【FGO】Epic of Remnant 亜種特異点Ⅰ 悪性隔絶魔境 新宿「新宿幻霊事件」【第5節 黒聖女ファイアホイール】
歪んだ歴史を修復しようとする時、膨大な取りこぼしが発生する。
排斥された狂気が作り上げた脚本。
忘れ去られた世紀末の神話。
かつてない規模の殺人事件が、亜種特異点となって完成する
完全犯罪計画、起動―――――幻霊よ、背徳の街で踊り狂え。
・前回まで
巨大狼型サーヴァント、新宿のライダーに襲われたところをアルトリア(オルタ)の救援で脱出に成功。
新宿のアーチャーと合流するも、アルトリアはかつてアーチャーと同じ姿の(ユーモアのない)男と戦ったことがあるらしい。
アーチャーの推察から、彼は自身を悪と正義の心に分身した存在であり、自分が善の側だと言う。
謎がまだまだ多いが、アルトリアもパーティに加わり、その日はアルトリアのねぐらで休息をとった。
寝てからどのぐらい時間がたっただろうか?アルトリアに起こされて、電話が鳴っていることに気がついた。
迷いなくアルトリアはオレを指差した。
それなんていうレッド・ホット・チリ・ペッパー?
ジャンプ読もうジャンプ。
もしもし?
その声は、夢の中、監獄島で聞いたあの声だった。
そのつもりで電話してきたのだろう。答えは決まってる。
電話はそこで一方的に切れた。幸い中に引きずり込まれることはなかった。
たぶん、と頭に付けて、今聞いた話を全部伝えた。
ふっと頭の中でその光景が瞬時に浮かんだ。まぁ、そうなるよね。
論理的だ、正しい。助けに行こう。
(アウ!)
電話の主が指示した通りの方角へ向かう。すると、突如大きな火柱が御苑の方向で燃え上がった。
アルトリア、アーチャーと目を合わせ、3人は駆け出した。
御苑に向かう最中、ビルの屋上から遠ざかるサーヴァントの姿がチラリと見えた。
あ、どうも。たぶん、オルレアンではお世話になりました。。
とりあえず、そこらへんの群がるゴロツキを相手にした後、御苑前を歩く。
野垂れ死ぬ気満々だったジャンヌは、アルトリアと話してから随分とピンピンしている。
見えないように剣と旗を構える二人。と、とりあえず無事で良かった良かった!
え・・・?
火あぶり5秒前。ジャンヌはアーチャーの反応を見ているが、その手を振り下ろせば、アーチャーは丸焦げになる。
まぁ気持ちは(わかる)
まぁ、信用できるかどうかはおいておいて、彼は善人(っぽい)のは確かだよ。
まぁ、ね。ここはこういう場所だし。わからなくもないよ。
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夜は更けるが、時間はAM10時。さて、この後どうするか・・・。