【映画感想】総勢55人のメモリーズ!感動の超大作「映画HUGっと!プリキュア・ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」感想
都内某所、というか新宿。
同僚と一緒に公開二日目に突撃してきました。
初日の評判で体は十分に温まっていたので、もう体調は万全です。
新宿バルト9に行ったらびっくり。なんとギネス認定証が展示されていました。
ギネス記録おめでとうございます!!
「magical warrior」と書かれていました。魔法戦士?でいいのかな。
他にもOIOIでコラボショップやってました。
エポスカードほしいけど、絶対おっさんが持てるやつじゃない。。。
ちなみにお店には等身大?パネルがありました。キャワたん。
さて、観てまいりました。オールスターズメモリーズ。
前評判からもうずいぶん話題になってましたし、先週までのテレビ放送がもうお金払わなくて観れる新作オールスターズ状態だった上に、世間的にもグラブってるおかげでブラック・ホワイトの声がテレビからずっと聞こえているこの時期は本当にもうこの瞬間に立ち会えただけで、全財産を他人に譲って無人島で暮らせるぐらい、満たされてしまって、もう最高というか、もう、、、、ホント、、、、、、すごぃ、、、、、、
さて、ここからはネタバレ入るので、要注意です。
物語の舞台、冒頭はいつもの横浜みなとみらいから。
ザケンナーとの戦いに一息ついていたブラック、ホワイト、ルミナスの3人は、謎の不思議な生き物ミデンの襲撃を受ける。
・・・ミデンの声はご存知、宮野真守。一見無邪気そうな言い回しの中にある不気味な雰囲気を醸し出すキャラクターとしてとても合っていました。「こいつ、何なんだ?」感が不気味さを出していてよかったですね。あとは、ミデンは記憶を奪ったプリキュアの決め台詞を言うんですけど、それが若干煽るような言い方で、邪悪そうに見えたのも良かったです。プリキュアの決め台詞を言う時、カラーリングがそのキャラをモチーフにした色合いになるのも芸が細かいです。
てるてる坊主のような見た目に反して、記憶を奪う能力を持っているミデンは、その能力を3人に突然向けてくる。瞬時の判断でルミナスは2人の盾となり、記憶を奪われてしまう・・・。
・・・基本的に歴代の敵キャラは人型か、もしくは巨大な怪物の姿だったりするのですが、ミデンはそのどちらにも当てはまらず、新しいカテゴリーのキャラクターだというところも、ポイントですね。
ミデンに記憶を奪われると、小さい頃の記憶しか残らなくなってしまう。それどころか、みんな3~4才児ぐらいの赤ちゃんに戻ってしまう。
エールを守るためにアンジュ、エトワール、マシェリ、アムール、そしてホワイトまでミデンの攻撃を受け赤ちゃんの姿に。
はなの事を覚えていない4人は、「おうちにかえりたい」と泣き出す始末。
はぐたんと一緒に過ごすうちに育児にはある程度慣れてきた はな だったが、全く言うことを聞かない4人についに、はな自身が泣き出してしまう。
誰も自分のことを覚えていない、そう想い悲しさで涙を流す はな。
あれだけ普段元気な なぎさ も小さくなったほのかを前にして涙を流す。
・・・時間をかけて丁寧に描かれていたこのパートでは、はな が思い思いに行動するみんなに振り回されて、目の下にクマを作って泣き出してしまうシーンがあります。靴を嫌がって遠くへ投げたり、勝手に知らないところへ行ったりするみんな。しまいには全員大きな声で泣き出してしまいます。かなり はな が辛そうなシーンですが、でもこれって基本的に「子育て」をする上でみんな経験することなんですよね。。
