【FGO】イベントクエスト - 見つける者、明かす者、探偵―――或いは調停者(2/2) - 【シャーロック・ホームズ】
「初歩的なことだ、友よ」
この余りにも有名な言葉は、実はホームズの著者コナン・ドイルの描く原典には一度しか登場していない。
その後、様々な創作物で広く知れ渡ったため、現在彼はこれを「宝具」として発動するに至っている。
英霊には知名度による補正の他に、伝承・信仰による補正もある。
事実とは異なり、吸血鬼の異名を当てられたヴラド三世は、事実サーヴァントとして召喚された後、生前無かった吸血能力を持っている。
「脱獄」「復讐者」として語られるエドモン・ダンテスは、その鋼の精神が昇華され、時間の法則さえも脱出するほどの高速移動能力を持っている。
「事実は小説よりも奇なり」というが、まさにそれである。
その昔、日本に鬼は居たのか。居なかったとすれば、カルデアにいる酒呑童子や茨木童子、そしてそれを討伐したという源頼光と坂田金時の話はどうなるのか。
現実と空想。真実を知るのは、本人だけである。
あらすじ
・ホームズの依頼でシミュレーターのバグ潰しに同行することになった。
ホームズが素手で戦っていたんだけど、、、、
「「「「バリツ!!!」」」」
いや日本人だろうが「バリツ」とか聞いたこと無いし。
そういえば、クラスもルーラーに・・・。
ルーラーになってたの!?
つまり、ダ・ヴィンチちゃん的には「例外」の「例外」なんだろうな。。
ホームズの顔に緊張感が映った。
敢えて彼はマシュに聞き返したが、何を聞かれているのかは彼にとっては改めて聞きなおす必要が無いぐらい既に予測済みの問いだろう。
ホームズは実在したのか、それとも架空の小説のキャラクターなのか...?
あ、そうか。
でも、元々が実在したっていう証拠が・・・。
確かにそうだ。
ん?話ズレてない?
え、?
随分デジタルな怒鳴り声ですね。。。
どうも怪しげってこと?
いや、それはホームズの言い方が悪いでしょ。
勝つ度に発生するもの?
人格も感情もないのに怒り・・・?
いや、それよりその怒りを止めないと!
(た、たしかに・・・)
こうして、終始正論を訴え続けるダストデータを無事に削除した。
で、結局ホームズは事実なの?架空なの?
もう、、、、、いいです。
こちらの反応を笑って楽しむホームズ。
それを見ていたら、これ以上追求するのか少し馬鹿らしくなってきた。
彼らは確かにそこにいる。
それは誰にも否定できない現実(ノンフィクション)だ。
探偵と教授は笑う。
小説では語られなかった、意地の悪い笑みを浮かべて。