亜種特異IV [ 禁忌降臨庭園 セイレム ] 異端なるセイレム【第8節 最後の結び目】
それは突如として何の前触れもなく現れた。
地上の明かりをすべてかき消し、夜の帳に紛れて町一つを覆い
尽くすように広がるその光景は"暗闇"と呼ぶに相応しい───。
暗き闇の中より放たれる悪意に満ちた特大の魔力は、
人理焼却を目論む魔神の影を彷彿とさせる。
すべての元凶を排除した時、異端の地にて訪れる結末とは…?
神が、降りる日。
そしては、始まりにして終わり。
銀の鍵の門が開く。
世界に痛みをと泣き叫ぶ。
死骸は人を喰い、新たな死骸を作る。
繰り返す命、繰り返す死。
アイゲイルに語られた真実。
そして。カーター氏の嘘。
偽りの法廷で、7つの罪状が明かされる。
現れた魔神柱ラウム。
彼が呼び寄せた偽りの神。
そして、アビゲイルは・・・。