【FGO】期間限定Fate/EXTRA CCCxFate/Grand Order スペシャルイベント「深海電脳楽土 SE.RA.PH」【プロローグ】
「ゴールデンウィークと言えば行楽でしょう?
一足早いビーチイベントなど如何ですか、愚かな人類の皆さん [ハート] 」
突如現れた電脳魔・BBによって、カルデアは未曽有のGWに突入した。
それは甘くとろけるガールズバトル。可憐、純潔、しかして妖艶───
とっておきのリゾートイベントをお楽しみに!
くすくす
きゃはは
ハハ―――――――――――
アハハ――――――。。。
・・・。
あーあ。
なんか、飽きちゃった。
2017年 5月 某日 カルデア
声高々に赤いセイバー、ネロ・クラウディウスがマイルームで叫んだ。
え、(時期的に)早くない?
※去年の水着イベントをハブられたのを気にしている。
※ちなみに公式のネロの水着赤い稲妻
→さすがにアプリ審査が通らない。
鉄の家に石畳の道・・・そして畑・・・。
あの無人島生活は、なかなかの鉄腕FATE!YARIO村っぷりでしたね。
その時、アーチャーの言葉を遮るように管内放送がマイルームに流れた。
いや、、、自分も初耳・・・。
ふーん。魔術の勉強よりは面白そうかも。
?何か心当たりでもあるのかな?
とりあえずネロ、エミヤ、玉藻の前と一緒に管制室に行ってみる。
セラフィックスについて知りたい
あぁ・・・。
うん、そうだね。
しかし、通信モニタには何も表示されない。どこにも繋がらない無信号の砂嵐がただただ流れているだけだ。
その時だった。
確かに女性の声がした。ザーザーとノイズが走る中で掠れるような声が聞こえた。
しかし、ばつん!と破裂したような音を最後に声は途絶えてしまった。
操作スタッフの一人が困惑して立ち上がった。様子を見るに相当慌てている。
それってどういう・・・?
その時だった。
聞きなれない声が管制室に流れた。艶っぽいが子供のような女性の声だ。
突然の出来事だった。
通信モニターの砂嵐は突如ピンク色の謎のムービーが流れ出した。さながら日曜お昼のトーク番組でも始まったかのようなノリだ。
画面に映ったのは見慣れない少女だった。いや、どこかで見た覚えがあるような気も・・・する・・・。
謎の少女は一方的に語りだした。
一方、謎の妨害通信にスタッフも困惑している。
く、なんてやつだ!カルデアのシステムに介入し、あまつさえ自分だけフルボイスなんて・・・。
こほん、と一拍おいてBBと名乗る少女は語りだした。
ダ・ヴィンチちゃんの指示でBBの言う座標の観測を行う。
確かに観測された場所にセラフィックスは存在した。しかも通信士の話によれば特異点の反応まで検出されているという。
・・・。
(まだ信用できないから迂闊に明かせないな・・・。)
だ、誰がナマコ系マスターだ!
そ、そんなサービス注文した覚えはないけどなぁ・・・。
なんて邪悪な笑顔なんだ・・・。
・・・エミヤ、知り合いだっけ?どう思う?
もちろん。
わかった。ありがとうございます!
もちろん、行ってきます。
体がねじれてふわりと浮いた。
穴を通って遠い、どこかへ。
暗く、深い電子の海へ。
遠ざかる3人の声。
畝る波の音の仲、
誰かが手を伸ばす。