「デッドヒート・サマーレース! 〜夢と希望のイシュタルカップ2017〜」【チーム結成 頼光、法師と邂逅す【金剛界編】】
久々の休日をマシュとともに満喫していたマスターのもとへ女神イシュタルが薔薇色の笑みを浮かべながら訪れた。
新たな特異点を発見したというイシュタルは、その特異点を放っておくと世界に悪影響が出ることを二人に告げる。
正式なミッションとしての作戦を要請しようとするマシュを制し イシュタルは特異点を崩壊させるための「ある儀式」について語りだす。
特異点を正すのは、誰もが熱狂する夏の祭り―――
そう、レースクイーンたちによる大陸横断レースしかないと……!
その日、源頼光は夏のイベントにモヤモヤしていた。
(あわわわわ・・・・)
まぁでも、結構ガチのサバイバルだったんですよ
(わかりません)
(あぁ、泣き出しちゃった・・・)
いやいや、あんな事やそんな事って何!?
いやいや、さすがにリンゴが許しませんよ。審査通りませんよ。
落ち着いてください、頼光さん。
頼光さんの想像しているような事はないはず!
(気まずい・・・)
はい?
誅戮って言った!?
え、ちょ、何!?
し、室内で宝具使わないでーーーー!!!
え。
セ、セーラー服!!!!!
そういえば・・・以前に金時が・・・・。
「スケバン」
平安の戦者がどうフォームチェンジしたらスケバンになるんです?
何もかもが凄い(酷い)なって・・・
(昭和すぎる・・・・)
でもその、委員長・・・・スリットと呼ぶにはあまりに大胆な・・・・
い、委員長ゥ――――!!!
とりあえず、頼光さんに付き合わされて、カルデア内の風紀を正す事に。こっちの話を全然聞いてくれないのは、バーサーカーの狂化とか関係なかった。。。
すると、委員長は例のイシュタルカップの張り紙に目を留めた。
おぉ、このタイミングで凄い人が来ちゃった!?
カルデアの―――――
風紀が―――――
乱れる―――――
うん、そこはそうだね。水着に見えなくもないね。ていうか、ボクも最初水着に見えたし。
なるほど、全然わかんない。
しかも自分でも露出度気にしてたんだ。。。
うむ、話がまるで通じん。
(だんだん不利になってきましたね)
(あ、食いついた)
うーん、どうしてそうなるのか。
あの、レースを競馬か何かと勘違いしてません?
ここにカルデア随一の対破廉恥な破廉恥コンビが誕生してしまった。