【FGOシナリオまとめ】Lostbelt No.1[永久凍土帝国 アナスタシア -獣国の皇女-] 第9節 ヤガの生誕 -2-
再び世界を喪い、虚数空間への一週間の潜航を経た彼らに、ついに実数空間へ舞い戻る時が来た。
刺客の殺戮猟兵オプリチニキを「縁」とし突入したその敵地は、「ヤガ」と呼ばれる新人類が暮らす、凍結された北陸の大地。
異なる"歴史"を歩んだ新世界より、新たな聖杯戦争の号砲は鳴らされる。
へ?あ?、、、あ、そういうことか!
正体不明のよそ者がいきなり仲間になったとなると、確かに不信を抱く。
だから、ベオウルフはまずは戦いで実力をわざと見せて、オレたちが信頼できる力を盛った味方だということを他のヤガ達に見せるために敢えて一芝居うっていたってわけか。
(服は着ても良いと思うんですけど。)
コーヒーのような・・・。
へぇヤガにも魔術ができるヤガがいるんだ。
すげぇなヤガ。
辻斬り?
また、「カルデアの者」か。
ここに召喚されたサーヴァントは、あくまで聖杯に似た力でこの世界に召喚されただけだ。だから、カルデアにいるサーヴァントとは別の存在。
カルデアのサーヴァントは英雄の座に戻って、この霊基グラフを通じて再召喚はできる。
でも、最初からここに居て、なおかつカルデアの記憶を盛っているサーヴァント・・・。
確かに、一人だけ、英雄の座に帰らず、カルデア知っているサーヴァントがいる!
え、ちょっと、今いいとこだったのに・・・。
(うちの後輩をナチュラルに口説くのはやめてもらえます?)
頼もしいのが二人いますよ、ねぇ、ダ・ヴィンチちゃん!
(あわわ)
え、こいつって・・・。
冒涜的に、名状しがたい愛らしさですね。あとなんか、こう、地球にいないような。
シャンシャン(中井和哉)
じー。
(すごくショックを受けている・・・!いやたぶんその祟り神みたいなのがいけないと思うんですよ)
(あぁ、目に見えて凹んでいる!)
(あぁ、なんか嬉しそうだ)
ありがとう、王様。
(自分を比較対象に出されてもよくわからないんですけど・・・。)
なにそれ・・・?
他のサーヴァントがまだわかってないからなぁ、それも警戒しておかないと。
特にあの、アナユキ少女・・・。
久しぶりに、夢を見た。
凍るように冷たい空気。
そして、乾いた銃声。
温かいのは、自らを流れる、真っ赤な、