この辺りは特に、お母さん世代に向けたメッセージのような気がしました。
当時「ふたりはプリキュア!」を見ていた女の子も、今3~4歳ぐらいのこどもがいてもおかしくない年齢なんですからね。
赤ちゃんの世話が大変、もう嫌だ。と泣き出す はな と、
諦めず、あたしの大切な人を守る!と戦う なぎさ。
この映画を観ているお母さん達は、15年前、テレビの中で戦って応援してくれたプリキュアが、なぎさが、今、大人になって子育てしている自分を応援してくれている。そして、それを自分の子供と観ている。
15年かかったからこそ、そのメッセージ性の強さはとてもあると思います。もう、泣きました。子供もいないおっさんですが、そのメッセージ性は受け取れたので、号泣しました。
最後に残った、はな と なぎさを狙うミデン。
はな に向けられたその攻撃を なぎさ は全身で受け止めるが、ほのかがいないと変身できないので、生身のまま攻撃を受けてしまう。
どんな痛みがあろうとも大切な人を見捨てないなぎさ。
「ぜったいにあきらめない」強い意志が、はな を奮い立たせます。
そんな なぎさ の姿を見て、記憶をなくしたはずの ほのか は思わず「なぎさあああ!!!」と名前を叫びます。
・・・わたしが泣いてちゃだめなんだと、みんなを守るために痛みに耐えて立ち上がるところは、特に力が入っていたシーンでした。もう泣けます。ぼろぼろ泣きます。
・・・そして、記憶が無いはずなのに、自分をかばってくれるなぎさの姿を見て、その名前を叫ぶほのか。もう奇跡。ミラクル。泣きます。
・・・ここで最初のミラクルライト。公開2日目ということで満員の会場内が光り輝きます。DVDでは絶対に観れないこの臨場感。今、まさに自分は奇跡の瞬間に立ち会っている。泣きました。
力と記憶を取り戻したホワイトと共に「ふたりはプリキュア!」の反撃が始まります。
・・・揃って壁蹴りからのダブルアタック。息が合っているとかいうレベルじゃない。もうシンクロです。同位体です。でも動きはちゃんとそれぞれ違っていて、一見バラバラなのに、二人で一緒に戦うと何倍も強い。もう最高です。泣きました。
強力な二人の攻撃に逃げ出すミデン。その目的は、自分に無い思い出を他人から集めて幸せになることでした。
既に50人近くのプリキュアの記憶を奪っているミデンは、記憶を奪ったプリキュアの技を使うことができます。
・・・全員チビキャラにしてしまうという神としか思えないこの演出。ちびっ子全員が映るシーンは、もう幸せ空間すぎてずっと眺めていたかったです。みんな赤ちゃんに戻っているものの、ちゃんとそれぞれの個性は残っているので、思い思いにやっていることが微笑ましすぎて、もう、なんか、いろいろやばかったです(ついに語彙力消失)
・・・この変からニヤケ顔が止まらず、表情筋が痙攣していました。
強力な力を持つミデンは、自分の城を築き上げ、その中に閉じこもってしまいます。
みんなを救出すべく、城へと潜入するブラック達。
・・・やった!どれだけ暴れても街に実被害が出ない空間きた!という不謹慎な興奮を押さえつけながらも、冷凍みかんの濁流というよくわからない展開にまさかのお姫様抱っこを見られて、思わず昇天しかけました。「はぁぁぁ!!!」と超サイヤ人になる時の悟空みたいな声が出ました。
キュアミラクルの記憶の世界で巨大モフルンと冷凍みかんの滝に襲われるブラックとマシェリ。それをお姫様抱っこで抱えるホワイトとアムール。頼れるのは冷静な相棒!
