【毎日更新】line walker ゲームプレイ日記

毎日欠かさず更新して約11年目・・・・・。FGOとホロライブ・ホロスターズ中心のブログです。

【FGO】Epic of Remnant 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿「新宿幻霊事件」【第8節 女帝クリスティーヌ】

歪んだ歴史を修復しようとする時、膨大な取りこぼしが発生する。
排斥された狂気が作り上げた脚本。
忘れ去られた世紀末の神話。
かつてない規模の殺人事件が、亜種特異点となって完成する
完全犯罪計画、起動―――――幻霊よ、背徳の街で踊り狂え。



・前回まで
ジャンヌ・ダルクとの合流に成功した一行は、新宿のアーチャーの提案で歌舞伎町にいる「新宿のバーサーカー」を止めることになった。
「新宿のバーサーカー」ことファントム・ジ・オペラ率いる自動人形コロラトゥーラ軍団は、人間を素材に三百体の自動人形を量産していた。




そこは魔境の中でもさらなる魔境、新宿歌舞伎町。



断末魔のような歌声が反響する。その声は決して人間が出せるものではない。


本物の断末魔が響く。救世はなく、ただただ赤く血に染まるだけだった。













どうやったの?



うん。渡されたリモコン式の右手に持ってみせる。



再び自動で動き出したコロラトゥーラは、街を巡回している偵察用コロラトゥーラの部隊の後ろに混ざるに走っていった。



ジャンヌの言わんとしていることはわかる。そう言ってくれるだけでだいぶ楽になった。



やるしかない。



アーチャーの声に合わせて右手に力を込める。人形の中には、もう助からないけどまだ生きている命がある。それをこの自分の右手が、止める。。。



あれ?



気づけば、アーチャーも同じスイッチを持っていた。もしかしたら、自分が押せなかった時に、代わりに押すために用意していたのかもしれない。



だから、元々悪人の自分が手を汚す。そう言いたかったのだろうか。



なんとなく、救われたような気がして、自然と感謝の言葉が出た。







とっさのことで忘れていたが、爆弾は確実に爆発していた。

夜の新宿に反響する爆発音。立ち込める黒煙。

混乱する現場の中心で二人のオルタが台風の目になっていた。


狂ったように動き回るコロラトゥーラ軍団。まだファントムの姿は見えないが近くに大きな魔力反応が2つある。

アルトリアとジャンヌを指揮し、アーチャーのサポートの元、自動人形たちを一掃する。





硝煙の中から礼装に身を包んだファントムと、一回り大きいコロラトゥーラが現れた。

ファントムは何やらボソボソと言っている。



本人に聞こえるように一際大きな声で挑発するようにアーチャーは言った。



舞台劇の一幕のようだ。ファントムは透き通る声で、アーチャーに問いかけた。



あなたを止める。もう終わりにする。







アーチャーの作戦はこうだ。

ファントムはバーサーカー化しているおかげで耐久面に難がある。

そこをついて一斉攻撃。ファントムを倒せば、クリスティーヌの方も止まるかもしれない。


しかし、ファントムの方を止めてもなお、クリスティーヌは暴走し続けた。

肉体である人形を破壊しても、壊れた箇所から巨大なゴースト(幻霊)が実体化し、襲い掛かってくる。

だが、これはアーチャーも予想していた事態だった。

タイミングを見計らって、宝具の一斉攻撃で畳み掛け、クリスティーヌの幻霊を追い込んだ。








壊れてもなお、彼女は語り続ける。しかし、戦闘前とは違い、はっきりした意識があるように見えた。



悲哀と慈愛。そして、嘘を抱えてクリスティーヌの幻霊は消滅した。


そう言いながら、ファントムはこちらのアーチャーを睨んだ。

いきなり視線を向けられ、思わず動揺するアーチャー。




しかし、続けようとした言葉は、背後から放たれた弾丸で途切れた。


ファントムは、体の内側から爆発した。



ひと目見てわかった。ジャンヌが言っていた近代兵器を使うもう一人のアーチャーだ。



カルデアには彼の霊基パターンが既に登録されている。しかし、それは守護者として、正義の味方として戦う両剣使いのエミヤだ。



アーチャーは銃剣を構えた。ファントムの時を考えれば、被弾すれば内側から破裂する恐ろしい武器だ。



了解。

新宿のアーチャーが棺桶を構える。



エミヤの死角から投かんされた黒いダガー。反射的にエミヤは後ろに後退する。



アサシンには飛び道具を避ける「風除けの加護」がある。実は、アーチャーのエミヤでは分が悪い。



そういってアルトリアを一瞥し、エミヤは姿を消した。



いきなり現れたハサンを警戒して二人は剣を構える。



ありがとう。しかし、相変わらず固っ苦しいね。



ファントムとクリスティーヌを倒し、一行は歌舞伎町を出た。