【FGO感想 】人智統合真国 シン 第11節「雛芥子の女」【シナリオキャプチャ】
高長恭は知っていた。
かの仙女の美貌を。
高長恭は知っていた。
かの美貌が孤独であることを。
かつてその身が人であった時、帝の命で自死を命じられた時、その毒杯の傍らで彼女は冷たく微笑んでいた。
彼女は永遠を生きている。
だから、奇跡に等しいこの出会いにも意味があるはずだ。
彼はそれをずっと問いたかった。
サーヴァントとして彼女に忠義を尽くし、そして、かつて成せなかった彼女の悲願のためにその身を捧げた。
一時の再会と、永遠の会合を。
蘭陵王、彼もまた、かつて汎人類史で中国で名を馳せた領主の一人。
統治のなんたるかを知っているからこそ、始皇帝のやり方は彼自身にも理解できなかった。
呪うようにそう言い放った彼女の言葉を蘭陵王は押し殺すように黙って目を瞑って聞いた。
(あぁ、呂布ね。。。)
(よくそれで大丈夫だったな・・・)
(迷ってる・・・)
(ついに両呼びに・・・)
(なぜ・・・?)
(・・・・)
よし(いろいろ不安しかないけど)行くぞ!
もちろん、このまま正面ゲートを突破しよう!
あれ、でも何か忘れているような・・・・。
ダ・ヴィンチちゃーん!
コヤンスカヤ!
あ、MK5(マジでケリ入れる5秒前)
すみません。でも、勢いだけじゃないですよ。
(智慧を失ったはずのフォウくんが人語を話しかけるぐらい怒りに燃えている・・・)
N・F・Fって「ナイン・フォックス・ファウンデーション」の略称だったのか・・・。
くっ、なんて顔が良いんだ・・・・・!
おぉ、的確にマスターを直接狙うとか、エゲつねぇ・・・・。
凄い気迫だ・・・・。
あれは、知っている。死ぬ気の気迫だ・・・・。
なーーーーーーーーーーーーーーーーー。
芥ヒナコが、、、蘭陵王に噛み付いた!?
ぞくりと鳥肌が立った。悪寒が走る。
あれは、違う。
人間じゃない。
ぐびじん?
儚い光を残して、蘭陵王は消滅した。
彼女に最後まで忠義を尽くして・・・。
芥ヒナコ・・・・いや、あれは人類じゃない・・・・!?
はぁとため息をつくコヤンスカヤ。
ガチ真祖・・・。真祖って確か・・・。