【映画】劇場版銀魂完結編 万事屋よ永遠なれ【感想】
それは万事屋が劇場で映画泥棒をしょっ引いている時だった。
「アレ?俺…さっきまで劇場に…いたよな」
坂田銀時、消える。
時は数年後、そこには変わり果てた「かぶき町」の姿があった―――。
「ギャーギャーギャーギャーやかましいんだよ…発情期か貴様ら」
数年後の未来…そこは銀時が不在の世界だった…
「その程度で万事屋の名、名乗るなんて、百年早いんじゃないの」
荒廃した町並み。見慣れない人々。何一つ自分の知っている町とは違う。
「俺たちの大将は戻ってきたが…アイツらの大将は、もう帰ってこねーんだから」
「聞きてーことがある…百詛(びゃくそ)って、一体何だ…?」
江戸に蔓延する死のウイルス。鍵を握るは未来(数年後)と過去(攘夷戦争時代)。
『お前のその禍々しき手は、いずれその腕に抱いた、尊き者まで粉々に握り潰すだろう』
「出来ることならもう一度見たかったな…。あの3人の笑顔…」
銀時を追い続けた末にさ迷い続ける新八と神楽。
ツッコミを捨て、洞爺湖を受け継ぎ、剣を極めた新八。
片言のアルアル口調と、食いしん坊聞き違いキャラを卒業し、着流しを受け継いだ神楽。
過去からやってきた銀時は、未来の二人に依頼する。
「…俺ともう一度、万事屋再結成してもらえるか?」
世界を救うため、銀時は過去の因縁を断ち切りに――――
「知らないアルか?このフィルムは…バラバラに持ってても意味がないネ」
「…っ僕らは!!こんな未来望んじゃいない!!」
「俺を殺れんのは俺しかいねーだろ」
渦巻く陰謀。黒い執念が銀時を、その仲間を襲う。
「こんな薄汚れちまった剣でも…守れるもんなら、まだあるさ」
「みんな、お帰りなさい」
週刊連載と同時並行し、来場特典のおまけに零巻を書こうとしたが間に合わずメモ帳に収まり、肝心の原稿は半年遅れてようやく仕上がり、スタッフ総出で死に物狂いでアニメ銀魂の最終幕を彩る。
全てがここにあり、全てがここに終わる。
堂々完結、「劇場版映画銀魂完結編〜万事屋よ永遠なれ 」。絶賛そこそこヒット上映中!!
というわけで観て来ました。銀魂。既に親に先を越されて色々とネタバレされそうで悔しかったので、さっさと時間作って観て来ました。
相変わらずの尺アニメで始まる冒頭。まさかのアイツが重要なキャラに。そして、攘夷戦争時代に残されていた超展開設定。
後付けで入れ込んだ割に凄い手の込んだ脚本でした。タイムスリップ&世界観改変は、空知先生の独壇場ですね。
終始奮闘する銀さんは男を見せてくれます。途中でキノコっちゃうのに会場では笑いが絶えませんが。
笑って泣いて、スッキリと、とても良い映画でした。あの4人も揃って本当に本当に最終幕です。
終わる終わる詐欺を払拭した素晴らしい作品でした。
後大人神楽が想像以上に可愛いですアル。エリザベスは…………。
写真左下は劇場版記念CDで「SPYAIR」の銀魂に使われた曲「サムライハート」「サクラミツツキ」「現状ディストラクション」が収録されています。こちらもオススメ。
- アーティスト: SPYAIR
- 出版社/メーカー: SMAR
- 発売日: 2013/07/03
- メディア: CD
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