【FGO】幕間の物語 ネロ・クラウディウス(ブライド) -出会いの花束-
突然呼び出されてレイシフトした先は、炎のフユキ市。
マシュ抜きで二人で会いたい、とネロはここに呼び出した。
そう、彼女はあくまでネロ・クラウディウス本人だ。セイバーとキャスターで2つの側面を持っているジル・ド・レェやクー・フーリンとは違う。
花嫁衣装に身を包んだ、ローマを共に翔けたネロ本人なのだ。
つまり、包容力を求められている?
と、気づけば周りを囲む黒い影。元々この土地で聖杯戦争を行っていたサーヴァントが、亡霊のように影となって残留しているのは、今更驚くことじゃない。
誓い、ですか。
これがローマ流、O・MI・A・I・・・!
確認できたシャドウサーヴァントは、メドゥーサ、弁慶、呪腕のハサン、クー・フーリン(術)、赤いアーチャー、ヘラクレス、アルトリア・オルタ。
しかも虚影の塵を全員ボロボロ落としていく。これは確定っぽいので、塵不足のマスターは要チェック。
っは。お見合いで塵集めしてるこの状況は・・・。
話がどんどん進んでいくなぁ・・・。
炎の街の中、彼女の笑顔はまさに輝く太陽のようだ。
その後は、何やら満足気な様子の皇帝陛下と共に、フユキを後にした。
当然ドレスの裾は煤で汚れていたが、その時の彼女は嬉しそうに指輪を見つめていて、気づいていなかった。
(がんばろう。)