・・・「頼りになるのは冷静な相棒!」←ここの流れが最高。「まったく、世話が焼けるんだから」という言葉がぴったりなほのかの表情もグッときます。あと、マシェアムがどう見てもイチャツイているので、泣きました。
ミデンの記憶の部屋にたどり着いたエール達は、ミデンを止めるべく連携して戦いますが、逆にミデンに取り込まれてしまいます。
・・・ミデンの正体が判明するシーンですが、ミデンの目が時々カメラのレンズみたいになるのは、そういうことなのか、と思いました。あと、大正時代のカメラとかって、ああいう布を被せていましたよね。
エール達を救うには・・・「そうや!プリキュアならここにたくさんおるやん!!」ハリーが閃きます。
「思い出を取り戻せば、プリキュアを元に戻すことができる」
ハリーとはぐたんは他のプリキュアとの思い出は持っていません。
だけど、今、この場で映画を観に来ているみんなには、大好きな思い出のプリキュアがたくさんいます。
みんなの思い出を力に、オールスターメモリーズがプリキュアに奇跡を起こします。
・・・本作の最大の見どころ。もう大号泣。今までの映画は、ぷいきゅあー!がんばれ―!というある意味義務付けられた応援(言葉を選ばず書いています)だとすると、今回は違います。本当に、純粋に、「彼女たちに会いたい」「彼女たちの力になりたい」「彼女たちを救いたい」という想いがリアルに爆発しました。
好きなプリキュアを応援?いや、全員好きなので、全員推しでいきました。
何よりこの瞬間、子どもたちだけでなく、大人も純粋にプリキュアを応援していて、マジで会場が一体化しました。大号泣で、顔面の弛緩した筋肉が痛かったのと、涙で全然前が見えてなったのと、ここはあと2回は見てきます。
・・・変身したオールスターズと増殖したミデンとの戦い。CGパートの本領発揮。特に、ホイップ、ミラクル、フローラの台詞は胸を打たれました。全キャラに台詞と技があり、それを見ているだけで胸がいっぱいになります。泣けます。この頃になるともう鼻水啜ってました。
・・・特に素晴らしかったのが、戦闘パートはキラプリから初代に向けて1つずつ描かれていくんですけど各シリーズの主題歌アレンジのBGMが流れてそれが意味わかんらないぐらい素晴らしかったのでサントラ買います。(息継ぎなし)
ラブリー師匠が相変わらずビーム打ってたり、ハッピーが気合注入して連射してたり、ブロッサムがお尻パンチしてたり、マカロンだけ座りながらマカロン振り回していたり、ブルームとイーグレットが両手を繋いで駆けていたりともう見どころ満載です。必殺技バンク好きの私は、供給過多で殺されるかと思いました。
ミデンとの決着は、勧善懲悪の流れではなく、1つの悲しい出来事として受け止めてあげたのが良かったかなと思います。エールの優しさ、成長が今回の映画でたくさん知ることができました。
ED前のピクニックのシーンは必見、色々な組み合わせが見れてお腹いっぱいです。
思わぬ組み合わせから、やっぱりそうだねと納得の組み合わせだったり、色々あって面白かったです。
その他、パンフレットには歴代の名シーンが掲載されていて、もうチョイスが、わかってる人がやったとしか思えないぐらいの厳選でこれだけで泣けます。このページだけで2回泣けました。
思い出補正すごぃ・・・。
他にも、今回総出演したキャストのコメントが掲載されていて、現場のエピソードから、物語の思い入れの話だったりといろいろな裏話が聞けました。
その中でも、特に思い入れが強かったであろうルミナス役の田中理恵さんのコメントがもう泣けます。ここで泣きました。ていうか、3人ずつぐらい読んでその度に泣いていました。
最後に集合絵のエモかったところを紹介していきます。
あおい「もっとこっち来いよ!」
ひまり「うえぇ!?」
あおひま尊い。。。
えりかの満面の笑顔が良い・・・。似たもの同士でひめも一緒にいます。
のぞみとラブで例のハートを作ってます。そして、手前の咲舞で白飯3杯いけます。
シャッターの瞬間一人だけ目を閉じてしまっているリコ。ユリさんがさり気なくサムズアップしてる・・・尊い。
いちゅきが高校生二人に挟まれて若干戸惑っている・・・。こうしてみるとあきらとゆかりはやっぱり大人っぽいですね。
左側、プリキュアとモデル兼任しているきらら MIKITAN、ブッキーが一種にピース。
ひめのウザさに若干反応しているスポーツ少女あかねとりん。
パンフレットも見どころ満載。劇場ではぜひお手元にとってみてください。
私はあと2回いきます。
あと、サントラは私の葬儀で流してください(家族へ)