【FGO感想 】人智統合真国 シン 第1節「第三の異聞帯」【シナリオキャプチャ】
それは生前の彼との記憶。
不死者であった女と、自ら毒を飲んで死を迎えた男の記憶。
毒のせいか、体調が悪い。
悪い想像ばかりが頭を過ぎる。
そうだ、今回はタイムリミットがある。
だから、急がないと・・・。
そう焦る度に、心臓は鼓動を早めた。
平気、ちょっと息苦しいだけ
マシュにそう告げる。なるべく強がりには見えないように、気をつける。
ガコン、と重いハッチが開音。
虚数潜航直後のボーダー表面はなぜかいつも凍りついている。
今までは雪が降る場所が多く、あまり気にしていなかったが、今見ている光景は・・・・。
これが、ロストベルトの中国?
見渡す限りの田園風景。時間帯は夜。山影がくっきり見えるぐらい明るい月光が降り注いでいた。
哪吒が消沈している。仙人がいた時代に生まれた彼女(彼?)は、土地勘には詳しそうだが・・・。
ボーダーは低速で霊脈のある方角へ進んだ。
移動して周囲を見渡すが、やはり周りには田畑しかない。
村、といえるものなのかは不明だが、人が暮らしていると思われる集落のような場所が見える。
マンション・・・みたいな?
現れたのは中肉中背の成人男性と10代前半ぐらいの男の子だった。
長い警棒の様なものを持った背の高い男が後からやってきた。
ええと、我々は怪しい者じゃありません!!
(おう、正論・・・)
マシュ「イマジネーション・バリツ!」(盾による打撃)
で、ですね・・・。
(うん、実に紳士的だった)
まぁまぁ、落ち着きましょう新所長。
((((ーーーーっは!))))
((((じーーーーー・・・・・・・・・))))
で。
(呆れた声)
うん、でも・・・(わかる)
ささ
(呆れた声)
ホームズはとにかく顔がいい。これは仕方ない。
とりあえずこれでなんとか荒事にはならないで済みそうだね。
つまり、異聞帯には英霊の反応が無い?ってこと?
ここに来て、いくつか思うところがある。
住民は不自由の無い穏やかな生活をしている。
ロシアのように食量に困ったり、北欧のように管理されているわけではない。
周囲に驚異となる存在も無い。本当に穏やかだ。
朝方、早めに起きてマシュと一緒に日の出を眺めていた。
ん?真上に筋?
よく見ると飛行機雲のような筋が空の端から端まで伸びている。
匂い?
農夫たちが騒ぎ出した。
畑の中から現れたのは、氷のように白い魔獣だった。
突如現れたクリチャーチは農夫たちに襲いかかる。
マシュと哪吒でそれを迎撃する。
今のはロシアの異聞帯にいた・・・・
もちろん!その時はオレたちが守りますよ。
しかし、現状手がかりが無いのも事実。
死骸を調べても、新たな情報は得られなかった。
大丈夫、ちょっと息苦しい程度です。
(ケーキに毒を盛られたのにケーキ食ってたのか・・・。)
コヤンスカヤ!
そういってダ・ヴィンチちゃんがモニターに映したものは、目を疑うものだった。
地上に見えるのは都市・・・?その上空に見える巨大なアレは・・・?
な、ナニコレ!?
始皇帝・・・・・・。