分だけライフポイントを回復する。このカードの特殊召喚後に相手フィールド上に置かれた全てのカードは、その次のターンのスタンバイフェイズ時にゲームから除外される。このカードがエクシーズ素材の無い状態で破壊され墓地へ送られた時、このカードは1度だけ墓地から特殊召喚する事ができる。この効果で特殊召喚たこのカードの攻撃力は、ゲームから除外されている全てのカードの枚数×1000になる。







次回、「奇跡のかっとビング!未来を切り開けゼアル!!」













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