【バリアンの力】《Vサラマンダー》【考察】
《Vサラマンダー》
☆4/炎属性/魔法使い族/ATK1500/DEF1300
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の「希望皇ホープ」と名のついたモンスター1体を選択して特殊召喚できる。自分のメインフェイズ時、フィールド上のこのモンスターを自分の「CNo.39 希望皇ホープレイV」に装備できる。このカードが装備されている場合、1ターンに1度、装備モンスターのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。装備モンスターの効果を無効にし、相手フィールド上のモンスターを全て破壊し、その数×1000ポイントダメージを相手ライフに与える。
今気づいたけど魔法使い族なんですね。魔法使い族と云えば特殊召喚サポートが充実してますが、このカードは召喚時に効果を発動するので前半の効果は無意味ですね。
さて、真月警部との友情の証、《Vサラマンダー》ですが、アニメがあんな展開になったもので、遊馬のデッキに組み込もうかそもそも躊躇してしまう1枚。
しかし、その効果はかなり強力。サンダーボルト+バーンという除去能力だけ見れば遊戯王界でも禁止カードクラスの効果を持っています。
まずは召喚時、希望皇ホープを蘇生させる効果を持つという事で、主にホープを運用した後に使うことになりますね。無印ホープ、ホープレイ、ホープレイV、ホープレイ・ヴィクトリーの4体に対応し、前半の効果を使用すれば後半の効果に繋げられる。主に《No.39希望皇ホープ》《CNo.39希望皇ホープレイ》のどちらかを「RUM」で《CNo.39希望皇ホープレイV》にする事で効果の発動条件は満たせます。
ここで注意すべきは大本命の《CNo.39希望皇ホープレイV》を蘇生させてしまう事です。装備条件であるホープレイVには、オーバーレイユニットが無いとこのカードの効果を発揮できない。もちろん「RUM」しなくとも、他のエクシーズサポート効果でオーバーレイユニットを増やす事も可能ですが、一般的にはこのカードを召喚・墓地にはホープ・手札には「RUM」という3つの条件が必要になります。
もちろんこれは相手が何も妨害せずにいた場合のみで、そうそう上手くいくとも限らない。あくまで発動条件を揃えてもそこから先がむしろネックで、相手の場にも依存するので相手の場に複数のモンスターがいない場合は《CNo.39希望皇ホープV》の効果をさっさと使った方が早い。
強力な効果故に使いどころが難しい。結果使いこなすまでには何度もデッキバランスを調整しないとコンボを狙うのは大変だろう。
因みにエクシーズモンスターに装備していること、装備しているエクシーズモンスターに素材があること、が条件なので《甲虫装機 エクサビートル》の効果でこのカードが装備されている場合も発動は可能だとか……。