《ヴェルズ・ケルキオン》《セイクリッド・ソンブレス》考察

１１月２３日に発売される「デュエリストセット Ver.ダークリターナー、Ver.ライトニングスター」に付属される新規カード。それぞれ「ヴェルズ」と「セイクリッド」のモンスターで対となっていて、有する効果も対象が属するカテゴリというだけでステータス共にほぼ同じ様に扱う事ができる。

《ヴェルズ・ケルキオン》-Super
星４/闇属性/魔法使い族/ATK1600/DEF1550
自分の墓地の「ヴェルズ」と名のついたモンスター１体をゲームから除外して発動できる。自分の墓地から「ヴェルズ」と名のついたモンスター１体を手札に加える。「ヴェルズ・ケルキオン」のこの効果は１ターンに１度しか使用できない。この効果が適用されたターンのメインフェイズ時に１度だけ発動できる。手札から「ヴェルズ」と名のついたモンスター１体を召喚する。また、このカードが墓地へ送られたターンに１度だけ、「ヴェルズ」と名のついたモンスター１体をアドバンス召喚するためのリリースを１体減らす事ができる。

ヴェルズの強みはなんと言ってもフィールドアドバンテージ。ウサギからのオピオン、ラギア（ヴェルズラギア）、ハバムート等の強力なモンスターを速効で展開でき、サンダーバードやマンドラゴで展開をサポート、それによってフィールドを制圧し、相手の行動を抑制するのが強力。
サポートカードも魔法・罠耐性やサーチ効果など、汎用性が高くこれと云った弱点は少ない。

ここでケルキオンだが、ステータスとしてはアタッカーには向いていない。第一効果を考えれば墓地で使うのが常套手段だろう。《連鎖破壊》や《おろかな埋葬》などで墓地に送るだけでアドバンスリリースが−１できるのは、【インヴェルズ】にとっても朗報。ただし、“インヴェルズをリリースして発動する”効果はギラファやモース等のリリース１体で出すヴェルズには使えない。逆にガザスやホーンはリリース１体で出せて尚且つ効果も使えるので、アドバンス召喚サポートとしては、「ガザス/ホーン/コッペレアル/ゴーレム」の４体のサポートとして見ていいだろう。
墓地へ送られるだけで発動するので、もちろんエクシーズ素材になった後も使う事ができる。オピオンやチェインなどが有効か。
サルベージは除外コストがあるが、元々墓地依存のデッキではないため、純粋な＋１のアドバンテージと見て良い。特に使い終わったオピオンやローチなどが手っとり早いか。【ヴェルズ】としてはサルベージしたモンスターをコッペレアルかゴーレムにして追加召喚したいところ。《侵略の浸喰感染》でサーチも容易なので腐る事も少ないだろう。

マンドラゴorカストル→ケルキオン効果サルベージ→オピオン召喚効果→ケルキオン墓地発動→追加召喚。

が理想か。

《セイクリッド・ソンブレス》-Super
☆４/光属性/天使族/ATK1550/DEF1600
自分の墓地の「セイクリッド」と名のついたモンスター１体をゲームから除外して発動できる。自分の墓地から「セイクリッド」と名のついたモンスター１体を手札に加える。「セイクリッド・ソンブレス」のこの効果は１ターンに１度しか使用できない。この効果が適用されたターンのメインフェイズ時に１度だけ発動できる。手札から「セイクリッド」と名のついたモンスター１体を召喚する。また、このカードが墓地へ送られたターンに１度だけ、「セイクリッド」と名のついたモンスター１体をアドバンス召喚するためのリリースを１体減らす事ができる。

こちらも墓地除外コストにサルベージ効果。効果発動ターンに召喚権＋１。自身墓地送りでリリース軽減。の３つの効果がある。

基本的にはケルキオンと使い道は同じだが、アドバンス召喚の素材を指定するインヴェルズでは実用性が低かったケルキオンと違い、セイクリッドはエスカをどれだけアドバンス召喚しまくってアドを稼ぐか。というデッキなので（え）、リリース軽減効果はセイクリッドの回転力を爆発的に早める。なので、ケルキオンよりソンブレスの方が、実は壊れカード（だと思う）なのである。

サルベージ効果は主に墓地の召喚して効果を発動する、シェラタン、ポルクス、エスカ辺りが妥当か。ポルクスでさらに召喚権を追加しても良いし、シェラタンやエスカでサーチも良い。

特に今までサーチするならシェラタンでもできるものの、その後のランク３の展開力が厳しかったセイクリッド。なのでランク５で展開するためにもエスカを出して出して出しまくれば勝手にデッキは回っていくので、ソンブレスの効果によってシェラタンと同じ召喚条件になるのは強みである。

理想は

ポルクスorグレディ効果→ソンブレス召喚効果→エスカ回収→オメガ召喚効果→ソンブレス墓地→エスカ召喚効果→サーチ

うん面白い。