【FGO】「魔法少女紀行 〜プリズマ☆コーズ〜」 prolog-1- 【棄てられし少女たちの墓標】
それは遥か遠い昔――――――と言ってもそこまで大昔ではなく、まだ"魔法少女"という概念が無かった時代の二人の少女の始まりの物語。
ふと落ちていた意識を持ち上げる。
聞き慣れた彼女の声がする。
彼女の声色にはためらいがあった。だがそれは、それを実行したくない後ろめたさより、やりたいけど今の自分にはこっ恥ずかしくてできない恥じらいが混じったためらいだった。
いいじゃないか、望むところだ(おはようのチューを期待するダメマスターの図)
むむ、なぜかこっちが辱めを受けてしまった。バツが悪いので起きよう。「どうやら屋外みたいだし」
なんか、空が、狭い?
とりあえずカルデア(本拠地)に連絡を。
まぁ、こういう突発案件は今に始まったことじゃないし、時期にトラブルが向こうの方から尻尾振ってやってくるだろうし。
とか思っていると早速絹を割くような(なんか機械音声っぽい)乙女(?)の悲鳴が・・・(昭和感)
顔面に入った。さすがにシールダーといえども顔面は鍛えられない。
泣いてるわこの子なんていい子なの。
む、しゃべる杖か?
初対面でメッチャフランクなんだけど、そもそも何者?
(聞かれたかったのか。)
なんか、テンションがついていけない。
え、なぜここにスーパーケルト○○○(放送禁止)さんが・・・。
危ない!魔力砲?あなたライダーじゃなかったでしたっけ?
いや、全然状況が飲み込めないんですけど。
もしかしなくても女王メイヴ?未だにカルデアにはお越しいただいていないが。。
なるほど、なにもかもが手遅れのようだ。
(大学生が通じている。。)
何そのスウィーツな国・・・。
この大学生やる気満々だ。。。なんとかしないと。
それはそうと、君のマスターってどんな人だい?
(どっちの味方につくかの最終確認)
(だめだ、全然良くわかんないけど、たぶん女の子だって情報は断片的に)わかった!
こいつらいつぞやのサンタな世界で出てきた雪属性エネミー。
倒したら倒したで謎のアイテムを落としていった。
ぬいぐるみはまだかわるが、こっちのDVDはなんなんだ。。。
さっきと名乗りが違うんですけど、魔法少女は無かったことにされた・・・?
(単にこちらが相手をしなかったからか。)
おや、いくらシールダーでATK値が実戦向きじゃない(禁句)からと言って、マシュの攻撃が1ミリも効いていないだと・・・。
うーん大学生か(悩む)
シールダーとはいえ(禁句)何かがおかしいのは確かだ。ここは一度下がろう。
お、女の子?しかも制服の正真正銘のJS(犯罪臭)じゃないですか
はて、アインツベルン・・・。どこかで・・・。
そういうとイリヤスフィールは、ルビーと名乗るステッキを握りしめた。
少なからず魔術にかかわるものなら、そこで何が起こったかを瞬時に理解した。
ルビーからは膨大な魔力が溢れている。
それは、手にいたイリヤスフィールを通じて・・・・・・。
へ、変身した!?
プリズマ・イリヤ?は、ルビーのステッキを横一閃に振り、魔力弾を斬撃としてメイヴに放った。
今度は魔力弾を収束させて、巨大な魔力砲として打ち出した(完全に解説役に回ってしまった私)。
しかし、メイヴへの攻撃は謎の生物(ぬいぐるみ?)によって弾かれてしまった。
え、何この人(?)たち・・・。
ライダーとバーサーカーっぽい彼女らは、そのまま遠く雪が舞う山脈へと消えていった。
メイヴが去った途端気が抜けたのか、イリヤスフィールの変身があっさり解けた。
魔力値もほぼゼロに近い、先ほどまでとは明らかに変わったいた。
要するに彼女は、しゃべる変身ステッキと一緒にこの世界にやってきた普通の小学五年生の女の子だった。
とりあえず、これだけは言える。
また厄介なことに巻き込まれた。。。